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2001/07/09 18:27:07 (6X./dNBV)
東京は府中市での実体験です。

ある夏の日の夜10時頃、近所のセブンイレブンで立ち読みをしているとなにやら
視線を感じたので
ふと、視線を上げると僕はぎょっとした。窓の向こうには中3の教え子、文恵(ふ
みえ:セミロングでモー娘。矢口似)と智子が恥ずかしいくらいに手を振ってい
る。
いつも生徒の前ではスーツ姿なのに、その時はだらしない普段着で情けなかった
が、無視するわけにもいかず、また向こうから店内にドカドカ入り込んできて、で
かい声で騒がれても恥ずかしいと思ったので、自分から外へ出ていった。
「やだ~先生、なんでこんなトコにいるの~?」
(あーもう、どうして中学生ってこう声がでかいんだ!?)
「この辺住んでるんだから仕方ないだろ。お前らこそこんな夜遅くに何してるんだ
よ。危ないから早く帰りなさい。」
「別に危なくないよー。ね、先生どこ住んでるの?」
「どこだっていいじゃん。早く帰れよ、だいたいなんでこんな時間に出歩いてん
だ?」
「今日はお台場の方で花火大会だったんだよ。で、帰りは遅くなるって言ってある
し。てゆーかこっからウチって超近いから大丈夫だよ。」
「そうそう、だから心配しなくていいよ!」「そうなの?」
「うん。ねえ、先生んち行ってみよっか?」「いいねえ!行こ、行こ!」
「お、おい、ちょっと待って、、、」
「はーやーくー!せーんーせーえーー!」(おいおい、頼むから静かにしてく
れ。)
「わ、分かった。分かったから騒ぐな。」という訳で、寄ったらすぐに送り返す約
束でウチに着きました。
「おじゃましまーっす!」「おー、意外ときれいにしてんじゃーん!」
「はぁ、、(泣)」
・・・こうしてその日は20分ほど雑談などをしてまず智子を送り届け、次に文恵
の家に向かいました。すると文恵が、
「ね、先生。あそこの公園でもうちょっとしゃべろうよ。実は相談があるん
だ、、、。」
珍しく真面目な顔をしているので、話を聞こうとその薄暗い公園のベンチに腰掛け
ました。
「どうした?何か悩んでるの?」(この子は割と成績も良く明朗な子なのですが、
周りに合わせようとカラ元気を出してるんじゃないかな、、と思っている時があっ
たので、前々から気にはなっていたのです。)
「あのさ、、、あたしの友達ね、彼氏がいるんだけど、、先月にさ、なんか、やっ
ちゃったんだって!でね、智子もこないだ彼と最後までしちゃったらしいん
だ、、。実は今日そのうちら女3人と私以外の彼氏2人の5人で花火見に行った
の。で、友達のカップルはそのまま二人で帰っちゃって、智子も彼といるつもりだ
ったらしいんだけど、多分あたしに気を使って今日は一緒に帰ってくれたんだと思
うけど、、。でね、はっきり云って最近周りに会話が付いていけないの。なんかあ
たしだけまだ子供って感じで辛い、、、。学校いっててもつまんないよ。私も早く
Hしたい、、、。処女なんて最低、、、。」
文恵はとうとう涙を流してしまいました。多分、処女であることで何か友達に辛い
言葉を受けたのかも知れません。
「何をいってんだよ。好きな人ができれば文恵だって全然大丈夫だよ、うん。」
「でもどうせダメだもん。好きな人いるけど、、。私なんかじゃ、、。」
「んなことないって!俺は充分、魅力的な子だと思うよ。」
「ほんと?、、、だったら証拠見せて!」
「え、証拠!?」
文恵は緊張した面持ちで僕の方を向き、口をぎゅっと閉じて目をつむりまし
た。、、、文恵の覚悟は痛いほど伝わって来ました。そして、、、
「ん、、、はぁっ、、、。」
文恵は肩をふるわせていました。
「文恵。」
「してくれてありがと。でも、突然ごめんね、先生。ほんというとあたし先生のこ
とが1年の頃からずっと好きだったの、、、、。だから、、、。」
「もう全部分かったよ。だからもう泣かなくていいから、、、、な。」
「うん。」
文恵には家に友達のウチに泊まると電話させ、僕の部屋に戻りました。
(続く)


 
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