信じてもらえないかも、それに家出とはちょっと違うかもしれないけど、書かせて下さい。
俺が21才のときから約二年、中学二年の親戚の女の子と一緒に暮らしていました。
俺は一人暮らしをしていて、普通に会社員をしてました。
冬のある日、仕事から帰ると、アパートの前に、誰かがいると思ったら、親戚の女の子で、その時はまだ中学一年の広美でした。
広美のお母さんは、俺の母と従姉妹関係、俺のアパートから車で20分くらいのとこで、広美と二人で生活してるバツイチさんでした。
何故広美が部屋の前に、こんな時間に、とにかく部屋に上げて、話しを聞くことにしました。
広美の話しでは、お母さんに彼氏が出来て、その彼氏と一緒に生活するようになり、そのお母さんの彼氏と上手く付き合えないで、辛い思いをしてる、そんな話しでした。
再婚に前向きなお母さんともギクシャクして、余計辛い思いをしてるらしい。
そこで、俺の部屋に逃げてきたとのことでした。
出来ればここで暮らしたいと、そうお願いされたのです。
アパートの部屋は六畳が二間あり、広美が生活するくらいのスペースはあるけど、まさか引き受けるわけにもいかず、お母さんときちんと話し合って来いと、とりあえずお母さんに連絡し、一晩だけ泊めて、翌日は帰しました。
それから数日して、広美のお母さんから連絡があり、話しがあると言われ、会うことになりました。
広美から話しをされたみたいで、当然俺のとこに広美を預けるなんてことにはならないと思っていました。
でも違いました。
お母さんも広美に辛い思いさせてることはわかっていて、広美がそうしたいと言うなら、俺さえ良ければ、しばらく預かってもらえないか、そんな話しでした。
当然、彼氏と暮らしてるとなれば、セックスもするんだろうし、そのあたりもあったのではないでしょうか?
広美の気のすむまで、広美の生活費は毎月渡すからと言われ、俺は引き受けてしまったのです。
数日後、広美とお母さんが生活に必要な物を持って、一緒にきました。
部屋の片付けをしてる広美を残し、外でお母さんと話しをしました。
もし俺と広美が変な関係になったらと聞いてみました。
お母さんは、大人の良識で判断してほしい、でも広美がそれを望んだら仕方ない、でも克雅君を信用している、そう言われました。
そして、広美との二人の生活が始まったのです。