ホテルの部屋に入ると再び抱き締められ、お互いの唇が重なりました。
(キスってこんなんだったな。久しぶりの感触。)
唇が離れて、お互いの顔を見つめるのが恥ずかしくて思わず俯いてしまうと、彼にベッドにエスコートされました。
優しく寝かされて、口吻を交わしながらスカートを脱がされ、そして上着も…
『恥ずかしい…見ないでぇ……』
「駄目だよ。真弓ちゃんの全部が見たい。」
『胸も小さいし、おばさんの身体見ても興奮しないでしょ…』
何せ、10年近く同性以外に身体を見られることなんて無かったので恥ずかしくて堪りません。
両腕で必死に体を隠そうとしましたが、M君に腕を押さえ付けられては成す術もありませんでした。
「ピンクのブラジャーもパンティも似合ってる。可愛いよ、真弓ちゃん。」
『言わないで…恥ずかしくて死にそう。』
「そんな真弓ちゃんも可愛いな…」
そして慣れた手付きで下着も脱がされ、お互い生まれた時の格好に…
彼の唇が乳房の先端を含むと、思わず甘い声が漏れてしまいました。
『あっ…はあっあんっ……』
「可愛い声でてる(笑)もっと聞かせて?」
『やだっ…聞かないでぇ…ふひゃぁっ!』
「でもこうやって乳首責められたり、オッパイ揉まれてたら感じちゃうんでしょ?」
学生として接していた中では見たことがない表情、イタズラっぽい笑顔を見せる彼に更に鼓動の高鳴りを感じました。
今思えば、この時に完全に堕ちていたのかも知れません。
M君の唇そして舌は胸からおへそ周り、そして首筋をなぞり、私はくすぐったさで身体を捩ります。
そんな中で脱力した一瞬を突かれて、足を広げられ秘部に舌が捩じ込まれました。
クリトリスを舌先で責められ、腟内を指で掻き回される。とうの昔に忘れていた感覚が呼び覚まされ、その分、強烈な快楽が体内を駆け巡ります。
『あぁぁぁん!!!そんなダメェ!気持ちいいっ!変になるっなっちゃうっっ!』
「凄い反応。そんなに気持ちいいんだ(笑)嬉しい。」
そして腟とクリトリス、乳首の3か所を同時に責められ、快楽は頂点に達しました。
「どう?さっきよりおかしくなりそう?」
『あんあんっ!なんか変なんだけど?ヤバいっ!ごめんなさい、M君止めてぇ!』
「止めへんよ(笑)ぐちょぐちょにしてイク真弓ちゃんが見たいから。」
『はぁっ…見ないで見ないで!何か来る、来ちゃうよぉ!ああ~!』
40歳で始めて性行為でイクという事を体験しました。
イク瞬間にM君がキスしてきたので、思わず私から舌を絡めてディープキス。
一瞬ビックリしたみたいだけど、絡め返してきたので拒否されなくてちょっと安心(笑)
「真弓ちゃん、オレ我慢出来んわ。入れていい?」
『良いよ…でもかなり久しぶりだから優しくして?』
「え?そうなん!?どれ位?」
急に無粋な事聞いてくるもんだから呆れるやら可笑しいやら。
『そんなん聞かないで。10年くらいかな?もう馬鹿!!』
「ゴメンゴメン。分かった、大事にするから。」
【大事にするから】この言葉にキュンとしてしまいました。愛されるってこんな感情になるのかなって。
何か胸が一杯になって思わずMくんにしがみついちゃいました。
「どうしたん?ちょっとドキッてしたんやけど(笑)」
『「大事にする」って言われて何か心が一杯になって…』
「何それ(笑)めっちゃ嬉しいんやけど。」
『本当に?』
「そりゃ嬉しいよ、てことは?」
『先生、一回り半も年上だけど良いの?』
「全然!寧ろ年とか関係無くない?」
『ありがとう。ねぇ、M君来て?』
そして彼の熱く膨張した欲望の塊が、私の厭らしい密を垂らした肉壺の中に侵入してきました。
『はぁっ、んっっ…痛いっ』
「真弓ちゃん大丈夫?止めとく?無理せんでエエよ。」
『止めないで…M君と1つになりたいの。』
「ヤバっ!そんなん言われたら興奮して止まらんなる(笑)」
そしてナカで更にアレが大きくなった感覚がありました。
『あっっ…オチン○ン大きくなってるぅっ??』
「真弓ちゃんがHな事言うからやん。動くで?」
そしてゆっくりと律動が始まります。
最初は浅い所で慣らすように、そして段々奥深くを突かれて徐々に激しく……
『ふぅっ…あんっあっひぃ!大きい!大きいので突かれてるよぉっ!気持ちいいっ!』
「はぁっ、可愛い俺だけの真弓ちゃん、ああっ」
『あっあっ、ねぇ、呼び捨てで呼んで?』
「真弓っ真弓っ!好きだっ!俺の事も名前で呼んでくれる?」
『T君…私もぉ……!好きぃ!』
更に激しくなる腰の動き。
気付けば、私は彼の背中に手を回し、腰回りに足を絡めてガッチリと彼の身体をホールドしていました。
「ヤバ…イキそう。真弓イキそうだっ!愛してる!」
そして欲望を引き抜こうとしたので、私はありったけの力を込めて彼にしがみつき、それを食い止めました。
『やぁっ!離れちゃヤダぁ…このままイッてぇ!!』
「ちょっ……ヤバイって!出ちゃうっ!」
『あんっ、良いのっ!中に出してぇ!T君の欲しいの…』
「あぁあっ!イクッ!!ごめんっ真弓!」
『ひゃぁんっ、私もまたイッちゃう!!あぁん!!』
お互いに達する瞬間、私は彼の頭を引き寄せ、自ら激しいディープキスで彼の唾液を吸い取り、彼の子種を受け止めました。
「イク瞬間にいきなりキスしてくるんやもんなぁ(笑)めっちゃキュンっでしたけどさ。」
『もう!恥ずかしいから言葉に出さないで!!』
腕枕で私を胸の中に抱き締められながらそんな事を言うもんだから、恥ずかしくて堪りません。
赤く紅潮した顔を見られまいと、彼の胸に頭を擦りつけて目いっぱいの照れ隠し。
そんな私の頭を優しく撫でてくれる手が愛おしくて、ずっとこのままで居たいと思いました。
『ねぇ、何回も聞くけど本当に私で良いの?こんな行き遅れのオバサンで。』
「何回も言わせんなって…4年間、ずっと真弓と1つになりたいって、俺のモノにしたいって思ってたんやから。俺が大切にする人は真弓だけ。ここまで言ったら納得するやろ?」
余りにド直球で飾り気のない気持ちをぶつけられて、思わず泣いてしまいました。
泣き顔の私の唇に彼の唇が重なります。
Hの時とは違う、とても長くて優しいキス。
自分の人生で男性に愛されることなんて無いと思っていただけに、感慨深い時間でした。
「なぁ、付き合うって事は風呂入るん一緒でもええやんな?」
『えーーー!恥ずかしいよぉ…』
「ええやん?汗かいたし、風呂入ろうや。」
結局、彼の強引さに負けて一緒にお風呂に入り、そこでもタップリ虐められちゃいました。
そんな状態では家に帰れる訳も無く、その日はホテルでお泊り。
ホテルから出てから手を繋いで歩いてる時に、本当に教員と学生の関係から男女の関係になったんだと実感しました。
あれから10年。
そんな彼は私の愛する夫となり、子宝にも恵まれました。
そして、お互いアラフィフとアラサーになった今も相変わらず、お互いの体を求めあっています。
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