クソのつく田舎村に住んでいると女不足が一番の悩みだ。
俺と妻は16も歳が離れていて、俺と性的な行為をした時、妻はまだ1年生だった。もちろん小学校のね。
7歳に16を足せば俺はその時すでに23だった筈だが村にはフリーな女は全く居ない。そんな環境の中での悪質な話だが、結果として妻にしたのだから許されるだろう。
俺の家には農具を入れる納屋が二つある。今でもある。一つは既に使われなくなった民族資料館にでも寄付をしたいほど古い物ばかりが納められていて、その中には時代物の木製の脱穀機が置いてあるが、そこが俺と妻のセックスの場所となっている。妻が娘を孕んだ場所でもあり、妻が初めて男の物を受け入れた場所だ。12歳だったからまだ6年生か。俺は30を超えていた事になる。
妻の家はやはり農家で、家との間隔は子供の足なら30分近くはかかる距離だ。詳しい経緯は忘れてしまったが回覧板か何かを届けに妻が一人で来たように思う。
親父はお袋と二人で町の農協に出かけていて、俺はあろうことかその納屋のや脱穀機の上にエロ本を置いて眺めながら一人で自慰の最中だった。
もうすぐ射精というその時、妻が納屋のガラス戸の向こうから俺をじっと見ている事に気づいた。
射精どころじゃなく、血の気が引くような思いで慌ててズボンを引き上げてペニスをしまったが、俺のその様子はしっかりと妻に見られていたのだ。エロ本のページを何度も捲っていたと言うから、しばらく俺の自慰を眺めていた事になる。
何とか口止めをしなければと焦った俺は作り笑いをしながら納屋の引き戸を開けて妻(麻美)に来た理由を聞いた。
無言で差し出す麻美の手から回覧板を受け取ると、その細い手首を掴んで納屋の中へと引き込み後ろ手に引き戸を閉めた。
両親は軽トラで出かけ、まだ農協に着いてはいない筈であり、口止めの時間はあったが俺は焦っていた。
ガラス戸は俺がシコっていた位置から2時の方向であり、麻美からは俺が扱きまくってフル勃起したペニスもしっかりと見られていた筈だったから言い逃れはできなかったのだ。
麻美か脱穀機の上に置いてあるエロ本を見つめていた。あまりにも焦っていた俺はそのエロ写真の本を隠すのさえ忘れていて、慌てて本を閉じて避けたが股を大きく広げたお姉ちゃんが割れ目を両手で開いている写真も完全に見られてしまった。
そこで待っているようにい聞かせ、言い訳をするための冷たいジュースと菓子を取りに母屋に行ったがエロ本を回収するのを完全に忘れていた。
納屋の前まで戻りガラス戸に手をかけた時、麻美がエロ本を開いているのが見えた。俺に気づかず何枚か捲って真剣に眺めている麻美。
ようやく俺に気づき慌ててエロ本を閉じる。
コレが妻、麻美とのエロい行為の始まりだった。麻美7歳。俺は彼女なしで自慰狂いの23歳の夏の事だ。
耳鳴りのするような興奮を覚えながら納屋の引き戸を開け、後ろ手に閉める。
引き戸に下げてある遮光用のカーテンを俺が閉めた俺を見た麻美が幼いながらもコレから始まる何かを直感したのか不安げな目を薄暗くなった中で俺に向けた。
忘れもしない。黄色のプリントのノースリーブ。首と肩口に白い縁取りのシャツ。ピンクの柔らかな生地でフワリと広がった短いキュロット。生足に水色の靴。髪は肩までで前髪の両側を色違いのクリップで止めていた。
脱穀機の上にジュースとお菓子を乗せた盆を置きながら話しかけた。
「エッチな写真いっぱいでしょ?」と。
困ったようにコクンと小さく頷いた麻美の天使のような微笑みを見つめながら俺はある決意をし、震える手で麻美の頭を優しく撫でていた。
もうエッチの共有が口止めの最も有効な方法だと思ったのだ。
そして柔らかな麻美の頬を指先てそっとなで上げると囁いた。
「きょうのマミ……とっても可愛いよね……」
少し不安げな、大きな瞳で俺を見上げた麻美だった。