2017/03/14 11:44:34
(HpHaMHg7)
それから間もなくして
僕と母親はケンカばかりを繰り返して
結局別れた。
真央ちゃんにサヨナラを言うために
外に連れ出してドライブをした。
あの夜からいくつも会う機会はあった。
特にあのことについては何も言わない。
変わったことは僕の前でパンツ一枚で歩いていても
恥ずかしくなくなったのか
隠すことをしなくなった。
性に対するオープンな気持ちになってきたのか
僕に対するメッセージなのかわからない。
しかし、母親と別れた以上は真央ちゃんとも会えない。
最後に送るとき、さみしくてたまらないと僕は言った。
それは会えなくなるからではなく
完全にすべての初めてをもらえなくなるからという
悪魔のセリフだと自分でもわかっていた。
真央ちゃんが車から降りる時に
「キスは?」
と、いつもながらに冗談を言ってあげた。
過去に何度も言ってきたが
さすがにそれはしてもらったことはない。
ただ、一度だけ母親と別れると言った話し合いをしていて結果を真央ちゃんに伝え抱き締めた際に、ほっぺにキスをしてくれた。その時は、自分も感情が高まっていて特になんとも思えなかった。
だけど、今そんなチャンスもなくなる。
僕はさみしかった。
真央ちゃんはそっと僕のほっぺにキスをしてくれた。
僕も真央ちゃんのほっぺにキスをした。
男とは怖いものだ。
ましてやキスも慣れた男とは。
僕は肩に回していた手を真央ちゃんの頭に回し
すっと顔を正面に向かせると
真央ちゃんの唇に自分の唇をもっていった。
寝たフリでもない。
間違えたフリでもない。
真央ちゃんの表情はビックリして照れ笑いをして
唇を離していった。
そして、真央ちゃんとサヨナラをした。
ここまでで経験談はおわりです。
たいしたことなくてすいません。
ただ、他人のJCにというテーマでやってきました。
あなたの経験や体験談教えてください。
三月。
真央ちゃんはJCとして卒業式を迎えた。
本当は僕も真央ちゃんの卒業式を見たかった、御祝いしたかった。
さみしくて、
電子掲示板に書き込んでる僕。
真央ちゃんに会いたい。
下半身がうずいていた。
そして昨日、母親が仕事でいない時に家に行った。
自分でもこんな行動をするとは思っていなかった。
掲示板とはこわいものだ。
なぜか勇気というか野望が出てくる。
家に入るなり最初は驚いた顔をしたが
やはり二人きりは気まずいのか距離をとる真央ちゃん。
会話の流れで
明日母親が夜勤だと言った。
母親は看護師で夜勤のときは真央ちゃんは絶対に僕を家に入れようとはしなかった。
しかし、真央ちゃんから驚くセリフがでた。
「あした家でゲームしようよ。持ってきて。」
31日まで残りあとわずか。
この物語は、計画はまだ終わらない。
本当の始まりは今夜なのかもしれない。