由依の両親の信用を得た!Hをしている事は未だにバレていない。なぜ信用を得る事が出来たかと言うと、由依が大怪我をしたからだ。その日仕事を早く終わらせる事が出来、由依と出会った公園の中をチャリで通過した時だった。「キャーッ」と女の子の悲鳴が聞こえ、視線をそちらに向けると、由依と同じ位の子供達が集まって騒いでいた。何だと思い近付くと女の子が一人膝を押さえて座り込んでいたので、周りの子供に事情を聞くと「由依ちゃんが転んだ所に、割れたガラスがあって、それで膝を切ったの」と言ったので、見てみると確かに由依だった。俺は直ぐに鞄から使ってないタオルを取り出し、由依に近付き「傷口見せて」と言うと手をどかし見せてくれた。確かに左膝の内側から血が出ていて、傷口がザックリと割れていた。俺はタオルを当て押さえてもらい、仕事で使う紐を取り出し、傷口の上をキツく縛って止血し、由依をベンチに移動させ、左足を高くさせて寝かせた。それからすぐに救急車を呼んだ。消防署が近かった為、3分位で来た。救急隊員が応急処置している間に由依の携帯を借り母親へ連絡し、事情を説明をした。母親は「仕事場から30分位掛かるので、その間付き添いをお願いします」と言った。