波のプールは痴女っ子の遊び場
これはコロナ前のお話。
夏休みが始まると子供たちは遊び場を求め、色々なところに出没する。
公園だったり、図書館だったり、そして大型プールだったり。
大学入学で人生を謳歌していた僕は、サークルの仲間の数人と共に、子供たちよりも長い夏休みを満喫しようと、郊外の大型プールへ遊びに出かけた。
野郎どもしかいない寂しいパーティーだったが、それを隠すかのようにはしゃいでいた。
夏休み前半といえど灼熱の気候は、人々をプールへと向かわせ、まさに芋洗い状態の様相だった。そこには多くの少女たちもいて、ロリコンをひた隠しにしている僕には天国のような地獄でもあった。
こんなところで可愛い子ばかり見ていたら、連れになんて思われるか……。
とにかく生殺しを覚悟して、野郎どもとウォータースライダーや飛び込み台など野蛮な楽しみ方をしていた。
根っからのインドアの僕はその流れについていけなく、呆気なく離脱。
レンタルした大きめの浮き輪につかまり、流れるプールで、浮遊ゴミのように漂っていた。
しばらくすると館内放送が流れた。
「本日1回目の大波タイム!造波プールへお越しください!」
田舎の婦人部の様な普段では出さないような艶っけの入ったアナウンスだったが、人々は我先にと移動を始めていた。
「そうか、そんなイベントもあるのね。」
自らの浮遊ゴミを回収するように、浮き輪に突き刺さったまま、僕も造波プールへと向かった。
波打ち際から奥に入っていくと徐々に深くなり、僕でも足がつかないところに来た。その時は気づかなかったが、すでにもう、僕の近くでは好奇心の塊が準備していたのだった。
けたたましいブザーとともに水面が隆起し、浮いている僕はあっという間に1mほど上がったかと思うと、水の山を下り降りた。周囲は黄色い声でキャーとさけぶ心地よい音色が聞こえていた。
その時、僕の腕につかまってくる手があった。同じように隣で浮いている少女の細腕で、波に揺られとっさに知らない人ではあるが捕まってしまったのだろう。
そう思い少女の顔を見るとその考えは消え去った。周囲は叫びながらも笑顔でいっぱいだが、少女は声を出すこともなく、僕の顔を見て微笑んで、いやニヤついていた。
腕を通じて繋がった2人だけの空間ができたような違和感があった。
それから2回ほど大波に揺られたが、少女の捕まる腕は両手になり、僕の正面で対峙するようになった。
その時だった。
トン、トンッ
水中で僕の下腹部あたりに何が当たり始め、程なく股間に押し当たり、ゆっくりと円を書くように動き始めた。
依然、僕の顔を見つめる少女が微笑みと同時に上目遣いになったとき、状況を察した。
少女の脚だ。
おそらくS4くらいの少女だろう。そんな子から大人の女性が誘うような表情をして僕の股間を脚で弄っていた。
それを知るとロリコンの僕は、急激に膨張を始めると、少女の脚を押し返さんとばかりに膨らみを増した。それを脚で感じただろう少女は、今にも舌舐めずりをしそうなほど艶やかな表情になり、嬉しさを滲み出していた。
大波が襲う中、もう僕の意識は少女にしかなかった。