後ろ手に手錠をかけ、黒い袋で頭を覆った男を床に正座させた。
殺風景な部屋には、私が座る椅子が1脚。
そこに男の直筆で書かれた手紙が置いてある。
内容は罪の告白。
男は、私に対して、従順な下僕を装いながら、心に邪な妄想を抱いていた。
「どうか、お許しください」
男が反省の言葉を吐いたが、手紙を読み終えた私は、黙って彼に首輪をつけて、壁に固定されてる金属の鎖に繋いだ。
「手紙を読ませて貰いました」
そう言って、男の黒い頭巾を外すと、私は男の前で椅子に座った。
男は情けない顔で私を見上げていた。
「これって妄想?」
「いつもこんな事を考えてるの?」
軽蔑するように質問を浴びせる。
男は暫く黙ったまま、私を見上げていたが、諦めたように俯くと、小さな声で
「はい、私の妄想です」
と答えた。
「私を尾行して、トイレやお風呂を覗くのも?」
と訊くと
「はい、私の妄想です」
と答えた。
「これって、ストーカーですよね?」
「本当に妄想?」
と詰め寄ると、
「絶対に、やってません」
「信じて下さい」
と言った。
そこで私は座ったまま、彼の前で脚を組み替えて見せた。
至近距離なので、彼の視線が私の顔から下にむけられたのは明らかだった。
「どこを見てるの?」
と尋ねると、
「姫様です」
と答えたが、彼の視線が私の股間を突き刺すように感じた。
「本当は、私のパンツを覗いていたんでしょ?」
と罵ると、男は首を振って、
「見てません。絶対に見てません」と答えた。
「本当かな?」
と言って、私は閉じていた膝を開いてみせた。
今度は彼の視線が、内ももからスカートの奥に注がれるのを感じた。
「本当に見てない?」
私は男を挑発するように脚を開いて見せた。
男の表情が緩んでいたので、私はムチで彼の太ももを叩いた。
「痛い!」
思わず悲鳴をあげる男に
「本当に覗いてないの?」
「私のパンツを見たんでしょ?」
と尋問しながら、ムチの先端で彼の額や柔らかい頬を突いた。
男は必死に
「見えたかも知れないけど、絶対に見てません」
と、変な弁明をしてきた。
私に嫌われたくなくて、必死に嘘を吐き続ける彼に、私は心を惹かれて行った。
彼の手紙には、まだまだ拷問するネタがある。
じっくりと、イジメる方法を考えながら、調教は始まった。