知り合いの奥様に頼まれて、その旦那様のお相手をしている私です。
奥様は長い闘病生活での自宅療養中です。
当然に夜の夫婦生活も儘なりません。
そこで私に白羽の矢が立ったという訳なのです。
私にも家族があります。家族といっても夫と二人きりの生活です。
欲しかったのですが子供は出来ませんでした。
そんな身軽な立場であった私。その奥様からの声が掛かったのでした。
私達は家族ぐるみのお付き合いをしています。
奥様とは大学の先輩後輩の仲であり、良好な関係を築き上げて来ています。
主人の性のお相手をして欲しいと頼まれた私は、二つ返事で承諾しました。
私自身も性に飢えていたのです。その身を持て余していたのでした。
夫は仕事の忙しさにかまけて、私に構ってもくれずに放ったらかしの日常でした。
それともうひとつ、その方に身を任せたい訳がありました。
それは縄で縛ってくれると言った行為を趣味としていた方だったからです。
そうして縄付きのまま激しく犯される私なのでした。勿論合意の上の事です。
そんな中、私の興奮と歓喜が最高潮に達する時が訪れます。僅かに開いた襖の向こう側。
奥様の刺す様な視線に一気にクライマックスを迎えるのでした。
黒い瞳の奥にメラメラと燃えるさかる嫉妬の視線に晒されながら心の内で夫に詫びるのでした。
家族ぐるみのお付き合いとはいえ、これに関しては夫の知らない事なのです。