快楽団地

…予防ですか。

（何を言っているのか分からないまま、微妙な表情で形だけ相槌を打っています）

それは、まあ、痴漢にはあったことはありますけど…嬉しかったなんてことはありません。

そうですか。奥さんは失礼ですが…ご経験はご主人だけですか？
それだと、なかなかいろんな痴漢や変質者に応対できないですが…
きちんと拒否できずに怖がるだけになりませんか？
かえって挑発するようにして窮地を脱することも多いのですが・・このあたりの
奥様方はもうすっかり上手になっていますよ

（心配するように語りかける）

たとえばこうやって話しをしている途中でもチラチラと私に覗かせてくれるだけでも
勇気がいりますが、女性の色気をコントロールしているともいえますから

（恥ずかしそうに俯いて）
え…あの…経験は、主人だけというわけではないですが、あまりなくて……


色気のコントロール？
わざと隙を作るんですか？

（訝りながらも、ポロシャツのボタンを外し、胸の谷間が少し覗ける状態に）

（身を乗り出すようにして）そうそう…まあ集会場ではポロシャツのボタンは
もっとはずしてしまいましょう。谷間が充分覗けるくらいにね。あとスカートも
せっかくステキなミニなのですから脚ももう少し開いてみてください

（中年太りしたニヤけた顔の男の前で脚も開かされるのは恥ずかしすぎて真っ赤になる
が、しかし会長のジャージ姿の股間が盛り上がっているのもみつけてしまう。夫のものより
明らかに大きなものがすでに反り返っているのだ）

こんな感じですか？

（言われるままポロシャツのボタンを全部外すと谷間が半分以上現れ、肩幅まで開いた足からはショーツが丸見えになります）

（貴方のにやけた顔と股間に気づき、「何が痴漢対策よ、ただの変態じゃない」と内心で悪態をつきます）