手を伸ばしたとき、部長に抱きしめられてしまいました。

（製薬部門で新しく作らせた媚薬を、愛華くんで治験してみるかな。）
　部長がカバンから錠剤を取り出すと、口の中に入れて、唇を奪われると、口移しで飲まされました。
　私は錠剤を飲み下してしまいました。
「部長、これは・・・」
「今回新しく作った媚薬だよ。
　この媚薬は前のものより改良してあるからよく効くだろうな」
　そして、部長は私の唇を貪るように吸い付いてきます。

いやな口臭が鼻腔を刺激してきますが、弱みを握りているので、逆らうことができません。

「ほらほら、愛華くんも恋人とするように、舌を絡めてこないと、俺の機嫌を損ねたらどうなるかなぁ？」

（くっ・・・ヤリタイ放題されても逆らえないなんて）

　私は仕方なく、部長の舌に舌を絡ませて、唾液の交換をするようなディープキスを行います。

（はやく、終わってぇ）

　それから、私の口の中を舐め回しながら、ブラウスのボタンを外します。
　ブラウスを脱がすと、赤いブラジャーを外し、私の巨乳を鷲掴みしてきます。

「それが、愛華くんのおっぱいか・・・
　たまらないねぇ。
　愛華くんの巨乳を想像しながら抜いたことあるけどさ。
　やっぱり、生乳は最高だね」

　私の巨乳に指を食い込ませながら、形をかえていきます。
　乳首には触れないギリギリのところで、焦らすように愛撫をしてきます。

（じ、焦らされて、アソコが熱くなっちゃう・・・子宮がきゅんきゅん疼いちゃうっ）

「もう、媚薬が効いてきたかかな？」

「いやぁ、そんなに簡単に消すわけにはいかないだろ。…愛華君が着ているのは制服だし、背景だって資料室で撮ったものなんだろ？
雰囲気からいって初めてとは思えないし、社内でこんな卑猥なメールをやり取りしているなんて、恋愛禁止なんてレベルで済むことじゃないだろ？
早瀬君だってただでは済まないだろうね。」
送られてきた写真は資料室で今日の就業時間内に撮られたもので、人事に報告すれば愛華だけではなく早瀬も処罰は免れないであろう。

「まあ、このことを知っているのは自分だけだからね。…どうすればいいかは、こんなエロ自撮りを彼に送る愛華君なら…わかるだろ？」

スマホを取ろうとして手を伸ばした愛華の身体を引き寄せ、いきなり抱きしめる。

　シャワーを浴び終えてでると、テーブルに料理が並んでいます。

　ピザ、パスタ、ステーキなどが置かれています。

「好きなものを食べていいよ」
　私は明太パスタを、部長はステーキを食べ始めました。
　食事が終わると、部長が携帯を取り出します。
「これを見てほしいんだけど」
　そういって、私に携帯の画面を向けます。
「そ、それはっ・・・」
　私の濡れたおまんこを自分の指で左右にくぱぁと開いた、エロ自撮りで、その下に私のおマンコ、友紀さんのオカズにしてね♥」
　と書いてあります。

「この会社で友紀は早瀬しかいないしな。
　早瀬に送るつもりが、間違って俺の所に送ったんだろ」

　私は部長の携帯に手を伸ばしました。

「おっと」
　部長が手を引っ込めます。
「お願い消してください」

ちょうどバスルームが見える位置にソファーが置かれていて、そこに座りながらニヤニヤとシャワーを浴びる愛華を眺めている。
注文はテーブルに置かれているタブレットから、本日のおすすめを注文しておく。

いつか味わって見たいと思っていたが、つけ入る隙を見いだせなかった愛華が、自らのミスで転がり込んできたのだ。…徹底的に仕込んで自分専用の雌として飼育してやろうと考えていた。

シャワーを浴びながらも、時々後ろを振り返る愛華だが、佐藤はその姿を無遠慮にニヤニヤしながら眺めながら、既に半勃ちになりつつある股間をズボンの上から撫でている。

車を運転する部長。

ホテルの駐車場に車を止めるとホテルにエスコートされる。

「部長、ここラブホですよね」
「誰にも聞かれたくない話だからね。うっかり同僚の女子に聞かれたら大変だろう」

　そう言うと勝手に部屋を選び、連れて行かれました。

　部屋に入ると、部長は荷物を置きます。

「愛華くんはお風呂に入ってくるといいよ。
　その間に食事を頼んでおくから」
　お風呂場も見ると、脱衣所もお風呂場もガラス張りで丸見えです。
「早く入りなさい」
　そう言って私の背中を押します。
「見ないでくださいよ」
　そういって脱衣所で服を脱ぐと、部長がニヤニヤと見つめてきます。

　私は全裸になると、部長に背中を向けてシャワーを浴び始めます。

「いやぁ、社内でも人気が高い愛華君と夕飯を一緒にできるなんて幸運だな。…自分なんか、いつもはどこかのお店に行くか、デリヘル嬢を呼んで朝まで楽しむぐらいしかないもんな。
会社の女の子とご飯なんて久しぶりだよ。」

そう言いながら車を走らせる佐藤。…駅とは反対方向に10分ほど走ってくれば、そこは高速道路のインターチェンジ近くのラブホテル街だった。

「何度か使ったことあるけど、ここならご飯も美味しいし…個室だから聞かれたくない話だってゆっくりとできるからさ。」

そう話しながら、愛華の返事など待たずに一軒のラブホテルへと車を入れていく。

（なんで部長が？
　そんなこと誰にも言ってないのに。
　なんでそんなことしってるの？）

　私の不安げな顔を、部長はニヤニヤしながら見ています。

　1時間後。

「愛華くんのお陰で早く残業が終わったよ。
　俺の行きつけの店で悪いけど、奢らせてもらうよ」

「あの、私これから用がありますので」

「うちの会社では、一応社内恋愛禁止なんだよね。恋愛にうつつを抜かして、仕事に支障が出るといけないからね。まぁ、大半はバレないようにやってるみたいだけど。
　愛華くんが早瀬くんと社内恋愛をしているかどうか、食事がてら詳しく聞きたいんだよね」

「わ、わかりました」

「じゃ、行こうか」
　
　私は部長と会社を出ると、部長の車に乗せられます。

「いやぁ、みんな帰っちゃってるのに残ってもらっちゃって悪いね。…お詫びにこのあと夕飯でもごちそうするからさ。」
事務所に戻ってきて、黙々と書類を処理している愛華に再び声を掛ける佐藤。…ただでさえ二人っきりになりたくないだろうに夕飯を奢るとまで言い出す無神経さが、イライラを助長する。

「そういえば、愛華君って営業一課の早瀬君と付き合っているのかい？」
何気ないふうに聞いてくる佐藤。
早瀬は社内でも人気があり、嫉妬されたくないため交際は秘密にしていて、佐藤が知っているはずなどなかった。

（これから、デートだっていうのに、早く終わらせなきゃ・・・）

　書類整理も残りわずか、このペースならあと10分くらいで終わるかと思っていたら・・・

「いやぁ、愛華くん仕事が早くて助かるよ」

　そう言うと立ち上がって未処理の書類の束を追加してきました。

「ひぃ」

（こんなに？
　早く終わらせたいのに、これじゃ間に合わないわ）

　同僚の女子たちは、巻き添えを食いたくないのか、そそくさと帰っていき、誰もいなくなってしまった。

「すいません。トイレに行ってきます」

　私はそそくさとトイレに向かうと、彼（早瀬友紀）のラインにメッセージを送る。

『ごめんさない。残業で遅くなるかも』

　そして、事務所に戻ります