いつからか社内では私の事を陰で[お局様]と呼ぶのでした。
後から入社してきた子達が寿退社して‥同期と言える社員がいなくなり‥
昇進して部下と言う名のペット達を飼育するのが楽しみに変わったのです。
入社して私の元に配属されてきた社員を男女を問わず,教育と言う名の調教を施します。
ある者は私に刃向かい,辞表を出す形で辞めて‥。
部下の半数近くが,文字通り私の飴玉と鞭の味を覚え,ペットの様に仕えるのでした。
飴玉が欲しくて本業に力を入れる者‥鞭の味を忘れて疎かになる者‥事情を知らぬ他の課の社員が,女の上司を持つ部下達を憐れみ陰口を叩く事を‥負け犬達がこぼす上司への陰口‥色んな情報が私の飼育する可愛いペット達の口を通じて伝わってきました。
そんな情報を巧みに使い,ある時は上の者を刺して,ある時は這い上がろうとする者を叩きつけて,今の地位を固めたのでした。
前置きが長くなりましたが‥現在,調教中の二人の新卒のペット達の話しです。一人は面接をした時に目を引いた女子社員の山〇恵,もう一人は私好みの今風な男子社員の矢〇貢‥二人が晴れて私の部下として配属された日,歓迎会と称する課の中での飲み会を開きました。
調教済みのペット達にはお局様と