20歳の大学生ですが、学校外では劇団に所属しています。
将来的にも立場は分かりませんけれど、やっぱり演劇の世界に携われる事を夢見ています。
そんな私ですが1ヶ月ほど前から『是非に!』と口説かれて、今 ある配役を与えられています。
今回のストーリーは二人だけの出演ですが台本はありません‥ でも基本的な役目ですとかは理解させられています。
もう一人の出演者は28歳の女性で、その方は監督もなさいます。
そして私の頂いている役は…ネコ…“子ネコ(チャン)”の役なんです‥
役名は「エム」と呼ばれています。
お相手の事は監督ではなく役名で「お姉サマ」と御呼びしています。
舞台(練習場)は監督のマンションか時々は私のアパートになりますが、
監督の権限は絶対です!
基本的にはとても優しく指導をして下さいますがワザとイヂワルをされたりもします。
でもイカすもイカさないも監督の自由ですし、逆らうと御仕置です。
監督に指導されると心より先に(或いは心とは裏腹に)身体が動いてしまいますが、
いつも私のことを『本当に素直でカワイイんだからぁ(笑)』と言って褒めて下さいます。
反対に堪え切れない私を尚も『まだダメよぉ~ ここは声を出しちゃダメでちゅからネ!』と焦らすコトもしばしばで
どさくさに紛れてこっそり腰をクネらせようとする私を『メッ!!』と叱る事もあります。
でもやっぱり最期には抱っこされながら優しくキスをされると もう全てを捧げてしまいたくなる切ない気持ちになってしまうんです。
照れて恥じらう私の顔をイヂワルく覗き込んで『本当に甘えん坊チャンねぇ 劇団の皆にも言っちゃお―かなぁ?』なんて言われると
お姉サマの柔らかい胸に顔を隠すように押し当てて「ヤァ‥ヤダァ、」と言う台詞しか言えません。