先日、いとこの唯の披露宴に出席してきた。
何とも複雑な思いで、唯のウェディングドレス姿を眺めてたんだが、唯との昔のことを思い出しながらちょっと泣けてきた。
そんな唯との俺の思い出。
唯は俺の父方のいとこで、俺より10歳年下。
隣町に住んでたんだが、俺の住んでるところが実家だったから、夏休み、冬休み、春休みのたびに1~2週間泊りに来てた。
もう幼稚園の頃から毎年の恒例行事で、当時中学生だった俺は唯の子守役だった。
唯もよく俺に懐いて、帰省が終わり自分の家に帰るタイミングでは、毎年「帰りたくない!」と泣きじゃくって駄々こねてたな。
唯は手足の細い、子供にしては細面の女の子で、ちょっとしたときに憂いのある大人の表情を見せる子で、小さな顔に大きな目が目立つ、まあいとこの贔屓目抜きにしても凄まじい美少女だった。
夜になると俺の部屋に枕持ってきて、「お兄ちゃんと一緒に寝る」って聞かなかった。まあ、まだ幼稚園の児童だったから、両方の親とも心配なんかしてなかった様子だったが、この俺への懐きようは、唯が大きくなって小学生に上がっても変わることは無かったんだ。
そんな唯が小学校4年生に上がって、夏休みに田舎に帰ってきたときのこと。
当時俺もすでに大学生で、20歳を迎えようとしてた。彼女もできて、当然セックスの経験も済ませていた。
で、帰ってきた日の夜、またも枕を持って「お兄ちゃんと寝る」と俺の布団に潜り込んできた。後から聞いたんだが、成人になってきた俺、次第に幼女から少女に変わってきた唯に二人の親は「もうだめよ」と諭したらしいんだが(次の日の朝、「何も変わったことはなかった?」って聞かれて、目が白黒しちまったがね)、唯は泣きじゃくって聞かなかったそうで、そんな唯に二人の親は根負けしちまったらしい。当然ながら俺は、俺自身の部屋で就寝してたんで、二人の親の心配は尚更だったんだな。
布団に潜り込んできた唯は、俺に抱き着いてきて、キャッキャッ騒いでたけど、急に静かになって、
「ねえお兄ちゃん、最近私、体が変なの。オッパイのところがいつもムズムズ痒いの。お母さんに聞いたら病気じゃないから心配するなって言うんだけど、お母さん嘘ついてるんじゃないかな?私病気かもしれない。死んじゃうのかな?」
って聞いてきた。なんだか目には涙を溜めていて、本当に悩んでいる様子だった。それを聞いた俺は、あらかたのことは理解ができた。唯はオッパイが大きくなり始めてるんだな、女の子の中にはそういう子がいるって聞いたことがあったし。
で、俺も適当に
「大丈夫だよ、きっと病気じゃない。もう少ししたら痒くならなくなるから安心しな」
って答えたら、唯は猛烈に怒り出して
「お兄ちゃんまでそんな適当なこと言って!唯のこと心配じゃないの?もっと真剣に考えてよ!」
って怒鳴り出した。で、慌てた俺は
「わかった、わかった。すまないな唯。じゃあじっくり聞いてやるからどんな風なんだ?お兄ちゃんに教えてごらん」
って頭を撫でながらなだめたら、
「いつもおっぱいのところがムズムズ痒くって、服着てるときはオッパイに洋服がすれて痛いの。でね、家に帰ってオッパイ見てみると真っ赤に腫れてるの。ねえ、これってオッパイの病気なの?お母さんに聞いても何も教えてくれなくて、今に治るってしか言わないんだよ。私が死んじゃう病気だから私に内緒にしてるんじゃないの?」
って。
俺はやっぱりって思うのと同時に、おかしいやら可愛いやらで、思わず含み笑いしてしまった。すると唯はまたむくれて、
「お兄ちゃん!唯が生きるか死ぬかなんだよ!何で笑ってるの?もう!ちゃんと真面目に聞いて!」
って。
こんな声が親たちに聞こえると厄介だなって思って、苦肉の策で「お薬塗ったら治るんじゃない?」って答えてしまった。本当は成長の過程なんだって教えればよかったんだろうけど、母親が教えてないのを聞いたものだから、親が教えないこと俺が教えてもなあ、って思っちまったんだよな。
で、それを聞いた唯は
「ほんと?お薬塗れば治るの?」
って。
「治るっていうか、痒みは少し収まるかもしれないよ。間違いなく唯は病気じゃない。それはお兄ちゃんが約束する。だから痒み止めの塗り薬があるだろ?痒いときはそれを塗ってごらん」
って、適当かましてその場をやり過ごそうかと思ったら、それ聞いた唯はガバッと布団を飛び出て、居間に走っていったかと思ったらしばらくして帰ってきたその手にはオ●ナインが・・・
俺は唖然としちまって、何て行動力のある子なんだと半ばびっくりした。そんなびっくりする俺に向かって唯は
「ねえ、お兄ちゃん。お薬塗って」
と。え?マジ?って驚き、そんなの母ちゃんにやってもらえよと言いかけて、その言葉を飲み込んだ。母親のところにお兄ちゃんがオッパイにお薬塗れって言ったとでも伝えようものなら、あらぬ誤解を受けちまう、と焦った俺は、
「自分で塗ったらいいじゃないか」
と答えたが、唯は口をとがらせて、
「だってお薬自分で塗ったこと無いもん。いつもお母さんが塗ってくれるもん。」
って。やれやれと思いながら、ついに俺は「わかった」と答えてしまった。
布団にどんと膝を下すと、唯は躊躇なくパジャマの上着をガバッと上にめくり上げた。当然ながら見事にペッタンコだったんだが、乳首のあたりだけプックリと膨らんできていた。それを見た俺はやっぱり成長期の痛みと痒みだなと確信したが、後には引けず受け取った●ロナインを人差指に出し、唯のプックリ膨らんだ乳首にそっと塗っていった。
最初「ンッ・・・」って声を出した唯だったが、後は目を瞑り、両手はパジャマのズボンをギュッと握りしめて何かにジッと耐えている風だった。左側が終わり、右側も。塗り終わる頃には心なしか息が荒くなっていた唯だった。
「はい、おしまい。どうだ?少しは痒み収まったか?」
唯は
「・・・わかんない。でもきっと後からもっと効いてくるよね?」
そう上目遣いで聞いてきた。
「だな。きっと効いてくるから、今日はもう寝な」
そう答えると唯は安心したように俺の布団に潜り込み、次いで布団に入った俺の腕に両腕でしがみついて、あっという間に寝息を立ててた。
続く