2026/02/11 13:59:33
(p/5zOCDn)
一月も過ぎた頃になると、このホームステイは大成功だと思っていた。
ひとり増えただけで家の中が明るくなる。
彼の人柄に好感を持った高校生の娘も、私の関心が彼に向かうのもあり喜んでいた。
干渉されるのを鬱陶しく思う年頃ですからね。
友人からは仮にうまくいかなかったりした場合は遠慮しないで言ってほしいと言われていたけど、それは全く杞憂で済みました。
彼は落ち着いて物静かながらもけして無愛想ではなかった。
私は毎日新しい息子にウキウキし、生活に張りも出ていた。
ひとつだけ想定外だったのは、彼が想像以上に男性であったということ。
この辺は男の子を育てた経験がないからわからなかった。
ただ、不快な訳ではない。
むしろ、小さな頃から度々会っていたから感慨深さすらあった。
彼は胸の病気さえ除けばほぼ健康に過ごしていたから、自慰にも年相応に励んでいたようだ。
自室のゴミなどはきちんと自分で処理しゴミの日の前に外のポリバケツに入れてくれたけど、留守に部屋に入ってゴミ箱のティッシュの残骸を見つけた時は胸がきゅんとした。
ティッシュに鼻を近づけるとあの香りがした。
私はこっそり部屋に忍び込んではティッシュの香りを嗅ぐのをやめられなくなってしまった。
自分がいかに変態的な行為をしてるかなどは当然自覚している。
ただ、しばらく沈静化していた性欲がよみがえってくるのはふつふつ感じていた。
私は彼に息子だけを求めるのではなく、男性としても求め始めだしていたのだと思います。
そうなると彼が性の対象にしてる女性像が気になりだしてきます。
私は心で侘びながらもそれらしい雑誌やらかないかと物色したりもしてました。
でも、その類いのものは見つけられなかった。
やはり、その辺はまだ中学生ですから簡単には買えないでしょうし、貸してくれるほど親しい友人もできてなかったのかも。
初めてそのお目当ての物証を発見したのは、彼が高校生になってからでした。
友人は一度は帰国したものの、続けざまに北海道への転勤が決まってました。
彼がこちらの高校に合格していたのもあって、ホームステイは延長することに決まってました。
彼自身も望んでくれたのが何より嬉しかった。
三年も一緒に過ごしたおかげで彼もかなり私に打ち解けてくれていた。
私も彼が来た時以上に彼がかわいくて仕方なかった。
完全に情が移ってました。
それに娘も家を出て一人暮らしをするのに彼の滞在延長を望んでたので、皆が万々歳という結果に落ち着いたと思います。
ですから、初めて彼の部屋で女性のヌード写真を見つけた時はひどく動揺しました。
なぜなら、それは市販されているヌードグラビアなどではなく、ポラロイドカメラで撮影されたプライベート写真だったからです。
しかも!…その女性はどう見ても私と同世代の人でした。
咄嗟に浮かんだ言葉は、たべられちゃったのかな…でした。
何枚かある写真は彼自身がシャッターを押してると思われる証拠に、しっかりツーショットまでありましたから。
それも、二人とも一糸纏わぬ露な裸体で。
いかにも愛しあった直後に寄り添って写った感じで、女性が彼の首に腕を巻きつけ抱き寄せてるポーズ。
彼のすっかり繁った陰毛の中にはだらんと垂れた性器まで写ってました。
私は彼の控えめな笑みを見て猛烈に嫉妬心が起こりました。
心中としては浮気された女のそれと変わりません。
それプラス息子を寝取られたという相手の女性への怒りすらもありました。
私はずいぶん長いことその写真とにらめっこしてたと思います。
それで、気づいたんです。
その女性に見覚えがあることに。
彼は高校生になってから学業の妨げにならない程度にアルバイトを始めていました。
チェーン店ではない、いわゆるコンビニ的なお店です。
私も彼の様子を見がてら買い物に行ったりもしてました。
だから、同僚の方も何人かは覚えてました。
そのうちのひとりの主婦っぽい人のようでした。