と言った。
顧問は顔を赤くしながら
「かわいいって何歳相手にして言ってるんよ。もうおばさんやで。」
と言うので
「いやいや、まきちゃんは全然おばさんちゃうから!クラスにおったら普通に告ってるし!」
と言ってハッとしてしまった。
調子に乗って名前をしかもちゃん付けで呼んでしまった。
俺が何か言い訳をしようと考えていると、
「まきちゃんか、えぇな。じゃあこれから2人の時はまきちゃんって呼ぶこと。私も田中のことけいちゃん(けいすけだから。)って呼ぶわ。それから・・・」
俺「え・・・?」
まき「・・・告ってくれへん?」
俺「・・・え!?」
まき「だってさっき告ってるって言ってたやん。」
俺「いや言いましたけど!・・・ダメでしょ!」
まき「誰にも言わんかったらバレへんやん。それともさっきのは先生のことからかったん?」
俺「・・・いや本心ですけど・・・」
俺はとにかく焦って頭が回らなかった。
まきちゃんのことは嫌いじゃない、むしろこの一時間ほどの会話で好意を持った。
でも先生と付き合うなんて、普通に彼女もできたことないのに・・・
俺が戸惑っていると、「アカン?」と言って手を握ってきた。
まきちゃんの手は暖かいけど少し湿ってて、あー、まきちゃんも緊張してるんやなと思った。
同時に真剣な気持ちも伝わってきて、
俺「俺お小遣いも少ないし、流行にも疎いからおもんないっすよ?」
まき「そんなんどうでもいいやん。田中ともっと一緒におりたいねん。」
俺「・・・分かりました。じゃあ付き合ってください。」
そう言うとまきちゃんはニコッと笑って「よろこんで。」と言った。
これが付き合うまでの流れ。
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