僕は変態だ。
こういったサイトに訪れる奴は少なからず変態の素養があるという人もいるかも知れないけど、少なくとも僕は普通ではないと思う。
露×呂なのだ。
つまり露出癖のあるロリコン。
いまでこそ結婚して普通に生活しているが、十年何年か前の状況を思うと奇跡のようだ。
当時は、小学生の女の子に見せたくて見せたくて、剥き出しの下半身をコートで隠して通学路をうろうろしたりしたこともあった。
一歩間違えば犯罪者だったが、辛うじて抑えられたのは思い出を汚したくなかったからなのかも知れない。
その思い出とは、もう40年近く前のことだ。
僕は小さい頃からあまり裸になることを恥ずかしいと思うことがなかった。
小学校のプールの授業でも、低学年の頃は、なにも隠さずに着替えていた。
それがあまり良くない(普通ではない)ことだと気付いたのは、3年になってからだった。
さすがに周りの女子が騒がしくなってきたからで、男子からは「勇者扱い」されていたが、4年のプールからはタオルを巻いて着替えるようになった。
けど、なんとなくモヤモヤした気分になる。
そこで気付いたのは、僕は、どうやら「誰かにチンチンを見てもらいたい」みたいだ、ということだ。
でも、さすがに誰かに見せるわけにもいかない。
それで、モヤモヤしたまま一年ほどが過ぎたが、どうも我慢できなくなって、通学路で立ちションをするようになった。
もちろん通り過ぎる人に見てもらうためだった。
昔は、子供が立ちションしてても別段珍しいことではなく、目くじらを立てるようなことでもなかった。
何度かやってみて、やっぱり同い年ぐらいの小学生の女子に見られるのが一番満足感を得られるのが分かってきた。
でも、立ちションスタイルだと、ほぼ背後から見られることになり、女子の目に僕のチンチンがハッキリとは見えていないだろうことに思い至った。
なんとか、正面から剥き出しのチンチンを見てもらいたくて、色々と角度を変えてみたが、不自然さが目立ってしまう。
僕は通学路や学校周辺の空き地とか公園を廻っては、適当な立ちション場所を探し回っていた。
6年になる前の春休み。
その日は児童公園で低学年向けに立ちションを披露したが、近所のおばさんにニヤニヤ笑われたぐらいで、何となくガッカリした帰り。
偶然、5年の時同じクラスだった女子の姿が目に入った。
草井満子。くさいまんこ。
すごい名前だが、もちろん本名じゃない。
クラスの不良連中が付けたあだ名だ。
本名は、「くさいまんこ」に多少イントネーションが似ているが、もうちょっと可愛い名前。
そんなあだ名が付いた理由は、決してアソコが臭かったわけじゃないし、不良連中が彼女のアソコの臭いを嗅いだという事実もない。
ただ、ひどく貧乏だったからだ。
近づいたら臭い、とからかわれたのがきっかけだった。
ホントに貧乏かどうかは分からないが、すり切れた服や持ち物がみすぼらしかったのは確かだった。
彼女は、そんなあだ名で呼ばれても、文句も言わない、大人しくてちょっと暗めの女の子。
僕の印象はその程度だった。
なぜか気になって付いていくと、彼女狭い路地を入って、路地にある扉を開けて入っていくのが見えた。
そこは、潰れた工場の裏口で、お化け屋敷じゃないかと学校で噂されることもある場所だった。
以前に友達と探検しようと行ってみたが、鍵が掛かっては入れなかったところだ。
しばらく様子を見ていたが、出てこないので、こっそり僕も入っていった。
その時は、扉に鍵も掛かっていなかった。
中は潰れた小さな町工場そのもので、土間には、いまでは錆び付いて埃が積もってしまって動かせそうもない、何台かの大きな機械が残っていた。
その向こう側の奥の窓際に、事務机があって、彼女が椅子に座って何かをやっている。
僕は気付かれないように機械の一つに近づいて、ズボンとパンツをずらして、チンチンを放り出した。
二人しか居ないので、多少大胆になれたのと、大人しそうな彼女なら、大騒ぎにならないだろうと思ったのだ。
立ちションをするポーズで、腰をぐっと反らして、彼女の見える位置にチンチンを突き出す。
そして、わざと靴で床をこすって足元でガサガサと音を立てた。
彼女がハッとしてこちらを向いたのが見えた。
そして、間違いなくチンチンを見ている。
凝視している。
僕はチンチンを支えている手が震えるのを感じた。
距離は5メートルくらいだろうか。
「だめ!」
彼女は、そう叫ぶと、慌てて立ち上がって僕に駆け寄ってきた。
その間も、彼女の視線はチンチンにだけ注がれている。
僕の側に来ると、彼女の手がチンチンに伸びた。
一瞬、チンチンを握られるのかと思ったが、掴まれたのは、チンチンを支えていた僕の左手だった。
「こっち!」
チンチン剥き出しのまま、ズボンとパンツが落ちないように手で必死に支えながら、連れて行かれたのは、工場の中庭にあった物置小屋の裏だった。
「ここでして」
工場のブロック塀と物置の間の6,70センチの隙間。
ほのかなオシッコ臭がするのは、彼女もここで済ませているからだろう。
案内されたものの、15分ほど前に立ちションをしたばかりで、一滴も出ない。
彼女の前にチンチンを剥き出しにしたまんま、壁に向かって立ちションのポーズだけを取っていた。
彼女は、チンチンをじっと見つめていたが、しばらくしてもオシッコの出ない僕の顔を向いていった。
「オチンチン、見せたいってホントなの?」
「えっ」
僕は一瞬頭の中が真っ白になった。
「他の子が言ってたの聞いたんだけど、オシッコするふりして、オチンチン見せる子がいるって」
(やばい、噂になってるのか?)
僕が固まっていると、彼女はやけにお姉さんぶった口調で、「もうやめといたほうがいいよ。変に思われるから」
そう言って、僕の前にしゃがむと、チンチンの前に顔を持ってきて、微笑んだ。
「見せたくなったら、わたしがこっそり見てあげようか? こんなふうに」
僕は、力なく「うん」とだけ頷くと、チンチンを片付けてその日は帰った。