仲がイイって言っても、客とスタッフだし恋愛の対象ではなかったようだ。
そもそも、それに僕の方が年下ってことでオトコとして見られてなかったってこともある。
それが、エッチする仲になったのは、あることがあったことからだ。
友達との飲み会に行った時、そろそろ終電という時間だった。
「いいじゃん。もう一件行こうぜ!」
横を通った時、大きな声がした。
大声がした方を向くと、見るからにチャラい二人の男が、これまた二人組の女を説得していた。
まぁ~良くある光景なんだけど、女のうちの一人が、見知った顔だった。
そう、アズアズだったんです。
それで、通り過ぎながら、気になったんで振り返り見てると、どうも、終電で帰りたいみたいなのを、男たちが邪魔してるようでした。
僕は、友達に先に行ってくれと言い戻りました。
「アズアズ。どうしたの?」
僕が声を掛けると、アズアズはホッとした表情を見せた。
逆に、僕の方を見た二人の男たちは、急に現れた男にイラついた感じだった。
「誰?彼女と何の関係?」
髪を少し立て気味にした男が尋ねてきた。
「知り合いですけど・・・・・」
僕が応える。男が何か言いかけるが無視して続けた。
「彼女たち、嫌がってるみたいなんですけど、やめてもらえませんか」
極めて低姿勢に言った。
「ただの知り合いに、そんなこと言われることはな~い!」
さっき、大声を出してた男が、明らかに年下である僕を見下し、からかう様に言って来た。
「カッコつけてんじゃねーよ!!」
髪を立てた男が僕の腹にパンチを打ってきた。
無防備だった僕はまともにパンチをくらい、その場にうずくまった。
その後頭部に、更なる衝撃を受けた。
その後の記憶はない。
意識を失ったのだ。
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