絶頂を迎えたあと、りおはしばらく目をつぶったまま、肩で息をしていたが、やがて右腕を目の上に乗せて、泣き出した。
「りおちゃん?」
僕が声をかけると、
「あ、あたし… 先生に恥ずかしいトコいっぱい見られちゃって… もう生きていけない…」
「……」
「もし先生の言葉が嘘だったら…あたし、もう…」
「嘘じゃないって!ほんとに、好きなんだ。本気だ!」
僕がそういうと、彼女はゆっくり身を起こして僕の首に両手を回して来た。
僕は彼女を強く抱き返した。
「裏切ったら…許さない…」
彼女の呟きに、僕はゾクッとした。
夜が明け、みんなが起き出す前に、僕は自分の部屋に戻らなければならなかった。
僕は本気の証として、りおに個人携帯の番号とアドレスを教えた。
これは、学園の教師にとって決してやってはならないこと。
露見したら解雇されても文句は言えない。
つまり僕は、中1の女子生徒に、これからも教師を続けて行けるかどうかを委ねたことになる。これにはりおも驚いたようだった。
高原学校から帰ったあと、僕と彼女は毎日携帯メールで話した。
教室でも職員室でも、常に敬語で話す彼女だったが、メールの中では気さくな友達言葉だった。
それがまた、僕には嬉しかった。
メールの中で、僕たちは色々な話をした。
お互いの家族のこと。友達関係の悩み。将来の夢など…
彼女のことを知れば知るほど、愛しさが募って行く。しかし、学校では飽くまで教師と生徒として接しなくてはならない。
二人きりで会いたい
切実にそう思うようになった。
彼女も時折メールの中で、『さみしい』とか、『会いたい』とか、書いてよこすようになった。
しかし、学園やりおの家がある街は狭く、どこかで待ち合わせしようにも、いつ誰に見られるか分からなかった。そのような危険は冒せない。
そこで僕は、彼女に僕のアパートのある街までパスで来てもらい、僕がバス停まで迎えに行く、という方法を思い付いた。
彼女に話すと賛成し、
《家族には、先生の街にある図書館に行ってくる、と言って出てきます》
と言ってくれた。
約束の日。
僕は朝からそわそわと落ち着かず、予定より15分も早くバス停に着いてしまった。
りおが乗ったバスがやってくる。
約束通り、彼女はそのバスに乗っていた。
しかし、バスを降り立った彼女はなぜか、ひどく沈んでいた。
す「よく来てくれたね!」僕が精一杯の笑顔で語りかけると、彼女はベコリと他人行儀に頭を下げた。僕はひどく混乱して、次の言葉が出てこなかった。すると彼女が「先生のうち、どっちですか?」と聞いたのて、やっと「あ、こっち」と返して、ようやく先に立って歩き出した。アパートに着き、低いテーブルの前に座らせても、彼女は俯いたまま黙りこくったまま。僕は思い切って「どうしたの?」と聞いてみた。「先生、あたしのこと好き?」「もちろん!本気で愛してるよ!」「……先生みたいな人のこと、ロリコンって言うんですよね?」僕は絶句した。たしかに僕にはその自覚があった。だからこそ、女子学園の教師になるのは不安だったのだ。だがまさか、当の少女から、面と向かって指摘されるとは思ってもみなかった。「そうだね。そう言われても仕方ないかもしれない。でも僕は…」「そういう人って…」りおが僕の言葉を遮った。「女の子が子供の内はいいけど、大人になると、興味がなくなっちゃうって…」僕は、『これか!』と思った。どこでそんな話を聞いたのか分からないが、彼女の憂鬱の原因は、この事だったのた。僕はすぐにでも反駁し、『そんなことはない。僕たちに限って…』と叫びたかった。しかし、そんな空虚な言葉では、とても彼女を納得させられなかっただろう。自分だって、よく分からなかったのだ。「確かに、僕もそういう話を聞いたことがある。でも僕が、自分にそういう傾向があることに気づいたのはまだ最近のことなんだ。だから…正直、よく分からない。」僕はなるべく誤魔化さず、ありのままを彼女に伝えようと努めた。「けど、少なくとも僕はこれまでに、普通に同世代の女性と恋愛したこともあるし、セックスの経験もある。勿論、大人の女性とだ。」僕がそういうと、少しだけりおの表情が和らいだ気がした。しかしまだ、黙って俯いたままだった。長い沈黙のあと、ふいにりおが立ち上がり、僕の背後にあったベッドの上に座り、ブラウスのリボンを外した。ブレザーを脱いでベッドの下に置き、ブラウスのボタンを一つづつ外して行く。その手が、遠目からでも分かるほど、震えていた。僕は彼女の横に腰掛け、細い両手首を掴んだ。「いいの?」彼女がコクンと頷く。りおはさっきの説明で納得したのか?僕はまだ釈然としない思いだったが、いずれにしろこれ以上彼女を放っておくことはできない。僕は彼女に代わって、ボタンを下まで外し、ブラウスの前を広げた。そこに現れたのは…ピンクのレースで上品に飾られた、少女用のブラジャー。カップはなく、柔らかそうな三角の布が、りおの育ち盛りの乳房を優しく包んでいた。「かわいい…」思わず口を突いて出た。「やだ先生!胸がかわいいって…暖ちっちゃいって言ってるのと同じだよ?」りおが少し怒った顔で抗議した。僕は思わず『小さいおっぱいが好き』と言いそうになったが、そんなことを言ったらさっきのりおの不安を再燃させそうだった。「あ、ちがうよ暖暖ブラが…とても可愛らしいなって暖暖すごく似合ってるよ」そう言うとりおは照れて「でもこれ、校則違反ですよね暖学校にはして行けない…」と言った。彼女の言う通り学園には、制服は勿論、ブラウスや靴下、それに上下の下着のデザイン、素材、色まで、男性教師が読み上げたらセクハラになるような細かい校則があった。「こんな美しいブラが違反とはおかしいな。校則の改正を... 省略されました。
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