続きです
唯は、春休み中俺を引っ張り回し、遊園地だ動物園だ映画だ、とあたかもデートのごとき様相で、先に就職していた俺の彼女が、日中俺にメールを入れても返信が無いと訝しむくらい忙しく、毎日は慌ただしく過ぎた。(どこに行っても唯は野郎どもの視線を集めていたな。それくらいの美少女振りで)
疑似デートの際は、唯はずっと俺の腕に掴み下がり、まるで恋人気取りだった。異様に俺に密着したがり、実際ベタベタ俺の体を触りまくっていた。俺の飲みかけのジュースを欲しがり、食べかけのソフトクリームを食べたがった。
(何なんだ?この唯の態度は・・・?)
それでも超絶美少女のそんな態度に悪い気分なんかするはずもなく、俺も唯のそんな態度をするに任せていた。
そして、今でも思い出す決定的な夜がやってきた。
そこまで、唯は中学生になるから一人で寝たいと言って、母親とも違う、小さな部屋で一人で寝ていたが、深夜12時くらいに唯の携帯からメールが入ってきた。(当時はまだラインなんて無かったもんな)
『お兄ちゃんまだ起きてる?』
『起きてるよ』
『みんなに内緒でお兄ちゃんの部屋に行ってもいい?』
ドキッとしたが、拒否すると泣き出してしまうんじゃないかと恐れた俺は二つ返事で
『いいよ。忍び足でおいで』
と返信した。
それから5分くらいしてからギシッと廊下のきしむ音と共に小さくドアをノックする音が聞こえた。急いでドアを開けたそこには思いつめたような顔をした唯が立っていた。
「早く入って」
急かした俺に対し、そっと部屋に入って俺がドアを閉めた途端、唯は破顔してニッコリ笑いながら、「ああ~、ドキドキした♪なんか悪いことするってドキドキするね」そう言いながら俺のベッドに腰掛ける唯。
そしておもむろに口を開き
「ねえお兄ちゃん。お兄ちゃん前に唯に嘘教えたよね?」
「え?嘘って何?」
「唯の・・・その・・・オッパイが痒いときにオ●ナイン塗れば治るってやつ」
「あ・・・あのことか。でも嘘って・・・」
「唯ね、友達から聞いたんだ。みんなもそんなことあって、女の子が成長する時によくあることなんだんって」
「なあんだ、じゃあ知っちゃったんだな、ほんとのこと」
「なあんだじゃないよ、お兄ちゃん。あの時ちゃんとほんとのこと教えてくれてれば唯は・・・」
そこまで唯は言って口ごもってしまった。
「どうしたんだ?唯」
「あのね・・・唯変な女の子になっちゃったの」
「変って?」
「・・・・・・」
「言えないことか?唯」
「誰にも言わないって約束してくれる?んで、笑わない?嫌いにならない?」
「言わない。笑わないし、嫌いになんかなるはずないじゃないか」
「・・・あのね・・・」
「・・・ん?」
「あの時お兄ちゃんにお薬塗ってもらったのが癖になっちゃったの」
「え?どういうことだ?」
「・・・オッパイ、気持ちいんだもん。お兄ちゃんに初めてお薬塗ってもらったときにものすごっく気持ちが良くて、休みの間、ここに帰ってきてるときはお兄ちゃんにお薬塗ってもらってたんだけど、向こうに帰ってからも自分でオッパイ触るようになっちゃって・・・お兄ちゃんのせいで変態になっちゃったよお。どうしてくれるの?ほんとにお兄ちゃんのせいなんだから。唯、そんな変態の子じゃなかったもん。お兄ちゃんのせいで変態になっちゃったんだよ。ほんとにどうしてくれるの・・・」
そう言うと唯はグスグス泣き出してしまった。
俺は途方に暮れた。こんな時どうしたらいいのかわからなかったし、何を言ったら宥められるのかわからなかった。
それで、口から出まかせで、
「変態なんかじゃない。みんなお互いに黙ってるかもしれないけど、自分で自分の気持ち良いとこ触ったりしてるんだよ。男の子だって自分のオチンチン触ってる子なんてそりゃあたくさんいるし、実際俺だって唯くらいの頃から自分のオチンチン触ったりしてたさ。普通なんだよ、そんなのって。だから気にしなくても大丈夫。気持ち良いんだったらどんどん触っていいんだから。」
そういう感じのことを口走ってた。まあ、実際俺自身中学校に上がった頃からオナニーを覚えてたし、そういう意味じゃ嘘じゃなかったけど、いたいけな女の子にオナニーを推奨するってのは、やはり言ったあとに多少の後悔はしてしまったんだな。でもそれを聞いた唯は表情をパッと明るくして、
「ほんと?みんなしてるの?こんな変態なこと。お兄ちゃんも変態だったの?」
俺はもう勢いで
「だからあ。変態じゃないんだって。普通なんだって。」
すると唯は「そっかあ・・・普通なんだ。唯、変態じゃないんだ・・・」
と言ってまた何かを考え込んでしまった。
パッと顔を起こし
「ねえ・・・じゃあお兄ちゃん、前みたいに唯のオッパイ触ってよ。また唯のこと気持ち良くして?」
俺は心臓が飛び出るくらい驚き、そしてドキドキが収まらなかった。超絶美少女の唯がペッティングをおねだりしている。こんなシチュエーションで冷静でいられる奴なんかいられないだろう、それくらい非日常で、淫靡な瞬間だった。
「唯・・・・」
「お願い、お兄ちゃん。変態じゃないんでしょ?普通なんでしょ?気持ち良くなっていいんだよね?自分で触るよりお兄ちゃんに触ってもらった方がずっと気持ち良かったの、唯。お願い、お兄ちゃん触って」
おねだりされて、俺は血がたぎるような感覚に襲われ、自分の欲情がクライマックスまで上り詰めたのが自覚できた。
「唯・・・普通のことなんだけど、それでも誰にでも話してもいいことじゃないんだ。わかるか?」
コクンと頷く唯。
「だから今から俺が唯にすること、誰にも秘密にできるか?二人だけの秘密にできる?」
またもコクンと頷く。
「じゃあ・・・パジャマの上を脱いでごらん」
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