マキが泣きながら出て行った日から5日が過ぎた。
マキが友達や先生に言わないだろうかと心配でしかたなかった。
そしてなによりじゅんにバレやしないかと。
幸いじゅんはいつもどおり接してくれてたし、何事もない普通の日常だった。
マキを泣かせてしまった直後から2,3日は申し訳ないことをした気持ちでいっぱいだったけど、
この頃にはマキに対する欲情がまたムクムクと湧き上がってきた。
やっぱりあのぽちゃぽちゃの身体を自由にしたい。ちょいブサなマキの顔を舐めまわしたい。
そんな欲望を抑えられなくなってきた。
でも学校で会うことはほぼなく、あったとしても周りに人がいるので声がかけられない。
当時は携帯もない時代。
僕は思い切って家に電話することにした。
親に言ってないかと心配ではあったけど、先生から何も言われてないので恐らく言ってはいないだろうと。
それでもドキドキしながら電話をかけるとマキがうけた。
「あ・・・俺だけど・・・こないだはゴメン」
「うん」と言ったきりマキは黙り込む。
なにか言おうと思うんだけど、それ以上何も言葉がでてこない。
それでも何とか次の日準備室に来てほしいとだけ伝えると、マキも「わかった」と言ってくれて電話を切った。
僕は本当はすぐにでもマキを抱きたかったけど、マキは相当警戒してくるだろうし。
また同じことをしてしまったら次は二度とないだろうなと思った。
だからちゃんと謝って、友達になることから始めよう。その日はそれだけで帰して警戒を解いていこうと思っていた。
昼休み、僕が準備室で待っていると足音が聞こえてきた。
ノックのあとドアを開けるとマキがうつむきながら立っている。
部屋に招きいれ二人でソファに座った。
「松井、ホントにこの前はごめん」
僕は上半身だけマキの方に向けながら謝った。
「うん」
マキは身体を正面にむけたままうつむいて昨日と同じ返事をした。
顔はよく見えないけど、横から見るマキは丸っこくて、どうしてもその大きな胸に目がいってしまう。
ムラムラして仕方ないけど、今日のミッションは警戒心を解き、これから仲良くなっていくための布石を打つこと。
どうやってマキの心を解きほぐそうかと考えていると
「どうして私?前田さんみたいな可愛い彼女がいるのに、なんで?」
それはマキがちょいブサでぽちゃぽちゃしてて、おっぱいが大きいからなんだけど、そんなことを言えるはずもなく。
どう答えたらいいのか考えるけど何も思いつかない。
沈黙が続きこのまま何も答えなければマキは帰っていくかもしれない。
なんとかしなきゃとは思うんだけど、マキの身体が僕のすぐ横にあると思うと胸の高鳴りが激しくなってくる。
そのとき、太もものあたりで組まれてるマキの手が目に入った。
じゅんのほっそりといたものとは違って、ぷにぷにで小さく、赤ちゃんのような手だった。
僕は右手でマキの手を握った。
マキは一瞬驚いたようだったけど、特に手を振り払おうともせず、かといって握り返してくることもなく、ただされるがままにしていた。
「自分でも分からないけど、じゅんよりも松井といたいと思う気持ちが大きい」
うつむいたまま何も言わないマキのぷにぷにした手をにぎにぎしているとたまらなくなってきた。
僕は今日のミッションのことも忘れ、マキにキスをしてしまった。
左手でマキの肩を抱き、僕のほうに引き寄せ、うつむくマキの顔を下から迎えにいってキスで顔を上げさせた。
マキの身体が固まるのが分かったけど、マキは逃げる様子もみせない。
これは、と思い僕は舌をいれてみた。
特に抵抗もなく僕の舌がマキの口の中に入っていったけど、舌を絡めてくるわけでもなく、空間がそこにあるだけって感じだった。
なんとかマキの舌を探し絡めようとするけど、マキの舌は絡めてくるような動きをせず、ただじっとしてるだけだった。
僕はキスをしながらマキの顔を見た。力を入れて目を瞑っている顔はブサカワで、マキの手は僕の握った手を強く握り返していた。
次第に僕の舌がマキの舌を捉え、もう少しでディープキスといえるものになりそうになったとき、マキは顔を背け唇をはなした。
マキを見るとハァハァと肩を上下させている。
「息が・・・どうやって息をしていいのかがわからない・・・」
どうやら初めての経験で、キスしながら呼吸ができなかったらしい。
ディープキスを嫌がられたのかと思ったけど、そうではなかった事に安心した僕は、握っていた手をほどき両手でマキを抱きしめた。
「苦しかった?」
コクンとうなづくマキの身体はマシュマロみたいでじゅんとは全然違う感触だった。
やわらかくて、大きくて、抱き応えがある身体だった。
僕は右手をマキのほっぺにあて、ゆっくりと僕の方に顔を向かせると、またキスをした。
今度はすぐにマキの舌を捉えることができ、最初からディープキスになった。
息ができるように時々唇を離し、チュッとしてはまた舌を絡める。
マキもそれに応えるように舌を絡ませてくれるようになった。
マキの舌は、というか、マキの唇、口の中はすごく唾液の量が多くキスがとても気持ちよかった。
じゅんは積極的に舌を絡めてくるけど、僕にするとどうも唾液の量が少ない。
この年になると色んな人とキスをしてきて個人差があるのが分かるけど、マキの唾液の量はすごかった。
僕たちはずっとキスし続けた。
されるがままだったマキの手は今は僕の二の腕あたりのシャツをギュっと握っている。
僕はマキの大きなおっぱいを揉みたくてたまらなかった。
マキの腕や背中も柔らかいのに、この大きなおっぱいは一体どんなことになってるのか。
どうしようかと何度も考えたし、もしかしたら許してくれるかもと思ったけど、なんとか我慢した。
おっぱいに手を伸ばさないことが、僕の誠意だと伝わってほしかった。
伝わるわけないんだけど・・・
30分くらいはしてたと思う。
でも昼休みは時間が限られてる。もし時間が許すなら永遠にやってたんじゃないだろうか。
唇を離すと、マキの色白の顔が真っ赤に上気していた。
「時間やばいよね?」
マキはコクンとうなづいて立ち上がった。
僕も立ち上がり正面からマキを抱きしめた。
「ありがとう。またこうやって会えるよね?」
マキは何の返事もしないまま体を離し、教室に帰っていった。
次の授業、僕はサボって準備室でオナニーした。