(無題)

高橋涼…41歳180cm68㎏執事の仕事に誇りを持つ実直な男、成長した貴女を女として見てしまう事があり自己嫌悪になる事が時々ある。
ここ数ヶ月の貴女の態度が気になり部屋を訪れる…。

コンコン…
お嬢様、少しよろしいですか？

［遅くなりました｡まだ見てましたらお願いします｡］

(結婚式を翌日に控え家で過ごす最後の夜を迎えなかなか寝付けない柚菜...部屋からベランダに出て夜空を見ているとドアをノックする音がし長年仕えてくれた執事の高橋の声に気を弛め...)

どうぞ...

ガチャ…
失礼します…お嬢様、ここ最近なにやら気分が優れぬご様子ですが大丈夫ですか？

えっ...ええ...大丈夫よ...
結婚式の準備が色々とあって少し疲れてただけだから...

(小さい頃からお世話をしてくれていたからか様子がおかしいことに気づかれてしまい少し戸惑いながら誤魔化す...)

明日は早いからそろそろ寝ないといけないわよね...

真剣な表情でお嬢様を見つめ…
お嬢様、そんな嘘で私をごまかせると思ってるんですか？どうか私にだけは本当の事を言って下さいませんか？