そのあと次の週に最後のデートの予定があったが体調が悪い(精神的なものだろう)といい断られたので、例の最寄り駅で学校帰りの彼女に、洋菓子の差し入れと、壊れたらしいスマホの充電器(もちろん盗聴器をイン)だけわたしてその日はさよならした。
連絡も取らないまま2ヶ月がたったが、ライン&盗聴でほぼすべてを把握できていた。
妊娠の症状や、ゴムつけても妊娠するかとか、必死に検索で調べていた。
そう、紗雪は妊娠してしまっているようだった。
元彼氏に言うも、ヤリマンやから、どこの男のかわからないといわれ、他に誰にも言えずに憔悴している様子だったが、ほおっておいた。
それはネットだけの友達に親にいつ伝えよう、墮胎にいくらかかるのかな、いつまでならできるかをしらべてもいた(あほなので1ヶ月ずれていたが)そして、墮胎できる予定のギリギリに(実際にはもう遅い)親に相談し病院にいくも手遅れで、クソ元彼の子を産むしかないとなっていた。
親からは産むのはしょうがないが、高卒までは通い、すぐで働けと言われていた。
ネットの友達以外は、実際の友達に連絡しなくなっていたので、妊娠で孤立したのだろうか、情報が入りにくくなってきていた。産まれたが子育てと学校は大変すぎることや、学校はつらいけど卒までがんばっていた。
高卒の時期のある時にこちらに連絡が来た。
ずっと連絡できなくてすいません。
最後に会う予定、〇〇日でできませんか?と初めての向こうからのお誘い。
もちろん乗ると、制服姿に赤ちゃん連れできた。おどろくこちらに、娘の〇〇ですと紹介された。
そして、事情を聞き(知っているがだいぶ隠していた)彼氏に処女奪われ、捨てられ妊娠したことだけは認識であっていた。
泣きながら話を聞き(演技)何ができることはないかと聞くと、いままでお世話になったし、なにもないと。本当は可愛いお嫁さんになりたかったけど、シンママにしかなれなかったと、子供は可愛いけど、これからが不安とのことだった。
パパ活でもう会うつもりも連絡するつもりもないと聞き少し悲しくなるもしょーがないかなと思うも、これから大変だろうし何かあれば力にはなりたいからと、銀行でおろした、いままでの50倍の金額を渡して去った。
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