ありがとうございます。更新遅いですが楽しんでいただけたら幸いです。
俺「失礼します、高井先生いらっしゃいますか?」
教官室のドアをノックして声をかけるが返事がない。
とりあえず中に入ってみるが誰もいないようだった。
「まきちゃんおらんのか」と思い出て行こうとすると、突然後ろから誰かに声をかけられた。
「わっ!」
俺「うわっ!!」
振り向くとまきちゃんだった。
俺「びっくりしたー。いたんですか?」
まき「よしよし、ちゃんと言われた通り来たな^ ^」
まきちゃんはなぜか上機嫌だった。
俺「引き継ぎってなんですか?」
まき「え?あー、引き継ぎね、まぁえぇやん。そんなん。」
俺「え?(笑)」
まき「それよりも今日一日どうやった?ずっと私のこと考えてた?」
まきちゃんはからかうように笑いながら聞いてきた。
俺「そりゃ考えますよ・・・あんなメール来たら。」
まき「そっかー!ふふ、嬉しい。」
まきちゃんはずっとニコニコしている。
俺「渡り廊下でもからかってきましたよね?」
まき「あ、バレた?(笑)あれ結構ドキドキしてんでー。誰にも見られてないか。どうやった?」
俺「・・・可愛かったです。」
恥ずかしかったけど思ったままを言った。
まき「いえーい(笑)作戦成功。」
そう言って両手を繋いできた。
俺はドキっとして慌てて
俺「ちょっ、誰かに見られますって!」
まき「誰もけーへんよ、他の先生はクラブ^ ^」
俺「戻ってきたらどうするんすか!」
まき「まぁまぁ、それはその時考えたらいいやん。それとも私と手繋ぎたくない?」
まきちゃんはちょっと上目遣いで聞いてきた。
俺「・・・繋ぎたかったですけど。」
まき「素直やなー(笑)かわいい。」
そう言ってハグされた。
俺は緊張で固まってしまって『気をつけ』の状態。
まきちゃんはそのまま耳元で
「体育委員なってくれて嬉しかった。思わずニヤけかけたわ。」と言った。
俺はまきちゃんの息が耳にかかるのを感じながら、「笑ってましたよ」と絞りだした。
まき「え、ヤバ。無意識やわ、友達になんか言われた?」
俺「好かれてるんちゃうって言われましたけど、誤魔化しました。」
まき「そーなんや。気ぃつけなな。・・・で、好かれてると思う?(笑)」
俺「・・・なんすかそれ(笑)・・・好かれてたら嬉しいですけど。」
まき「ふふーん(笑)やっぱり素直。大好き。」
そう言ってチュッとフレンチキスをされた。
俺はもうショート寸前で、心臓は飛び出そうなほどバクバク。
まき「昨日学校でって言ったやろ?・・・どうやった?」
俺「・・・(声が出ない)」
まき「おーい、大丈夫?(笑)」
そんな時、教官室の入り口のドアがガチャっと開く音がした。
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