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2010/09/08 05:35:23 (zqsBm5lA)
もやもやした気分で校門まで来ると、Yが坂本を待つからと、みんなから分
かれました。
僕は、坂本とYのことが気になりましたが、小阪を送っていかなければいけ
ないので、ほっておくしかありません。
しかし、僕の頭の中は、キスした、身体を知ってる、明日Yの家で・・・と
いうヤツの言葉がぐるぐる渦を巻いて、軽いめまいと吐き気がしてきました。
「トベくん、大丈夫?なんか顔色悪いよ・・・」
小阪が気付いて、心配そうに僕の横に並びました。
「やっぱりランドセル持とか?」
「大丈夫、大丈夫!」
実際はこのとき、座り込みたい気分でしたが、女の子たちの手前、カッコ付
けていました。
でも、数メートルも歩くと、どうにもしんどくて、結局小阪の肩に手を回し
て寄りかかってしまいました。
小阪は、一瞬「えっ」というような顔をしましたが、逃げることもなく、肩
を貸したままにしてくれました。
もちろん、今回はオッパイに手を回す元気などはありません。
「小阪ぁ、代わろか?・・・しんどいやろ。」
藤田が後ろから声をかけてきます。
「いいよ、どうせ家まで一緒に帰るんやし。」
小阪にそう言われて、藤田は少しつまらなそうに俯きました。
そんな藤田を気になって見ていると、多田が、前に回りこんで、後ろ向きに
歩きながら僕の顔を覗き込みます。
「まあ、シマノくんにあんなに言われたら、ショックやよねぇ。」
慰めるようなセリフですが、多田は思いっきり嬉しそうです。
「もう、かっちゃんは諦め・・・トベちゃんには、無理やて!」
そう言って、並んでいる僕たちを眺めました。
「小阪にしとき・・・」
「オマエ、メッチャ嬉しそうやなぁ・・・」
「私にしときってなにぃ!?」
小阪は、できれば僕の手を払いのけたい気分だったろうと思いますが、彼女
の性格から考えて、僕がエッチなコトをしない限り隣にいてくれそうです。
「そやかて、トベちゃん見てたら可哀想で可哀想で・・・くくくっ・・・」
他人の不幸は蜜の味って言うのは、きっと多田のためにある言葉かも知れま
せん。
僕は、さらに疲れてしまいました。
「オマエ、もう帰れ・・・」
ちょうど、府道の信号にさしかかって、藤田は坂本の家のある右手の方に、
多田は左に、そして僕と小阪はまっすぐに進むことになります。
「あとは、小阪に慰めてもらうわ。」
僕たちは、バイバイといって三方向に分かれましたが、藤田が、
「気ぃつけてね・・・」といった言葉を、ただ単に帰り道のことだと思い、
笑って手を振りました。



「私に、なに慰めて欲しいって?」
藤田たちと分かれて、直ぐに小阪が悪戯っぽい声で聞き返してきました。
「オレ、アイツの言うことで、結構傷ついてんのに、多田のヤツ、嬉しそう
にからかうんやもん・・・」
「へぇ、トベくんでも傷つくんや?」
「そりゃ傷つくよ・・・」
「ホントに顔色悪いもんね・・・よしよし・・・」
小阪が手を伸ばしてからかうように僕の頭を撫でてくれます。
「はぁぁ・・・オレ、やっぱり小阪のこと、好きかも・・・」
「頭撫でたぐらいで好きにならんとって!」
「でも、オマエに撫でられたら、メッチャ気持ちいいで。」
「ええ~っ?そう?」
小阪が照れたように、はにかみます。
「なあ、ココ、ナデナデしてくれたらもっと気持ちええねんけど!」
そんなコト言えるような体調では決してなかったんですが、腰を突き出すよ
うな格好を見せてしまいました。
「アホか!」
「ナデナデ、アカンかったらナメナメでもええで!」
つい小阪には、なにを言っても許されるような気になって、調子に乗ってし
まいます。
「もう、傍に来んといて!」
小阪が、ムキになって手を振り解き、急に走り出したので、僕も追い掛けま
す。
「来んな!チカン!」
「待てや!仲良しで行こ!」
結局、僕たちは小阪の家まで、走り続けました。



「オマエ・・・こんなに、元気、やったら、送らんでも、いけたやん・・・」
僕は、息を切らして膝に手を突きました。
「そやから、一人で帰れるって先生に言ったのに、トベくんが一緒に帰りた
いって、泣いて頼むから・・・」
「泣いてへん、泣いてへん!」
僕は、ぜえぜえ言いながら、ランドセルを小阪に手渡しました。
「ありがと・・・大丈夫?」
吐き気がしてたところでの全力疾走で、僕はその場にへたり込んでしまいま
した。
「ええ~っ!ちょっとトベくん!しっかり!」

僕は、とんだアクシデントで、自分の家からわずか四軒隣の小阪の家に上が
り込んでしまいました。
小阪に引っ張られるまま、茶の間のコタツに足を入れて寝かされ、身体に毛布
を掛けられました。
吐き気は、思ったより酷くなくて、ただ頭がガンガン痛み、天井を見ると、
部屋がゆっくりと回って見えるので、僕は目を閉じました。



ぼんやりと目を開けると、傍に女の子が座って所在なげにミカンを剥いてい
ましたが、僕が動いたのに気が付いて、こちらを向いて微笑みました。
「目、醒めた?」
「ああ・・・」
まだ、頭がぼおっとして夢の中にいるようです。
(あれ?ここ、どこやろ?・・・)
「なんか、二日酔いみたいやネ。」
(ああ、坂本、また新婚さんゴッコか・・・)
そう思って話を合わせました。
「ああ、飲み過ぎた・・・」
坂本はクスッと笑って、
「ミカン、食べる?」
と、剥いたミカンを見せました。
「あ~」
僕は彼女に口を開けてみせます。
「もう、甘えてんの?」
ちょっと不満げに言いながら、坂本は身を乗り出して、僕の顔を覗き込んで、
口にミカンを一つ放り込んでくれました。
「元気そうやん・・・」
僕の視界に、坂本の笑った口元だけが大写しになって、思わず彼女の首に腕
を回して、唇を合わせました。
柔らかな唇の感触とミカンの甘酸っぱい香りが僕のなかで広がって、夢中に
なって、舌を割り込ませ、ふっくらとした胸に手を当てました。
(ふっくらとした胸?)
右手に感じる温かい膨らみをそっと揉んで確かめながら、僕はもう一度目を
見開いて、いま舌が戯れている坂本であるはずの女の子の顔を見ました。
そこには、4センチメートルほど先で、僕の目をじっと睨んでいる、小阪の
冷たくて綺麗な瞳がありました。
「ごめん!」
驚いて小阪の身体を離すと、彼女は黙ってコタツに戻り、食べ掛けのミカン
を弄りながら、呟くように言いました。
「寝ぼけてたん?・・・それとも・・・本気やったん?」
「あの・・・ごめん・・・」
小阪は、はあっとため息をついて、弄っていたミカンを僕の前のコタツの上
に置いて、
「これ、トベくんの分やから、責任もって食べてな!」
と言って、もう一つコタツの上のカゴからミカンを取って、剥き始めました。
僕は、こそこそと起き上がって、僕の分のミカンが置いてある小阪の左隣に
並んで座り、黙ってミカンを食べました。
なんと言っていいのかわからず、無言のまま小阪の体温で温かくなったミカン
を食べ終わってしまうと、彼女が「もう一個食べる?」と聞きながら、わざ
わざ皮を剥いてくれました。
「はいっ。」
「ありがと・・・」
(怒ってないんかな・・・)
ミカンを剥く仕草を見ながらも、剥いてくれたのを食べながらも、ドキドキ
して妙に手が汗ばんできます。
こうなると、隣から甘い女の子の香りが漂って来る気がして、僕はもうどう
にでもなれと、思い切って小阪の太腿に手を置いてしまいました。
小阪の横顔を見ながら、じわじわとスカートの中に手を入れていきます。
拒否されないのをいいことに、指先をどんどん進めて、小阪のパンツまで、
たどり着きました。
そして、膝を崩して座っている小阪のパンツの中心に難なく指を乗せること
ができました。
ここまで来たら、ひょっとしてOK?
そう思うと、かえってどうしたものかと、指先がためらいます。
中指を真ん中にあてがったまま、恐る恐る手のひらでぷっくりとしたおまん
じゅうを包み込みました。
小阪の肌はむっちりとしていて、僕はそおっと感触を確かめながら手のひら
全体で揉んでいきました。
小阪は我慢しているように、ミカンを手にしたまま、眉を寄せて前を向いて
いましたが、僕の手の動きに、俯いてコタツの上で組んだ手に額をつけてし
まいました。
小阪のパンツは、汗ばんでじっとりとしていますが、中心に潤いは感じられ
ません。
(なんで嫌がれへんねん・・・)
パンツの中に手を入れたいのですが、先に進んでいいものか、迷いながらも、
手の動きは次第に大胆になっていきます。
ゴムボールのように弾力のある肌を揉みながら、ミゾにそって指でなぞりま
す。
心なしか、小阪の呼吸が荒くなった気がして、迷っていた僕の気持ちを後押
ししました。
スカートから手を引き揚げ、すばやく小阪の後ろに回り込むと、腰からお腹
に手を回しました。
僕がパンツの上から撤退した瞬間、小阪はホッとしたようにため息を洩らし
ましたが、すぐに後ろから抱きよせられて、身を強張らせました。
事故のような小阪とのキスと柔らかなオッパイへのタッチで、僕はすっかり
坂本との約束を忘れ、小阪の背中に身体を合わせて、手をパンツに伸ばして
いました。
先ほどの温もりが、また手のひらに伝わって、僕の身体中が熱くなります。
小阪が緊張でガチガチになっているのが、背中からわかります。
僕は彼女の緊張が解けるまで、じっくりとパンツの上から弾力のある全体を
揉みほぐしました。
小阪に変化が見られたのは、それからしばらくしてからのことでした。
ふうっと、ひとつ息を吐くと、崩していた膝を前に伸ばして、身体を起こし、
僕の胸に凭れかかってきました。
小阪の中心にあてがっていた中指の先にも、明らかに汗とは違う湿り気を感
じます。
僕は、大きく深呼吸すると、パンツのウエストのゴムに指を掛けて、中に手
を滑り込ませました。
そのとき、僕の指先に触れたのは、汗ばむ肌に張り付いた軟らかな短い毛で
した。
(・・・赤ちゃん出来る子なんや・・・)
僕は藤田の言葉を思い出して、ドキドキしてしまいました。
小阪は、いっぱいセックスをしてる坂本や中学生みたいに体格のいい藤田よ
りも、ずっと大人なんだと思うと指先が微かに震えてしまいます。
(小阪のオメコ、見てみたい・・・)
こみ上げてくる欲求を抑え、さわさわと確かめるように小阪の柔らかな下草
を指に絡めながら、ゆっくりとパンツの奥に進んで行きます。
汗で湿ったワレメに沿って、指を下ろすと滑らかな潤いが滲んだ小阪の身体
の入り口に達しました。
手の平で軟らかな毛の感触を感じながら、中指に少し力を込めると、難無く
ワレメの中に指先が沈んで行きます。
潤いは多くはありませんでしたが、ねっとりと指先に絡みつくように粘り気
があり、ひょっとして大人の女の蜜液はこんなにねっとりとしているのかと
も思ってしまい、ますます小阪に対して大人の女を感じてしまいました。
小阪の入り口を、ゆっくりと指先を回すように撫でながら、タップリと蜜液
を絡め取って、熱い渓谷の底を撫で上げるようにお豆に向かいます。
きっとまだ誰も触れたことのないだろう、小阪のお豆は、大人だから大きい
と言うことはなく、控えめに包皮の中に隠れていました。
僕は、あまり強い刺激を与えないように、包皮の上から隠された真珠の小粒
をくりくりとこねるように優しく撫で回して、小阪に快感を与えていきます。
エッチなことの最中は、いつも何かしらお喋りをしながらが僕の普通なので
すが、いまの小阪に声をかけると「止めよう」と言われそうな気がして、成
り行きに任せて、ひたすら黙ってコトを進めていました。
(僕でいいんか、聞きたい・・・このままシテいいんか?)
僕のチンチンは張り裂けそうなぐらい、脈打ちながら小阪の背中を押してい
ます。
小阪の下草の感触、ねっとりとした潤い、スカートから湧き上がってくる女
の子の香り・・・
小阪の入り口の潤いをお豆に運びながら、優しく撫でるはずの中指に力がこ
もってきて、擦りあげる動きが早まってきます。
それにあわせるかのように、小阪の息が乱れ、渇いた唇を舐めながら顎を上
げて、肩を上下させながら、深いため息をついています。
(小阪のん・・・見たい・・・むしゃぶりつきたい・・・思いっきり入れた
い!)
もう、それが坂本を裏切る行為だということを、頭の片隅にも思うことはあ
りませんでした。
とりあえず、一回小阪を良くシテしまって、ぐったりとしたところを後ろに
倒して身体を沈めてしまおうとまで、頭の中で計画を練ってしまいました。
僕の心の中の留め金が外れて、左手をシミーズの下に滑り込ませて、柔らか
なオッパイを手の中に収めました。
さっきの服の上からとは全然違う、温かで柔らかな、しかも僕の手の平に余
るほどの豊かさで、小阪の魅力が僕をのめり込ませていきます。
左右のオッパイを、不公平にならないように、でも、少し荒っぽく揉みなが
ら、指先で乳首を摘むように回します。
僕の指先で、小豆ほどの大きさで、硬くツンと上を向いた乳首が、ふるふる
と揺れています。
(ああ・・・このオッパイも、もうすぐ僕が飲ませてもらう・・・)
いつの間にか、小阪の脚は十分に開かれて、僕の手の動きがいっそう滑らか
になっていました。
パンツは邪魔でしたが、脱がしている余裕はありません。
乳首を指で挟むようにオッパイを大きく揉みしだきながら、右手では中指が
そっと隠されていた真珠を露にしていきます。
「んんっ・・・」
小阪の押し殺したような喘ぎに、僕は首筋に唇を這わせました。
もうすぐ、いままで経験したことのない悦楽の瞬間が小阪を飲み込むのでしょ
う。
小阪は、モジモジと腰を突き出すように、お尻を前後に揺らし始めました。
「はあぁ・・・」
大きな吐息が僕の耳元で溢れて、いよいよその時が迫ってきました。
クチュクチュと湿った音が静かな部屋に洩れだして、小阪の喘ぎと相まって、
僕の気持ちを一段と昂らせます。
指先に感じる潤いは、はっきりと量を増して、パンツに大きなシミを作って
いきます。
小阪の顎を掴んで後ろを向かせ、唇を合わせたいのですが、両手がふさがっ
ていてそれができません。
すべてに、もどかしい状態に耐えられず、僕は首筋に吸い付いたまま、長い
沈黙を破ってしまいました。
「こさかぁ・・・」
たったそれだけの僕の言葉に、小阪の肩口がピクッと反応しました。
「はぁぁ・・・トベくん・・・なんで?・・・なんで私のこと、触るん?」
小阪は、僕の指に喘ぎながら、途切れ途切れに問います。
「・・・好きな子の身体は、触りたいって思うんや・・・」
さんざん言い古した言葉ですが、そのときはそんな言葉しか思いつきません。
とにかく、もう止められないんです。
「トベくん・・・私のコト好きなん?・・・坂本さんと・・・違うん?」
調子のいいことを言った僕は、たちまち答えに窮してしまいました。
僕は、もう返事はせずに、指先の動きに集中しました。
小阪も、決して僕の動きを止めようとしたりはしませんでした。
「ああ・・・なんで?・・・なんで?・・・わたし・・・」
小阪の呟きを無視したまま、僕は最後の刺激を一番敏感な部分に与え続けま
した。
柔らかなオッパイも、ジットリと汗ばんで、手の平に吸い付き、溢れ出す潤
いが指先で掬いきれずに流れ出します。
もう、どれほど長い時間、小阪の秘部を弄っていたでしょう。
小阪の両脚は大きく開かれ、僅かに震えています。
呼吸が浅く、荒くなってきて、とうとうその瞬間を迎えました。
「んん~っ!!」
低くくぐもった呻き声とともに、小阪の身体が硬直したように小刻みに震え、
上を向いて口をパクパクと開きます。
「・・・・・」
小阪の微かな呟きが、かろうじて僕の耳にも届きました。
しばらくの間、身を固くして打ち震えていた小阪でしたが、大きなため息と
ともにぐったりと、僕の胸に身体を預けてきました。
僕は、そっとびしょ濡れになったパンツから手を抜いて身体を離すと、小阪
はそのまま仰向けに倒れこみました。
小阪は、目を閉じたまま、胸を上下させながら、大きく息を吐いています。
コタツ布団からはみ出たスカートの裾が捲れて、白いパンツが目に入ります。
あの奥に、もう大人になった小阪のオメコが隠されているのかと思うと、パン
ツを剥がしてしまいたい衝動に駆られます。
「小阪・・・」
僕の声に、まぶしそうに細く目を開け、乾いた唇を舐めました。
「トベくんの・・・チカン。」
「ごめん・・・」
「もう・・・ここまで・・・ね・・・」
僕は、小阪の口に食べかけのミカンを一つ放り込んで、立ち上がりました。
「じゃあ・・・帰るわ・・・」
「うん・・・このまま、見送れへんから・・・」
小阪は、そういって僕に背中をむけるように寝返りを打って、腕で顔を隠し
ました。
僕は、玄関でそのまま靴を履こうとしましたが、ふと思い立って、靴を持っ
て部屋に戻りました。
「僕・・・裏から帰るわ。」
「うん・・・」
台所横の勝手口を出れば、すぐ裏の路地を通って四軒隣の僕の家まですぐに
着けます。
「小阪・・・バイバイ・・・」
僕は勝手口を出る前にもう一度、小阪に声をかけましたが、返事はありません
でした。


勝手口から帰ってきた僕を、お母さんは驚いていましたが、怪我をした小阪
を送ってきたと、簡単に説明しておきました。
それから、僕は急いでランドセルを置いて着替えると、入念に手を洗ってか
ら、家を出ました。
表の通りは人通りもなく、僕の家と小阪の家の間にある電信柱の陰で、女の子
がうずくまってメソメソと泣いていました。
「坂本さん、どうしたん?」
「あれっ?・・・トベくん?」
僕が小阪の家から出て来るとばかり思っていた坂本は、後ろから声を掛けら
れて、きょとんとしています。
坂本は泣き腫らした目で僕を見上げ、脚にしがみつきました。
「トベくん・・・」
僕は坂本の頭を撫でてやりました。
「ずっと待っててくれたんか?」
坂本は、僕の脚をしっかりと持ったまま、小さく頷きました。
「帰ろか?」
「うん!」
僕の微笑みに元気よく、立ち上がります。
「ランドセル持ったるわ!」
「ありがとう!」
坂本はたぶんまた僕と小阪を学校からつけて来ていたのでしょう。
「ホントに小阪さん家でクチュクチュしてるんかと思った!」
「僕の家、裏の路地から帰れるから。」
「ず~っと出てけえへんから、もう泣いちゃってん・・・」
坂本のランドセルを肩に担いで、片方の手で彼女の肩を抱きよせました。
「トベくん、ごめんね・・・」
「ううん・・・」
「あした、楽しみやね。」
僕はふと、Yの言葉を思い出して坂本の横顔を見つめました。
「なあ・・・かっちゃんね、もう、トベくんのコトみんなに言う・・・」
「えっ?」
「もう、こんな思いするんイヤや・・・」
「ええんか?」
「うん、トベくんがいてくれたら、みんなと仲間外れになってもいい!」
坂本の笑顔がまぶしくて、僕は何にも言えません。
「みんな、びっくりするやろなぁ・・・」
坂本はいたずらっぽく僕を見上げました。
これが本当なら、もう坂本のことで悩むコトは無くなるんだと、心の中にい
くつも引っ掛かるものを残しながらも、ひとつホッとした気持ちになりまし
た。
もし、坂本と僕が上手くいって、Yがフラれてしまえば・・・
僕は、アノ瞬間に小阪が小さく呟いた言葉を思い出しました。

『シマノクン』

(アイツ、Yのコト、好きやったんやなぁ・・・)
小阪はいままで、どんな気持ちで坂本とYを見ていたんだろう。
坂本にフラれ続ける僕の姿に自分を重ねていたのかも知れません。
僕をからかう言葉も、精一杯の強がりだったのか。
今日のYの言葉に傷付いたのは、きっと僕だけじゃなかったんでしょう。
だから、さっきのコトはきっと、お互いを慰め合う繋がりだったのかと思い
ます。
でも、小阪にも、チャンスはある!
僕は小阪を応援することに決めました。
(小阪、頑張れ!)
両手に残る感触を思い出しながら、小阪にエールを送ります。
(明日、小阪に教えてやろう! そうや、みんなで小阪とYをくっ付けたろ
う!)
坂本の言葉に勇気付けられた僕は、こっそり拳に力を込めました。

「ねぇ、トベくん、明日やけど、お昼からでもいい?」
「えっ?いいけど。」
「午前中、ちょっと用事あるねん・・・そやから、1時にいつもの駅な?」
手を口の前で合わせて、拝むように僕を見る坂本は、やっぱり一番可愛いと
思います。
僕は肩に回した手を坂本の頭に乗っけて、撫でまわしました。
「それやったら、明日はエッチなコト、ナシな!」
「え~っ!」
「え~っ!やないよ!明日は思いっきり外で遊ぼ!」
「じゃあぁ、いま、チュウして!」
坂本が僕を見上げて唇を尖らせます。
「ここで!?」
僕は、思わず辺りを見回しました。
人通りは少ないとはいえ、表通りです。
「それやったら、あっこ行こ!」
坂本はそう言って、駆け出しました。


坂本が向かったのは、あの、僕とマサコの思い出の小屋でした。
「あれ?鍵掛かってる・・・」
坂本は小屋の入り口の前でぼんやりと扉に掛かった錠を見つめていました。
「ここは、中学生が中ですんごいエッチなことしてたんが見つかって、それ
から鍵掛かるようになってん。」
僕は、そう説明しながら、番号を合わせて錠を開けると、扉を開いて坂本を
中に誘いました。
「トベくん、すごい!大泥棒みたい!」
坂本は、難無く鍵を開けてしまった僕を、何の疑いもせずに感動の目で見て
います。
「へえ・・・この中、こんなんやったんや・・・」
僕が、後ろ手で扉を閉めると、中はマサコと居た時と同じように、薄暗く、
細い光だけが間接照明のように、僕たちの姿を浮かび上がらせていました。
部屋の隅に坂本のランドセルを置くと、壁に掛かった農機具を興味深げに眺
めている坂本の肩を抱き寄せました。
「さあ、チュウしよ!」
僕は、さっきの坂本を真似て、唇を突き出して見せました。
それを見た坂本も、同じように唇を突き出して、お互いの唇の先端をチュッ
と、触れ合いました。
「チュウしたな。」
「チュウしたねぇ。」
「もうおしまい?」
坂本が首を振りました。
「もう一回!」
僕がもう一度、唇を突き出すと、
「普通のがいい・・・」といって、唇を合わせてきました。
小さな舌が、僕の唇を割って、遠慮がちに僕の舌先を誘いに来ます。
僕もそれに応えて、坂本の口に舌を滑り込ませました。
互いの舌を絡ませるうち、僕のチンチンもズボンを張って、坂本のお腹を突
付きます。
坂本は、抱き合っていた右手を前に回して、僕の強張りをそっと撫でました。
ズボンの上から、ソフトに撫でられて、チンチンは悦びにピクピク波打ちま
す。
彼女はウエストがゴムになった僕のズボンとパンツに、手首をひねるように
して、一気に手を入れると、直接チンチンを握り締めました。
僕は、唇を離して、大きくため息をつきました。
「ミカン、食べてたでしょう?」
さすがに鋭い坂本に、僕は黙って頷きました。
「明日は、エッチなこと、ナシやからね・・・」
坂本は、僕のチンチンをゆっくりと扱きながら、微笑みます。
「・・・保健室のお返ししてアゲル・・・」
僕の先端からは、もうネバネバが溢れています。
彼女は、いったん僕のパンツの中から手を抜いて、ズボンとパンツの腰に両
手をかけて、下半身が丸出しになるまで、勢いよく引き下ろしました。
坂本は、僕にもう一度キスをすると、
「ご褒美な・・・」と、ゆっくりと身体を下に屈めていきました。
坂本が、僕のチンチンの根元を摘んで、ジッと見つめているときに、僕はよ
うやく思い出しました。
先ほどの小阪との強烈な記憶に上書きされて忘れていた、学校での藤田との
交わりを・・・
「トベくん・・・」
坂本は、そろそろと立ち上がると、俯いたまま後ろに一歩下がりました。
「小阪・・さん、と?・・・」
「あの・・・坂本さん・・・」
もう、なんと言っていいのかわからず、ただうろたえて言葉を捜していまし
た。
しばらく、ジッと肩を震わせて、黙って下を向いていた坂本は、意を決した
ように、頭を上げました。
「もう・・・ちゃんと言ってくれたらいいのに・・・」
坂本は、精一杯の作り笑いを見せます。
「なんか、かっちゃん・・・トベくんトベくんってばっかり言って、アホみ
たいやんか・・・」
「坂本さん・・・」
何か言い訳をと思いますが、何もでてきません。
「いいねん!トベくんなんか!・・・アタシも、ホンマはシマノくん居てる
し!・・・トベくんも知ってるやろ?・・・アタシ、シマノくんと、もうキス
したし、もっともっとシタし、あ、あぁ、明日も、シマノくんに誘われてた
から、どうしたらトベくん断れるかなって、悩んでたから・・・ホッとしたん
やから・・・あぁ、うれしいなぁ・・・」
「坂本さん・・・」
「うるさい!だまれっ!・・・いっぱい、いっぱい・・・エッチなことして
もらうんやから・・・トベくんなんか、もう小阪にあげる!・・・トベくん
なんか、エッチなだけで、ぜんぜん・・・ぜんぜん、カッコよくないもん!」
トタン板の隙間から差し込む光が、坂本の頬を伝う涙を光らせました。
「トベくんなんか、ホンマはキライやもん!」
坂本は、逃げ出すように小屋から飛び出していきました。
僕は、追いかける気力もなく、ノロノロと小屋の中に伏せて置かれた大きな
水桶にペタンと腰を下ろしました。
「終わったんか・・・」
ぼんやりと俯いて、何を考えるでもなく小屋の土間を見つめていました。
「ごめんね・・・」
声がして、顔をあげると小屋の入り口に藤田が立っていました。
「オマエら、ホンマに暇なんやな・・・」
藤田もまた、僕と小阪をつけていた坂本のあとをつけていた訳か・・・
「あのあと、気になって・・・」
藤田は、小屋の中に入ってきて、僕の前に立ちました。
「私があんなことしたから・・・」
「シタんはオレやから、藤田は悪ないよ!」
「・・・ごめん・・・」
僕の前にしゃがみ込んで、藤田は顔を伏せました。
「もう・・・終わったよなぁ?・・・僕と坂本と・・・」
別に、藤田に聞くつもりはなかったけど、ぼそっと言葉が出てしまいました。
「・・・ごめん・・・」
藤田は、消え入りそうな声で、また謝りました。
僕が悪いのは明らかで、しょげている藤田がかわいそうに思い、ことさら元
気な声で藤田の頭をポンポンと叩きました。
「こんなんやったら、あんとき藤田の処女、貰っといたらよかったなあ!」
藤田が、泣きそうな顔を上げて、僕を見ました。
そのとき僕は、だらしなくズボンとパンツを膝まで下ろしたまま、うなだれ
たチンチンをさらけ出して水桶の上に座っていました。
「私・・・もう、誰にもあげへん・・・かっちゃんに悪いコトした・・・」
藤田は、目の前の萎れたチンチンに手を伸ばし、顔を近づけクンクンと匂い
を確かめました。
「私の匂い?」
「藤田とオレの・・・」
藤田は手にしたモノを弄りながら、話しかけます。
「かっちゃん、ショックやったやろな・・・」
僕は、無言で藤田の髪を撫でました。
「かっちゃんに、謝ろ・・・ちゃんと言って。」
「そうやな・・・」
(坂本さん、許してくれるやろか?)
「私、かっちゃんが許してくれるんやったら、何でもするし・・・」
「オレも・・・いまから坂本の家に、謝りに行こか?」
藤田はこくりと、頷きました。
「なぁ、もし、かっちゃんが許してくれへんかったら、私と・・・」
そう言葉を切って、藤田はいきなり軟らかな僕のチンチンを口に含みました。
「おい、藤田、止めとき。」
藤田は一旦口を離して、
「私が汚したんやから・・・」
と、再び僕のお掃除を始めました。
「嫌いな男のなんか口に入れたらアカンで・・・」
そう言いながらも、僕の身体は次第に反応していきます。
いつの間にか、僕は藤田の口の中で、最大の大きさになっていました。
「ほら、そんなコトしてたら、お嫁さんに行かれへんようになるで・・・」
藤田の拙いけれど、一生懸命なお掃除に、僕は口先だけの拒否の言葉を並べ
ていました。
「藤田・・・」



「あ、ランドセル忘れて・・・」
入り口で僕たちの姿に呆然とする小さな女の子に、藤田もあわてて振り返り
ましたが、口いっぱいの僕のスープのせいで、何も言えませんでした。

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2
投稿者:**** 2010/09/08 09:37:03(****)
投稿削除済み
3
投稿者:**** 2010/09/08 10:27:41(****)
投稿削除済み
4
投稿者:名無し
2010/09/08 17:32:27    (qivgWvnE)
最後の最後に坂本さんに、決定的場面を目撃された藤田さんとトベ君は、どんな説明するんだろぉ
5
投稿者:藤田ファン
2010/09/08 17:33:39    (0/eDhmgz)
小さな女の子…坂本さんに見られちゃいましたね。

坂本さんもシマノと浮気してるんだからこれでお合いこではないでしょうか?

だから坂本さんはトベくんとは別れないのでは?

藤田の事だから逆上した坂本さんに最初は謝ってたけどその内「かっちゃんはシマノと浮気しといて勝手や!トベくんをおもちゃにすんな!」みたいな事を藤田は言いそう…
それが効果あってトベくんとは別れず、坂本さんもシマノと別れて浮気しない、トベくんも浮気しないと約束するけどトベくんは浮気しまくる…
前に坂本さんと藤田がトベくん争奪戦になるみたいな事書いてあったからやはり坂本さんと藤田は仲悪くなり坂本さんはトベくんと別れずに藤田とトベくんを取り合う展開になるのかな?

デートはトベくんがエッチナシて言ったんですかね。
坂本さんはデートでエッチヤル気まんまんだったのならやはり坂本さんはシマノとはエッチな事はしてるけど挿入はトベくんだけ…
坂本さんはみんなにトベくんと付き合ってる事を言うみたいな事を言ってたからシマノとはエッチな事をしてるけどトベくんが本命だったんですね。

でもトベくんが本命なら何で坂本さんはシマノとの事がトベくんの耳に入ってるのはわかってるのにシマノとも関係してたんでしょうね?
その辺の解明を早くしてほしいです。
いやそれだけでなく交換日記やパンツ隠ぺいの謎もぜひ解明を!

小坂はてっきりトベくんが好きだと思ってたらシマノが好きだったとは意外だった…

とにかく次回期待してます。
次回更新は今週土日でなく来週土日なのかな?

早く続きが読みたいです






6
投稿者:名無し
2010/09/08 17:41:56    (qivgWvnE)
色々推測出来るが、トベ君とのデートの日の午前の用事が凄く気になる

まさか、シマノと会って・・・・ 

だから、トベ君とはエッチ無しって事
7
投稿者:藤田ファン
2010/09/08 19:15:25    (0/eDhmgz)
>>6さん

前回坂本さんはシマノとも会う約束してるので午前中は間違いなくシマノと会う予定でしたよ。

それにエッチナシと最初に言ったのはトベくんの方ではないでしょうか



8
投稿者:名無し
2010/09/08 19:31:58    (qivgWvnE)
失礼しました

と言う事は・・・・

小坂さんは→シマノのは→坂本さんは→トベ君は→ 藤田は無いよね

僕的には、トベ君坂本さんでぇ坂本さんに振られたシマノは、小坂さんに慰められて・・・・残った藤田さんは・・・・
9
投稿者:**** 2010/09/08 20:23:03(****)
投稿削除済み
10
2010/09/08 20:37:25    (5s9n2ztB)
作者様、前回私が感想に書いた「実はかっちゃんは被害者」という希望通りに、かっちゃんがトベ君に裏切られた被害者になり、自分の罪を罪悪感無く暴露出来る展開に驚き感謝します。
かっちゃんとトベ君がお互いの優柔不断を反省し結ばれ、他のメンバーも丸く収まる結果を期待します。
まさかタイトルになっているマサコがドンデン返しで現れるとか!?
かっちゃん頑張れ!
11
投稿者:(無名)
2010/09/08 22:24:36    (o8NVXOUW)
面白くなってきますたW
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