その日の私は、生理だった事もあって、異常に興奮していた。四つん這いになってた男子の前に立ち、先輩達の前でジャージを降ろすと、男子の鼻先にパンツを押し当てた。「ほら、嗅げよ」怯えている生意気な一年生の目、楽しそうに私を見ている上級生やOGの視線が気持ち良い。下卑た男子の鼻息を感じながら、ぞくぞくする疼きを楽しんでいた。そこへユキとミナ(仮名)が遅れて入ってきた。レギュラーで同級生の視線は、変態行為に興じている私を、蔑んでいるようにも見えた。恥ずかしさと、二人への妬み、憎しみと快感が同時に沸騰した私は、男子の顔を膝蹴りし、「ふざけんな、変態!」と罵る言葉が口をついた。イジメを楽しんでいた私の中で、狂暴な衝動が芽生えた。豹変した私に、「やめなさい」と言った先輩の言葉は届かなかった。手加減なく足蹴にするだけでなく、私は馬乗りになって、顔以外を拳で殴り始めた。「りな、やり過ぎだよ」「誰か止めなさい」OGの声は聞こえていた。「落ち着きなさい」という三年生に羽交い締めされても、暴れている事も分かっていた。(こんな部活なんて、辞めてやる)色々と溜め込んでいたストレスが、一気に吐き出されて、益々テンションも上がった。好きだけど嫌い、止めなきゃいけないけど止められない。そんな自分の裏の顔。怖いけど嫌いじゃない。その日は興奮していたので、部屋からは出されたけど、翌日からは上級生に混じって、私も指導に参加した。表向きには、ユキやミナがチームのリーダー。割り切ってしまえば、彼女達が努力していた事も見ていたし、憎しみは消えていた。しかし一度走った亀裂は、二度と修復できず、微妙な緊張感を抱えたまま、複雑な人間関係が続いた。普段はキャプテンと呼ぶユキを、陰では私の言いなりにして、三年生の春には、ユキは男子に処女を捧げた。部室でOGと、私のペットに堕ちたミナの見ている前で、犬のように四つん這いになった二人は、公開初体験。気の強いユキも、恥辱に泣きながら、男子のペニスを受け入れていた。「気持ち良いんでしょ?」維持悪く声をかけると、ユキは首を横に振ったが、二人の結合した部分からは、彼女の分泌した汁が滴り落ちていた。敷いていたマットにシミができて、彼女が果てると、男子はユキのお尻から背中に射精した。生臭い女と男の匂いが充満した部室で、拍手が鳴り出した。二人を祝福するかのような拍手の中で、泣き崩れるユキと、動揺している男子の姿が、居合わせた全員を満足させた。二人は部内公認のカップルとなり、学校では彼氏彼女らしく振る舞うようになった。私もミナとデートをする関係になったが、キス止まりで終わった。引退してからは、男子とユキ、ミナは部室に顔を見せなくなり、代わりに私が後輩の指導をしていた。結局、男子マネージャー構想は、雑用係一代で立ち消えとなり、部から男子はいなくなった。卒業後は、進路も別々だったし、ユキとミナは気まずいのか、二度と部活に顔を見せる事はなかった。
...省略されました。