階段を昇りきり部屋に入る扉の前の従業員さん用の通路をレースで仕切ったスペースで艶めかしい声が聞こえ・・
「 ァァ~ッ・・ ァァ~ッ・・ ァァ~ッ・・ 」
場所的には僕等が使用する隣で距離が近いとは言え、閉め切った状態の扉から漏れるくらいですから中のカップルさんは相当燃え上がっているのでしょう。
明らかにその行為をうかがわせるイヤらしい声に、サキは何とも切なそうな視線を僕に向けます。
『部屋に入る?』か『そのまま少し聴かせてみる?』と、彼女の何とも可愛い表情に僕の悪戯心が疼きました。
子供ではありませんから、興味本位でAVを観たり、昨夜のように兄とその彼女である友人との行為の場に偶然居合わせた事があるかも知れません。
只、初めてのラブホテルと言う場所での生々しくリアルな女性のその声はサキには刺激が強過ぎるようでもあります。
「 聞こえるのサキ? 凄くイヤらしい声だね? サキもエッチな声出すんだよ! 」
当然、自分がエッチしている最中はどんな感じなんだろうとか、人が聞いたらどう聞こえるのだろう何て考えもしないでしょう。
「 違うぅ・・ ユウちゃん・・ サキは・・ こんなんじゃ・・ ユウちゃん・・ ああ・・ ねえ・・ ユウちゃん・・ 」
声の質からして3~40代の女性でしょうか、艶のある悲痛な声がより卑猥さを増しサキを恥ずかしくさせるようでした。
声の間隔や喘ぎ方からして肉棒で突いていると言うより、何か玩具でなぶられているような感じに・・
勿論、サキにはその区別を判断する余裕も経験値も無く、只悲痛な声が確実に絶頂へと向かっている事だけは・・
「 駄目ぇ~~っ! 緩めてぇ~~っ! アア~~~ッ! 駄目ぇ~~っ! お願いよぉ~~っ! 」
入室していませんので部屋がどんな配置になっているのかわかりませんが、声の感じからして居る場所はドアからそう距離は無いみたいです。
まあ、現に僕達も映画館に隣接したトイレや、コインパーキングに止めた車内でエッチをして此処に来ましたから・・
それを思えば、あの扉一枚隔てた直ぐ中で楽しんでいる可能性も無きにしも非ずでしょう。
「 ほら! そろそろ逝きそうだよサキ! わかる? 逝かされそうな声か・・ サキも聞かれたらどうする? 」
「 駄目ぇ・・ ユウちゃん・・ ねえ・・ ユウちゃん・・」
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