コイビトになっても、劇的には変わらない。
その日から僕たちは、時々人目を盗んでは、チューしたり、抱っこしたりして、ドキドキを楽しんでいた。
でも、そんなドキドキはだんだん慣れてきて、まだ１０歳の誕生日も来ていないのに、早くも倦怠期のように、クラス内別居状態になってきて、僕が求めるとシミちゃんは面倒くさそうに、ため息混じりにお義理のチューをしてくるのだった。
僕は、スゴく、モノスゴく、シミちゃんが好きなのに、どう付き合って良いのか、いまだにわからなかった。
そんなある日の放課後、日直の当番で先生に学級日誌を届けてくるシミちゃんを、僕は教室で待っていた。
付き合って最初の頃はずっと一緒に帰ってたけど、やっぱり友達と帰る方が楽しいらしく、近頃は帰りも別々になることがほとんどだった。
それが、今日は久々に誘ってみたら、お許しが出たのだった。
「たまには彼氏にもサービスしたらんとあかんかな」って、ちょっと上から目線の言い方が妙に可愛くて、ゾクゾクする。
ここんとこお預け状態だったので、今日こそは帰りにでも「チュー」をいただこうと、心に決めていた。
しばらくして、シミちゃんが戻ってきた。
「なんや、待ってたん」あっさりと言われたけど、笑顔だったからＯＫ！
シミちゃんが隣の席に来たので、僕はイスを横に向けて、シミちゃんの方を向いて座り直した。
「カワムラくん、ほんまにわたしのこと好きなんやねぇ」
シミちゃんは、感心したように首をかしげてニッコリする。
あの、僕を落っことした笑顔だ。
「うん、むっちゃ好き」
僕がはっきり言うと、シミちゃんは頬を赤くする。
「ほな、ちょっとだけ、お礼の抱っこね」
あたりをきょろきょろして、シミちゃんが僕の腿にまたがるように抱きついてきた。
いきなりで、僕は驚いて、声が出なかった。
それに、ちょっとシミちゃんは重かった。
でも、すぐにドキドキが何倍にもなって帰ってきた。
僕が抱きついて顔をくっつけていたのは、シミちゃんの胸だったからだ。
女の子のおっぱいは男子のあこがれだ。
それが大好きな女子のだったらなおさらじゃないか。
僕は、頬をシミちゃんの制服にすり寄せた。
「もう、カワムラくんエッチやぁ」
「シミちゃん、柔らかいなぁ」
「おっぱいなんか、あれへんよ」
「そっかなぁ」
「もう大っきい子もおるけど、わたしなんか服脱いだらぺちゃんこやもん」
「ほんまかどうか、見せて」
「ぺちゃんこのおっぱいなんかあかんわ。恥ずかしいもん」
「ほな、大っきくなったら見せてな」
「そやなぁ、中学生ぐらいなったら大っきくなるから、まあ楽しみにしといて」
「すぐ、大っきくなれへんかなあ」
僕は、シミちゃんの胸がいとおしくて、何度もスリスリを繰り返した。
「もう、くすぐったい……」
シミちゃんが身をよじるようにすると、またがってたお尻が僕のズボンに擦れて、ムズムズしてたおちんちんをおっきくする。
シミちゃんは、突っ張ったズボンの上で、お尻をモジモジさせながら、僕の頭をぎゅっと胸に押し当てた。
「こないだ、テレビでこんな抱っこしててんで……」
たぶん、おとといの大人のドラマだ。
家では、お母さんが何となくすぐにチャンネルを変えてしまってたが、シミちゃん家は見続けたんだろうか？
「僕ら、大人のコイビト同士みたいやな」
「うん」
シミちゃんは、すっかり膨らんだズボンに、お尻を押し付けたり、擦り付けたりを、繰り返した。
僕は、何となくイケないことをしているような気がしたが、その気持ちよさには勝てず、段々と、よりシミちゃんにおちんちんを押し付けるような動きをしてしまっていた。
それで、シミちゃんは、お尻に当たってるモノが何なのかわかっているのかな？と、疑問に感じていた。
しばらくして、明らかにシミちゃんの動きがリズミカルになってきたとき、どうやらシミちゃんも、自分に当たってるのがなにか、確かめたくなったらしい。
僕の頭を抱いていた右手を解くと、お尻の方から後ろに手を回して、自分に当たってる部分をそっと触ってきた。
僕は、おちんちんの先っちょを、きゅっと摘ままれる感触を貰った。
そのとたん、シミちゃんは慌てたように僕から飛び降りて、スカートの裾を直した。
「あ、あぁ、……帰ろっか」
たぶん、薄々わかってはいたんだと思うんだけど、自分が摘まんだものにビックリしたんじゃないかと思う。
「うん」
僕は、さっきまでシミちゃんが乗っていたズボンの膨らみを見た。
シミちゃんが一生懸命お尻を押し当てていた部分がちょっとだけ濡れてシミになっていた。
シミちゃんが僕に付けたシミは、おしっこを我慢できなかったからなのかなと思って、原因は聞かないようにした。
でも、僕のズボンの前を、シミちゃんはずっと気にしてるようだった。
翌日から、シミちゃんがまた仲良くしてくれるようになった。
朝の挨拶もはにかんだような笑顔だったし、向こうから「一緒に帰ろうか」って、声をかけてきてくれたのだ。
付き合い始めを思い出したような感じだった。
僕は、せっかくシミちゃんが仲良くしてくれるのだったら、昨日みたいな「抱っこ」ができたらいいなと思っていたんだけど、さすがに言えるわけなかった。
でも、シミちゃんの不審な動きでひょっとしてと言う期待がわいてきた。
放課後、シミちゃんは僕と校庭で時間潰しをした後、その日の日直が校門から出ていくのを確かめて、
「ちょっと、教室に筆箱忘れた」
と、僕を教室に引っ張ってった。
シミちゃんは、自分の机の中を覗き込んで、筆箱を取り出した。
「あった、あった」
筆箱をランドセルに直して 、シミちゃんは僕の方にちらっと視線を送ってきた。
「じゃあ…… んっと… 帰る？」
僕は、一大決心をした。
「あの、シミちゃん。お願いがあるんやけど」
「え、なに？」
「昨日みたいな、抱っこ。またせえへん？」
シミちゃんは確かに一瞬だけ笑顔を見せたと思う。
でも、すぐにそれをごまかすように、唇をかんだ。
「もう、またあんなエッチなことしたいん？」
シミちゃんも、あの抱っこはエッチなことだと思ってるんだ。
「エッチちゃうよ、“仲良し”したいねん」
「もう、しゃあないなぁ。“仲良し”やったらしてあげるわ」
僕は、急いで椅子を横向けにして、腰掛けた。
シミちゃんも、昨日のように僕にまたがってきた。
「ちょっとだけやでぇ……」
そう言いながら、シミちゃんが何かを探るように、お尻をモゾモゾと動かす。
けど、しばらくモゾモゾしてたら、胸にほおずりしていた僕に言ってきた。
「ちょっとへんな感じやから、直していい？」
僕は、何のことかよくわからなかったので、曖昧に「うん」とだけこたえた。
シミちゃんは、また、昨日のようにお尻の下から右手を入れて、ズボンの上から僕のおちんちんを掴んできた。
昨日と違うのは、掴んでるモノが何かをシミちゃんが最初から分かってるって言うこと。
実は、僕の方は、シミちゃんと教室に戻ってくるときから、淡い期待でおちんちんがカチカチに固まっていて、そのせいもあってか、座ったときにおちんちんがパンツの中で横向きになってしまってた。
それで、どうやら、シミちゃんの正しい位置に当たっていなかったらしい。
シミちゃんは、馴れない手の動きで、ズボンの中のおちんちんを真っ直ぐに直して、お尻をあてがって位置調整をした。
もう、触るのは平気なようだ。
「ごめんね。これで大丈夫」
そう言うと、シミちゃんはお尻を僕にグイグイ擦りつけてきた。
僕も、おっぱいに密着できるのと、おちんちんの気持ちよさに、しばらくシミちゃんにしがみついていたが、あんまりシミちゃんの動きが元気良いので、段々とズボンの中で擦れて痛くなってきた。
ものの５分ほどだったと思うけど、廊下を歩く足音が聞こえて、僕たちは体を離した。
僕は、ちょっと名残惜しいような、ホッとしたような気分だったけど、シミちゃんは体育で１キロメートルマラソンをした後みたいに、はあはあと肩で息をして、何となく怖い感じだった。
僕のズボンは、自分がお漏らししちゃったみたいになってて、帰り道、乾くまで隠すのに苦労したが、乾いた後が白っぽくなって、かえって目立つようになって困ってしまった。
「カワムラくん。きょう、“仲良し”する？」
今朝、おはようのあとでシミちゃんが僕に耳打ちするように聞いてきた。
「うん……」
僕はいきなりで驚いて、生返事だったけど、シミちゃんは満足そうに笑っていた。
昨日のように放課後、校庭で時間潰しをした後で、僕たちは教室に戻った。
別になんの忘れ物もしてないのに。
少しの間、廊下の人の気配が無くなるのを、息を殺して待っていた。
しばらくして、あたりに物音がしなくなって、校庭から遊び声が聞こえるだけになった。
「カワムラくんって、ほんまにわたしのこと好きなんやねぇ」
シミちゃんが、しょうがないなあって顔で笑いかけてくる。
僕は、すっごく嬉しかったので、昨日も同じようなことを言われたのは気にならなかった。
イスを横に向けて、シミちゃんに向かって腰掛けると、シミちゃんが腕組みして考えるような仕草をした。
「カワムラくん。ズボン、汚したら困るよなぁ」
「そうかぁ」
僕は、“仲良し”できるならちょっとぐらい構わないと思ったんだけど、シミちゃんは優しいから、僕のことを心配してくれた。
「ズボン、脱いじゃったら？」
「えっ？」
「ちょっと下ろすくらいやったら、誰か来てもすぐ上げられるんちゃう？」
僕は、ズボンくらい恥ずかしくもなかったので、そうか、と思って腿のあたりまで下げて座り直した。
「あぁー、でも、汚れるんはパンツも同じやもんなぁ……」
シミちゃんは独り言のようにつぶやいた。
「パンツも下ろしときや」
「えっ」
パンツを下ろすってことは、シミちゃんにおちんちんを見られてしまうことになるんじゃないか。
さすがに、それはためらわれた。
でも、シミちゃんの行動が、僕を勇気づけてくれた。
「わたしも、汚さんように、脱いどこかな」
シミちゃんは、スカートに手を突っ込んで、するっと白い布きれを下ろすと、つま先から抜き取った。
それがシミちゃんのパンツだとすぐに理解できた。
シミちゃんのスカートの中は、いまは何にもない。
僕も思いきってパンツを腿まで下げた。
ピョコンと天井を向いたおちんちんを、シミちゃんはちらっと見てたように思う。
シミちゃんが、いつものようにまたがってくると、おちんちんにシミちゃんの温もりを感じた。
肌が直接触れる感触に、ぼうっとしてたら口元から涎が落ちそうになった。
シミちゃんは、お尻を何度か上下左右に動かして、おちんちんが当たる場所を探っているみたいだった。
僕は、女の子のお尻とか、みんなが「おめこ」とか言ってる、女の子のおしっこをする部分を見たことがなかった。
なので、シミちゃんがスカートに隠れたところで、おちんちんをどこに当てているのか、想像するしかなかった。
おちんちんに、シミちゃんの女の子の部分が当たって、柔らかさ伝わってくる。
シミちゃんは、おちんちんの先をツンツン突き当てるようにお尻を動かしていたが、すぐにヌルッとした感じで、おちんちんの先が温かなところに入り込んだみたいだった。
女の子のおしっこするところは、割れ目があるらしいとは知っている。
僕は、自分のおちんちんが女の子の割れ目に挟まってる様子を想像した。
シミちゃんがお尻を揺らすと、ヌルヌルとおちんちんが割れ目の中を滑っていく。
それで、シミちゃんは夢中になっておちんちんを自分の割れ目に突き立てたり、擦りつけたりしている。
時々、大きくお尻を動かすと、おちんちんがぐっと温かい奥に入り込む感じがして、気持ちよさに声を上げそうになった。
しかも、きょうはズボンやパンツがないので、擦れて痛いことはない。
もっと強く擦って欲しいぐらいだ。
シミちゃんはその期待に応えてくれるかのように、グイグイをおちんちんを攻めてくる。
シミちゃんの動きが激しくなるので、僕は彼女が外れて落っこちるんじゃないかと心配になって、しっかりと体を抱きしめていた。
まるで、逆ロデオボーイだ。
「シミちゃん……」
シミちゃんの息づかいがあまりのも激しくなるので、心配で声を掛けた。
「うん、ちょうどいい、カワムラくんの。ちょうどいい……」
理解できなかったが、僕のおちんちんを褒められたようで嬉しかった。
シミちゃんは、幼稚園の頃、性器いじりの癖があって、小学校に入ってからは収まったそうなんだが、僕とのつきあいが始まってしばらくしてから、昔の癖が甦ったみたいで、家でまたいじり始めてしまってたらしい。
もちろん、そのとき、僕は、シミちゃんのそんな事情を知ることもなかったので、シミちゃんは「僕のことをすごく好きなんだ」と感じていただけだった。
なので、まさか、僕のおちんちんが「サインペンのキャップ」とか「机の角」なんかと同じ役目のモノだとは思ってもいなかった。
シミちゃんは、たぶん性器いじりの気持ちよさに男の子のおちんちんというエッチな要素が入って、今までにないくらい興奮してたんだと思う。
「んーん、カワムラくん……」
僕の頭を胸に抱いたまま、息を荒くする、シミちゃんは、時々、勢い余ってか「痛っ！」っと言ったりしながら、おちんちんで割れ目を突きまくっている。
僕もおちんちんのかなりの部分がシミちゃんの割れ目に飲み込まれているのを感じて、段々とシミちゃんの動きに合わせて、腰を前後に動かすようになっていた。
無意識に、根元まで押し込みたくなっていたんだと思う。
硬くはなっても、第二次性徴なんて全然始まっていない、赤ちゃん同然のおちんちんだ。
特に誰かと比べるほどのサイズもない。
興奮状態にあるシミちゃんに、いつの間にか僕のおちんちんはすっかりくわえ込まれて、動くたびにクチュクチュと濡れた音を立てていた。
おちんちんが気が遠くなるほど気持ちいいけど、もちろん射精もないし、まだ絶頂も来ない。
シミちゃんはそんな僕のおちんちんで一生懸命割れ目を擦ったり、根元まで打ち込んだりを繰り返した。
そして、壊れたように、一秒間に２，３回ぐらいの勢いで激しくおちんちんの抜き差しを始めると、ぎゅーっと僕の頭を締め付けながら、体中を硬くして動きを止めた。
その日、シミちゃんが僕に付けたシミは、濡れたハンカチで拭わないと、パンツに赤い印を付けてしまいそうだった。
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