2023/08/20 15:37:14
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自分の教室に戻り席に座ると
「またFの所行ってたのか」
「うん」
「お前もよくやるよなwそろそろ諦めたら?」
「んー今日の放課後図書室で会うことになった」
「なんだって!」
近くで聞き耳を立てていた(w)数人が集まってきました
「それって落とせたって事か?」
「お前なんかすげぇ」
「いやいや、まだ話をしたいって事だけだし」
「見に行っていいか?」
「隠れて遠くからならなw見つかるなよ」
そして放課後、図書室は教材棟の3階一番奥にあるのですが行く途中殆ど誰とも会いませんでしたね
(多分近くにはクラスの奴らやFちゃんの取り巻き連中は隠れていたとは思いますがw)
図書室に入ると5.6人はそれでも居たかな?その中にFちゃんも居ました
「来ましたね」
「ホントに来てくれたんだ」
「それは約束したし来るでしょ」
割とFちゃんは言ったことは守る子みたいです
「大体X君が言いたいことは判ってます、私そういうの嫌いなので」
「まあそれだけじゃ無いんだけど」
「それ以外何があるんです?気持ち悪い」
「ふ~ん、でもそれだけ言うのにここまで来るFちゃんてどうなのかな、クラス前で言えば良いじゃん」
「それは相手に失礼じゃ無いですか、放課後また来るって言うのにしっかりお返事しないなんて」
実は私は子供ながら気が付いていたんですよね
今まで追い返されていた男子は取り巻きにやられる以外Fちゃんに教室前で断られていたことを
つまり"今回即に断らなかった"何かがあると言うこと
「まあ、そう言うことは別にして"友達"でならどう?」
「それは・・・別に良いですけど」
「なら友達ということでよろしくー」
「はぁ・・・」
「言いたかったのはそれだけ、よし!」
勿論"友達"で終わらせるつもりは無いですが(w)他のヤツの結果からすると大きな成果だったと思いますw
成果があったので速攻下校w
そして予想通りクラスの奴らに途中捕まりました
「なんかお前すげーよ」
「あのF落とすなんて」
「でも"友達"だぜw」
「それでも尊敬するわ」
大体こんなに会話をしながら帰ったような
一応Fちゃんとは友達には成りましたが特に話すことも無く家もお互い学校を挟んで反対側だったため通学中も会うことは無かったのですがしばらくしてから
「おーいなんか女の子来てるぜ」
とクラスのヤツから言われたので行ってみると時々Fちゃんと話していた女の子
「ちょっといい?」
「なにかな」
「ここだとなんだから」
階段の方に引っ張って行かれました
「Fちゃんのことどう思ってるの?」
「友達だけど」
「その事は聞いた、でもX君はそう思ってるの?」
「それ以外何なの?それ意外なんでも無いじゃんw」
「でもさぁあなたたち変な噂あるし」
まあ大体しているでしょうねw
「そういう目的で友達になったわけじゃ無いよ」
「ホントに?なんか怪しいんだけど」
「まあ信じられないならそれまでかなwただFちゃんはそういうの求めても来ないでしょw」
「こないよー」
「だからそういう目的では誘わない」
「信じていいのかな」
「どうぞご自由にw」
その子も納得していないような顔をしてましたけど
「話はそれだけかな」
「あのね、ホントに友達でいいの?」
「うんだから友達だってばw」
「そうなんだ」
「ふ~ん・・・男子の友達っておかしいと思う?」
「そうとは言わないんだけどね」
何かあったご様子、しばらくその子は考えていたようですが
「Fちゃんがこの前変なこと私に聞いてきてさ」
(何でしょう)
「私のいい所って何だろとか悪いところとか、一応私は色々上げたよでもFちゃん考え込んじゃって」
「どんなこと言ったの?」
「いいところは話しやすい、色々知ってる悪いところはちょと男子にきついところかなって」
ふむふむ、女の子同士だと話しやすいのかあと他の女子にも男子にはそういう態度取ってるって知られているんだな
そこで始業のチャイムが鳴ったので別れたのですが
何故その子は私にそんなことを言いに来たのか、もしかして先日私がFちゃんと図書室で話してから様子が変わっているのか興味を持ちましたね
もう少し観察をしてみるのも面白いかも知れない
そう思いその日の授業が終わってすぐ5年2組の教室へ速攻で向かってみました
まだFちゃんは友達と話しながら教室にいました
私が居ることをFちゃんの近くにいた子が気が付いてFちゃんに伝えたようで本人もじっとこちらを見てきました
なにか周りの子に話をしてからFちゃんがこちらに
(話していた子がガッツしていたのは何だったのか)
「なにか用ですか?」
「まあ友達の様子見に来たところw」
「私忙しいんですけど、塾とか有るし」
「そうなんだならまた今度話しよ」
「忙しいんで一緒に帰りながら話しましょう」
(なんで?w)
帰りながら色々なことを聞き出しました
と言うかなんか私が色々聞かれたようなw
「そう言えばX君って家反対じゃ無いですか?」
「まあ友達だし寄り道もいいかなとw」
「そうなんですか」
なんか聞いた限りだとそう言うことにも文句を言う子って聞いていたのでその返事は意外
「X君は私のこと友達って言いましたけどそれでいいのですか」
「いいと思うよ、あとそんな丁寧に言わなくていいよw友達じゃん」
「・・・判った、なら私も友達って思っていいのかな」
「当然w」
「そっか」
Fちゃんは何故かそこでにやっとしていました
そんなことを話ながら歩いていると
「ここが私の家だから」
結構大きな家、やっぱりお嬢様かw
「入ってく?お父さんもお母さんも居ないよ、妹は居ると思うけど」
「いや、帰えるよ女の子の家にまだ入る勇気は無いからw」
「X君って以外に恥ずかしがり屋さん?w」
(さあ、どうでしょうね)
そこでFちゃんとは別れ家に帰ったのですが珍しく家に母親が居ました
母はPTAの役員をやっているので大抵学校にいることが多くむしろ
"家より学校で会うことが多い"
親子同伴で学校にいるそんな子だったのでw
母は私の顔を見ると
「おかえりー」
(さっき会ったよね)
「あんたさぁ中条さんちの子と付き合ってるの?(Fちゃんのこと)」
「ただの友達」
「なんだつまらん」
「その情報どこから仕入れた」
「んー父兄さんから」
(だれ親に話したの、というか何故付き合っているという進行形に)
それから毎日では無いですが時々Fちゃんと帰えることが有ったのですが家に上がるということは無かったためFちゃんの親とは会うことはありませんでした
そして年末くらいだったかまた別のFちゃんの取り巻きの子に呼び出されました
(教室に来られて今度は階段では無く近くででしたけど)
「聞きたいんだけど、Fちゃんのことどう思ってるの?」
「また聞くのかw友達だって言ったじゃん」
「えー一緒に帰っているのに?」
「友達だからじゃん」
「Fちゃんのこと好きじゃ無いの?」
「友達として好きかな」
「うそーならFちゃんが勝手に思っているのかな」
「どういうこと?」
「んーとFちゃんが言ったわけじゃないんだけどね」
詳しく話を聞いてみることに
「相変わらずクラスの男子とかにはすっごいきついんだけど、X君に対してはなんか違うのよね私達は変える方向同じなのに見つけるとそっち行っちゃうし」
ふむふむ
「明らかにあれは好きだようん」
そんなことを言われて別れたのですが本人に聞いてみるべきか少し悩みましたがちょっと遠回りに聞いてみることに
実際私自身もエッチ出来る出来ない以前にFちゃんの事が気になっておりまず話していて面白い
1つ年下でも結構私でも知らないことを知っていたりで(勿論雑談で)
それからしばらくしてFちゃんと帰る途中
年末年始の予定(どっか遊びに行くか)なんかの話をしていたのですが
「X君は新年どうするの?」
「元日は(毎年行っている神社)へ行くくらいかな」
「私はあそこ(Fちゃんが行っている神社)」
そこって無茶苦茶混んでるよねってお互い話していたのですが
「3日って空いてるかな」
「多分クラスの奴らと遊びに行くくらいだから空いてると思う」
「なら近くの神社行こうよ、まだ露店とか出てるよ」
「いいよ、露店はどうでもいいけどw」
「友達も・・・連れてきていいから・・・私も友達連れてく」
そう言ってFちゃんは家に着いた途端中に入ってしまいました
つづく