ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2012/03/01 16:03:49 (hKYennL1)
できるだけ早く投稿するつもりでしたが、なかなか時間がとれずに一週間も経ってしまいました。
「あったことだけを短くスマートに書けよ!」と思う方もおられるでしょうが、俺自身「その時の雰囲気や気分こそが最大のエロファクターだろ!」という変態的思考の持ち主ですので、その点はどうかご容赦ください。

居酒屋から兄貴の家に向かうほんのわずかな時間に、いつの間にか眠ってしまっていた便璃は、やはり相当疲れていたのだろう。
小さく閉じた口、小刻みに上下する肩、街の明かりを受けてキラキラと光る髪。こちらに顔を向けてスヤスヤと眠る便璃の姿は、まるで一枚絵のように美しく、魅力的だった。
(さて……どうにも起こしにくいねこりゃ)
しかし、便璃を起こして家に運ばないことにはどうにもならない。玄関を開けてお姫様抱っこで運んで行こうかとも本気で考えたが、エンジンを切ると、ものの数秒をしないうちに向こうで勝手に起きてくれた。
「あ、起きた?」
「……はい」
返事を確認し、助手席に回り込んでドアを開ける俺。
「大丈夫?自分で歩ける?」
「……」
返事はなかったが、自分で歩いて行けそうな雰囲気でもなかったので、試しに手を差し出してみる。
「……?」
手を繋いで家に戻ろう、という意味だったのが、それが通じていないのか、単なる拒絶からか、便璃は俺の手を握ろうとはしなかった。
「……ここ、お家ですか?」
手を握ってもらえなかったことでちょっとショックを受けていた俺だったが、便璃のその返事で、ようやく彼女の態度の意味を理解する。
「そういえば便璃ちゃん達はホテルだっけか」
遙さん姉達は、家から割と近いホテルを借りていた。その話は遙さん姉達が来る前から聞かされていたはずだったが、その瞬間まですっかり忘れていた。
「いや、便璃ちゃん疲れてるだろうから、兄貴達が帰るまで家で寝てるなりシャワー浴びるなりした方がいいと思うよ。俺もシャワー浴びたいし」
そもそもホテルは、居酒屋とは反対方向だ。「むしろ俺が先に風呂に入りたいくらいだわ」とか「まさかホテルまで送れなんて言わないよな?」という無言のプレッシャーを与える俺。
「でも私、着替えとか全部ホテルにあるので……」
なかなか歯切れの悪い便璃に若干イラつく俺。気が付けば俺は、持て余していた右手を、こっそりと便璃の太腿に置いていた。


レスに続きます。
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
9
投稿者:よばい屋
2012/03/05 19:50:55    (FqbDcjVH)
イヌレツィムさん、丁寧な解説ありがとうございます。
私自身の体験ですが、、姪の優香(現在S6)がなかなか私に心を開いてくれず、たまに一日レジャー等で一緒に過ごし、色々な話をして仲良くなったつもりでいても、次に会った時は、また元のよそよそしい態度に戻り、話し掛けても最低限ね変事しかしなくて話が続かない という『揺り戻し』のような状態を繰り返しています。
そんな体験から、便璃ちゃんもそういう子なんだと勝手に思い込んでしまったのですが、よく読み返してみると、居酒屋に着いてすぐに彼女がガチガチモードに戻った(主さんが、『さっき仲良くなるために費やした時間は何だったんだよ…』と苛立った所)のは、酒を飲んだ大人達の豹変ぶりにビックリしていたせいみたいだし、車でお兄さんの家に着いた時、差し出した手を握ってくれなかったのは、単に自分が思っていた場所と違う所に着いた為に、戸惑っていたせいなんですね。
それ以上に、『女性は男と違い、演じる事を重視する生き物』との指摘には、目を開かれた思いです。
確かに、ちょっと親しく話しただけで、やたら解放的に懐いてくる子より、恥じらったりオドオドしたりで苦労させられる子の方が、一層惹かれますね。便璃ちゃんは、そんな男心を感じ取って、無意識に演技していたのでしょうか?… 何だかゾクゾクしますね。

続き、楽しみにしています。
8
投稿者:イヌレツィム
2012/03/02 13:09:34    (ViVkM1ku)
よばい屋さん、いつもしっかりと読んで頂きありがとうございます。こうも毎回ご丁寧なコメントをして頂けるのであれば、こちらも書きようがあるってものです。

一応便璃との親密度や彼女の心の開き具合は時間が経つ毎に上がっていったような実感がありましたので、もし「態度がコロコロ変わる」というような印象を抱かれたのであれば、それは俺の表現不足や脚色によるものと思われます。
例えば、今まで便璃の台詞は控え目にして書いてきたので、今回やたらお喋りなあの子に違和感を覚えたかもしれませんが、それは単に省略していたというだけで、居酒屋のあたりから「話し始めたら案外普通の子」みたくなっていましたよ。
エロエロしい事柄に関しても、その時その時俺があの子に抱いた感想や推測、手応えを軸に書いている(ていうかそう書くしかない)ので、確かに第三者の方には、あの子のポリシーや態度にブレがあるように見えてしまうかもしれません。
例えば「目があった“途端”、みるみる内に顔が赤くなる」と書きましたが、それは俺が「(便瑠が)見られていることを意識して赤くなった」と解釈したからああ書いただけで、実際は元々赤かったのか、そもそも赤くなっていない(他の記憶と混同している)のか、今となっては正確な判断がつきません。
ですがあの時間を体験した俺から言わせてもらえば、後から考えても、彼女の行動理念はそれなり安定していたような印象を受けましたし、むしろ思春期のような心情の不安定さは俺の方にあったように思います(笑)。あの子もあの子なりに緊張してくれていたとは思いますけどね。
少女と実際に触れ合った経験のある人ならお分かりになると思いますが、彼女らは我々男性と違い「演じる」ことに重きを置く生き物です。「見られる」「触れられる」ということに関しては、我々の想像以上に敏感だったりもします。特に便璃は、相反する2つの要素(物静かさと大胆さ、恥じいる態度と堂々とした態度)が魅力的であることを、当時から無意識的に深く理解していたように思います。まぁ、これも俺の考えすぎと言ってしまえばそれまでですけどね。
本当は互いの様子を漏れなく描写し、それに対する俺の心情の移り変わりを逐一報告出来れば一番良いのですが……こればかりは、すみません。できません。としか言いようがないですね。

7
投稿者:よばい屋
2012/03/02 07:20:19    (vLMms2R6)
この便璃ちゃんという女の子は、時間や場所が変わる度に、なついて来たり、緊張して固い態度を取ったり、かなり御しがたい子ですね。
妄想の中でしか少女と接したことがない人は、変に思うかも知れないけど、この年頃の少女には多かれ少なかれ、そういう所があります。とてもリアルですね。
今後の展開を楽しみにしています。
6
投稿者:(無名)
2012/03/01 20:45:08    (kYeTfCy.)
続きお待ちしています。
5
投稿者:イヌレツィム
2012/03/01 16:23:36    (hKYennL1)
前回「便璃はムッツリ」というコメントを頂きましたが、その表現はまさにぴったりだと思います。ただ強いて言うのなら、「ムッツリスケベ」と言うよりは「ムッツリマゾヒスト」といった感じ。ムッツリさんの「エロいシチュに対する期待の抱き方」と、便璃の「マゾいシチュに対する期待の抱き方」が同等、そう考えて頂けるといいと思います。

この時の俺は「いいものが見られた」と、降って湧いた幸運をただ享受しているだけのつもりでいたが、実際のところは居酒屋の時と同様、便璃のオナニーのおこぼれを頂戴していただけだったようだ。
事実便璃も、「裸を見られたことよりも、恥ずかしい恰好のまま○○くん(俺)とお話ししたことの方が緊張しました」みたいなこと言っていたしね(後日談)。
「○○くんも眼鏡ですね」
俺が次に何を言おうか迷っていたところで、なんと便璃の方から、会話を繋げるように俺に話しかけてくれた。
「あぁ、うん。結構乱視キツイよ」
そう言って眼鏡を外す俺、目の前の天使がぼやける。
「掛けてみなよ」
便璃の眼鏡裸姿が見たくて、眼鏡を持って立ち上がる俺。便璃はビクっとしたが、俺が眼鏡を渡すだけのつもりであることが分かると、素直にそれを受け取った。
「わっ……!」
かけた途端、あまりの度の強さに立ちくらみのようなリアクションをとる便璃。
「おー、太い縁の眼鏡も似合ってるよ」
構わずそう言うと、度のきつい眼鏡を掛けたまま、薄目でニヘラと笑う便璃。
両太腿をくっつけた、いわゆるX脚のポーズをとり、肘を曲げて両手首をこちらに見せつけ、ぷるぷると眼鏡の度に耐える便璃。その姿が愛らしくて、なんだか俺も釣られて笑ってしまう。
「あはは。可愛いけど、顔が全然見えないや」
という心の声をそのまま口にする俺。別にそんなつもりじゃなかった(っていうか藪蛇だった)のだが、焦って俺に眼鏡を返す便璃。その姿もまたカワイイ。
「わあ……まだチカチカします」
俺が眼鏡を掛け終わった後も、笑いながら固まっている便璃。
この時便璃は、既に「ショーツを俺から隠す」という使命を忘れてしまっていたようだ。宙ぶらりんの手から、こっそりとショーツが顔を出している。彼女も無意識のうちに俺に心を開いてくれたような気がして、なんだかとっても嬉しかった。


ホテルの話はまだ続きますが、一旦ここまでにします。多分次こそはシャワーになると思います。
今回も読んで下さいまして、ありがとうございました。
4
投稿者:イヌレツィム
2012/03/01 16:17:31    (hKYennL1)
「待って!」
お目当ての物(ベージュのショーツ)を見つけてそれを手の中にしまい込み、風呂場に戻ろうとする便璃を、上ずった声で呼び止める俺。
「!」
肩をビクッとさせて、俺の方に振り向く便璃。
この時の便璃の姿勢は、ショーツを持った手を背中に隠し、もう片方の手を胸のあたりに置き、緩く足を開いて、目線だけは合わせない。といった感じ。「何で裸は良くて下着は隠すんだよ」とか、微妙な乙女心に対してどうでもいいツッコミを心の中でいれる俺。
足を閉じてはいないので、今度は彼女の割れ目がバッチリ見えた。ただ、こんなことで嘘をついてもしょうがないので言ってしまうが、正直アソコは、想像していた程綺麗とは思わなかった。
ビラビラがはみ出ている訳ではないが、ピッチリと閉じている訳でもない。なんていうか、筋に沿って皮膚が飲み込まれていくような、そんな感じ。
じゃあ何が想像と違っていたのかと言うと、「思ったより割れ目がだらしなく開いている」「下にいけばいく程皮膚の色が濃くなっている」「年の割に(?)クリがでかい」ことだった。
別に俺の知識の中に何か比較対象があった訳ではなかったのでなんとも言えないが、彼女のその部分だけは、「綺麗」というよりはやっぱり「エロい」だった。まるで天使の身体の一部が小悪魔に浸されてしまったような印象を受けて、そのギャップがかえって堪らなかった。

「あ、忘れ物……?」
その姿を見ていたい、便璃を逃がしたくない(笑)、そんな思いから便璃に話しかける俺。
聞くと、初めはトイレの蓋の上に畳んだ衣類を置いていたのだが、俺が用をたすときに邪魔だろうと思ってくれたようで、この部屋に置きに来たとのことだった。その時は変に緊張していたせいで「そんなものか、なんていい子なんだ」と納得したが、今思うとただ俺に裸を見せたい口実だったように思う。
「そういえば、眼鏡なくても周り見えるの?」
裸眼の便璃に向かって、素朴な疑問を口にする。
「少しくらいなら……」
「そうか、やっぱり目良くないんだね」
「そう……かもしれません……」
うまく伝わるか分からないけど、この時は「俺が便璃の裸を見る」ことよりも、「便璃が俺に裸を見せている」ことに興奮を覚えていた。顔を真っ赤にした全裸の少女が、どこも隠すことなく俺と普通に会話をしてくれている。その事実だけで俺の息子も、彼女のクリと同じように、俺の服の下で自己主張を始める。


続きます。
3
投稿者:イヌレツィム
2012/03/01 16:14:16    (hKYennL1)
こうして文にすると、俺の必死さと単純さが露呈した非常に恥ずかしい台詞だが、そう言ってしまったものは仕方ない。
「はい……」
そして、それに従う便璃も便璃だ。
小さいポーチみたいな物を持ってバスルームに入る便璃。確かに鍵を掛ける音はしなかった。衣擦れの音と、風呂とトイレを仕切るカーテンを引く音だけが聞こえた。
(うは……思っていたよりたまらないかも)
一つ扉の向こうに、全裸の少女がいる。もうそれだけで、その場で自家発電できてしまうくらいの興奮度だったが、流石にそれだと台無し過ぎるので、どのタイミングで突入するのが良いか分析を始める。
(まぁ、シャワーの音が止んだ途端に入るのが一番いいんだろうな)
分析するまでもない。そうすれば、風呂からあがった便璃とばっちり鉢合わせできる。
早速イメトレを開始しようとするが、シャワーの音が聞こえる前に、突如風呂場のドアが開きだした。ビクッとなる俺。
(あれ?)
忘れ物だろうか。まさか俺が怖くなって「やっぱり明日入ります」とか言い出すのではあるまいな。と、考える。
「!?」
出てきた便璃の姿は、そんな俺の考えを吹き飛ばす程に衝撃的だった。
ザ・全裸。バスタオルもショーツも一切身に付けていない、生まれたままの姿。
(な……な……)
俺、唖然。一方便璃の方は堂々としており、今まで着ていた物と思われる綺麗に畳まれた衣類を、俺が座っているベッドとは別のベッドに置き、そのままの姿で、なにやらガサゴソと自分のバッグの中を探り出す。
胸の大きさは「この手の少女に興味のある人が理想とする大きさ」よりやや小さい程度(まな板+α)。乳首は白(に見えた)で、その時立っていたかどうかは覚えていない。それよりも肋骨が怖かった。
一方下の方は、残念ながら前傾+足を閉じるという姿勢だったため、割れ目を確認することはできなかった。毛はない。
「……」チラッ
便璃が一瞬こっちを見たことで、バッチリ目が合ってしまった。その途端、みるみる内に顔が赤くなる便璃。
「すげえ、緊張で首元まで真っ赤になるの初めて見た」とか、「そういえば裸眼を見るのも初めてだな」とか、どうでもいいことを考える俺。
手を伸ばせば届く距離に、全裸の少女がいる。膨らみかけの胸、まっさらなデルタゾーン。地上の穢れを全て浄化してしまいそうなまでに美しい俺だけの天使が、息も届くほどの距離で、顔を真っ赤にして立っていた。


続きます。

2
投稿者:イヌレツィム
2012/03/01 16:09:25    (hKYennL1)
明らかに緊張し始める便璃だったが、逃げようとしたり俺の手をどけようとしたりはしなかった。
「そうか、じゃあシャワーも寝るのも無理か……」
一応そう納得した俺は、苦し紛れに便璃のアソコの方に手を伸ばしてみる。押し黙る便璃。多分、この時俺は相当怖い顔をしていたと思う。
(電話……くるなよ……)
この時の俺は、便璃をホテルまで送り届けるまでに兄貴から連絡が来て、せっかくの時間がなくなってしまうことを恐れていた。我ながら逆切れもいいところだが、やはりこの展開は面白くない。
とは言っても、そういうきちんとした理由があるのなら仕方ないということで、とりあえずホテルに向かう俺と便璃。
先ほどの仮眠が効いたのか、今度は便璃も起きていた。雑談は楽しかったが、ホテルに着く直前で便璃が「部屋の鍵持ってない……」と言い出した時は、なんかもう本気でキレそうになった。
「……いや、意味がわからんわ」
「ご、ごめんなさい……」
年下相手に、つい素の声を出してしまう俺。しかし戻るのもしんどいので、ダメ元でフロントの人に事情を説明して、遙さん姉の電話番号を教えたりして、ようやく合鍵で部屋を開けてもらえた。時間が時間だったこともあって、向こうも相当渋い顔をしていた。
明らか迷惑そうな表情の従業員さんを横目に、無言のまま部屋に入る俺と便璃。便璃は俺が不機嫌になってしまったことで、かなり居心地が悪そうにしていた。
「あの、ありがとうございます……」
確かに便璃にはムカついていたが、こう感謝されてしまうと俺も結構弱い。この一言だけで疲れがとれたし、そんなカワイイことを言う便璃に、これ以上悲しい顔をして欲しくないとか考えていた。
「まぁ俺も忘れ物する方だったから、あんま強く言えないけどさ。便璃ちゃんも疲れのせいで忘れたんだろうし」
しかもその疲れの半分は、俺のせい。
ただ、便璃が大人しく家に入ってくれれば、こうはならなかったのも事実。いつまでも怒っていても仕方がないので、俺が優位に立っている(?)この状況を利用して、このホテルの一室でできそうなエロいことを、必死に模索する。
「とりあえず風呂入ってきなよ」
一番ベタなパターンとして、「うっかり裸を見てしまう」が思い浮かんだ。そこで、せっかくのユニットバスという地の利を活かさない手はないと考え、
「トイレ行きたくなったら困るから、鍵開けっ放しにしてもらえる?」
などと稚拙な提案をする俺。


続きます。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。