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2009/05/20 00:24:27 (wHAaScpy)
初めて投稿します。
私は現在22歳、今年から社会人になりました。
そんな私と、家庭教師として教えていた生徒との関係です。
ストーリーが長くなりますが、ご了承ください。
(ほとんどエロがなくてごめんなさい><)

++++++++++

大学4年生になろうとする春、私は亮くん(仮名)を担当することになりまし
た。
亮くんは浪人生、去年までほかの男の先生が教えていたのですが
受験に失敗し、今年は指導経験の多い私が担当することになりました。
初めて会った彼は、とてもさわやかな感じの男の子でした。
身長はそれほど高くないですが、笑顔がとってもキュート。
クラスの人気者だろうなぁ、という印象でした。
亮くんは女の先生ということで戸惑ってはいましたが、
それほど抵抗はないようでした。
二人はすぐに打ち解け、授業がスタートしました。
授業のペースは、週に2~3回、1回3時間程度です。
亮くんは一生懸命努力するタイプで、でもどこか不器用で、
子供っぽくって頼りない。
でもそんなすべてが可愛く思えました。
正直なところ、弟みたいな存在でした。
私は兄弟がいませんので、ちょうど3つ下の弟が出来た感じ。
毎回からかったりして、結構楽しんでいました。

授業がはじまって、2ヶ月が経ちました。
その頃にはすっかり仲良くなり、彼は何でも私に相談するようになっていま
した。
進路のこと、家族のこと、将来のこと。
恋愛の話も聞きました。
男子校で出会いはなかったけど、告白されて3人と付き合ったとか。
でも今は予備校で可愛い子がいるとか。
そんな話をしていると、年頃の男の子なんだなぁとおもいます。
まもなく、私の誕生日がやってきました。
どうしてもその日授業をしてほしいといわれ、しぶしぶ授業をしていまし
た。
いつものように授業が終わって、いつものようにお菓子が出されて・・・
と思いきや、亮くんの手作りケーキが現れました。
「みゆきちゃん22歳おめでとう!」とかかれています。
そして、髪飾りのプレゼントと、手紙。
すぐに読もうとすると、「帰ってから呼んで!!!」と恥ずかしがります。
待ちきれなかったので、帰りの電車の中で読みました。
「いつもありがとう」というようなありがちなメッセージと、
ちょっとした告白。
「美由紀ちゃんは今まで会った中で一番魅力的な人です。
人間としても、女性としても。
先生じゃなかったら、絶対に惚れています」
そんなことばに、きゅんときてしまいました。

そう入っても、彼は私の生徒。
相変わらず私は彼を弟みたいに扱っていました。
彼も授業中は熱心に取り組んでいて、そんなそぶりを見せません。
でも、いつも授業を楽しみにしているように思えて、
やっぱり好きでいてくれるのかな?なんて、単純に喜んでいました。
何事もないまま季節は流れました。

夏、クーラーが嫌いな彼の部屋は、いつもぬるい空気が漂っていました。
熱くなることを覚悟していくので、
私はいつも薄着。
露出の多いものを着るようになりました。
そんな私の胸元、足元に視線を感じることもありました。
でも、何も言ってこない。
興奮はしてないんじゃないかな?もしかして興味ない?なんて思ったくらい
です。
でもその頃から少しずつ、
彼のボディータッチが増えてきました。
とはいっても、手を握ってきたり、肩をもんでくれたり・・・と
大したことではありません。

秋に入ると、もう受験一色。
私も彼も本気でした。
なかなか成績が伸びず、あせる毎日。
あれやこれやと戦略を練っているうちに、そんな気持ちも忘れ去っていきま
した。
やはり、亮くんは生徒です。
生徒としてしか見れなくなりました。

でもそんなときに、ちょっとした事件が起きました。
私が病気で倒れたのです。
とはいっても10日程度入院したくらいです。
けれど、いきなり連絡の取れなくなった私を、彼は本当に心配してくれたよ
うです。
後で聞いた話ですが、
彼はこのとき初めて自分の気持ちに気づいたそうです。
・・・先生のことが好きだ、って気持ちに。

私はそんな気持ちを知る由もありませんから、
復帰後も今までのように授業を進めていました。
けれどもその頃から、亮くんから電話がかかってくることが多くなりまし
た。
とはいっても、ほとんどが受験の話。
不安なんだろうな~と漠然と納得していました。

彼の気持ちに気づいたのは、12月のはじめ。
いつものように電話がかかってきたのですが、
いつもと様子が違います。
「どうしたの」といっても、なかなか用件を言いません。
5分くらい経って、やっと言ってくれました。
「クリスマスを一緒に過ごさないか」
やたら男らしく言ったのを覚えています。
私はいたずらっぽく答えました。「小テストで満点だったらね!」
照れ隠しのつもりでした。それと、断るため。
だから私が出した条件は、10日間で3000語の英単語を覚えるという無
謀なものでした。
けれど、その予測は外れました。
10日間、文字通り寝る間も惜しんで単語を覚えたのです。
そこまで頑張る?と思うほどの変貌振り。
結果は、合格。私のこと、きっと好きなんだろうな・・・と、そのとき実感
しました。

そしてクリスマスの日。
動物園に行って、雑貨屋めぐりをして、スペイン料理を食べて・・・
ありきたりなデートです。
そう、ありきたりなデートだったんです。
彼はめいいっぱい大人っぽい服装をしてきました。
そしてエスコートしようと頑張りました。(無理してる感じでしたがw)
手をつないで、腕を組んで。
私は何人もの男性とお付き合いしてきましたから、
いつもやっていることなのです。
なのに、人生の中で一番緊張した。
心臓の音が聞こえるんじゃないか・・と思うほど、緊張していたのです。
彼にとっては、もっとどきどきしていたんだろうな、と思います。

年が明けました。
ますます二人の中は親密になりました。
授業はまじめにやっていますが、後ろから彼がぎゅっと抱いてきたり、
足をマッサージしてくれたり、よしよししてあげたり・・・
と、少しずつ体に触れる機会が多くなっていったのです。
私が意図的にそうしていたのかもしれません。
すくなくとも、受け入れる体制を整えていったのです。
今まで振り払っていた手を、そっと握り返すようになりました。
不安そうな顔を見せたときに、胸のなかで撫でてやりました。
たまに彼はこらえきれず、思いっきり強く抱き返してきます。
けれど、そこまで。
キスも、エッチも、まだまだです。
お互いに越えられずにいました。先生と生徒の壁を。

彼とそんな関係になったのは、もう、受験も終わった頃でした。


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