続き物故、これだけ読んでもイミフ。
前回よりエロいけど、裸とか挿入とかそういう物を期待している人には微妙かもです。
「○○(俺)、お前免許持って来てる?」
「んぁ?多分ある」
「じゃあさ、ちょっと頼まれてくれない?」
この日の夜はファミレス的場所で晩飯の予定だったんだけど、兄貴夫婦が遙さん姉に地酒を飲ませたいとか言い出して、兄貴達おすすめの居酒屋に行くことになった。要するに、酒が嫌いな俺に運転手をやってくれ、ってことだった。
「居酒屋って、便璃はどうすんねん」とか思ったけど、考えてみれば俺も子供の頃ジュース片手に普通の食事的なノリで居酒屋連れられたこともあったし、まぁいいかってことでご相伴に預かることにした(食事代は兄貴が出してくれるし)。
居酒屋は小上がりで、一つの卓に5人で座った。席順は
遙姉便
□□□
兄俺
って感じ。
便璃は初めての居酒屋だったらしく、酒飲んでテンションが高い兄貴達を横目に、すごくびっくりした顔をしていた。そりゃあ自分の親や親戚が顔真っ赤にして豹変しだしたら、驚くを通り越して怖いわな。
「こういうお店、初めて?」
とりあえず、さっきと同じように便璃に話しかける俺。あわよくば、さっきみたいな展開にならんことを期待していたのは言うまでもない。
「は、はい」
「見てごらん、これが人をおかしくする液体だよ」
「……」
「あっはっは……いや、冗談だよ冗談」
「……」
「……」
また便璃はガチガチモード。そんな便璃の様子を見て俺は、「さっき仲良く(?)なるために費やした時間はなんだったんだよ……」とか「もしかしてさっきので怯えて……?」とか色々悪い方に考えが巡った。
しかし、それも最初のうち。便璃もすぐに慣れたようで、俺たち二人は再び普通に会話を始めた(おさわりはナシ)。
この時分かったことだけど、真面目そうに見えるという俺の推察はどうやら当たっていたようで、便璃は学校でナントカ委員長をしているとのことだった(何委員長だか忘れたけど、「へー、じゃあ生徒会に所属ってこと?」「生徒会じゃなくて児童会です」みたいな会話をした気がするし、「便璃の学校は5年生が委員長するんだ」とか考えた記憶がある)。
とにかく重要なのは、便璃が真面目で偉いということだ。そんな子がさっき俺の足で……そう考えたら、またもや俺の悪い虫がうずき始めた。
レスに続きます