イメプレ

「ぐっ…っ…失礼しました…」
図星だとわかったがお嬢様の悲痛な覚悟を感じ取り言葉を飲み込む…
「この高橋、執事としてお嬢様のワガママをお聞きするのが勤め…何なりとお申し付け下さい」

ありがとう｡
あのね､私のこと...抱いて欲しいの...私の初めては高橋がいいの...お願い...

(ベランダから部屋に入り近付くと胸元にぴったりとくっつき上目遣いで見つめる...)

とんでもないワガママに少し動揺するが冷静を装って答える
「かしこまりました。お嬢様をお抱きしたら良いんですね？」
お嬢様を優しく抱きしめる
「…はい、これで良いですか？」
とぼけたフリをしてごまかそうとする

ごまかさないでっ!!
こんな子供だましみたいなのじゃなくて男女の営みをして欲しいのっ...
ねっ...お願いっ...お願いよ...

(優しく抱き締めただけでとぼけられると怒った表情をしさらに身体を密着させすがりつく...)

初めてくらい...好きな人にあげたいの...

(微かに聞こえるか聞こえないかのような声で呟き小刻みに震える...)

「お、お嬢様…」
お嬢様が発した小さな声を聞きとり…
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
ドアを開けて外のSPに声をかける
「お嬢様がドアの外に誰かが居ると落ち着いて眠れないとおっしゃってます。お嬢様は私が見てますから他を警護して下さい」
ドアを閉めて鍵をかけお嬢様のそばに戻る
「旦那様が先方に頼まれて配置してたSPです。念のために追い払いました。お嬢様…本気ですか？」