遅い昼食をとる為レストランへ。奥の禁煙席へ行く途中、テーブルの後片付けをし
ていた店員が振り向いた瞬間、私と接触。タレや汁が私の背広に。彼女は何度も頭
を下げ私の背広を拭いてくれた。店長不在で次席の責任者が来て、彼女に「今日は
帰りなさい」。私は涙目の彼女に「気にしなくて良いよ」と言って、責任者にビー
フカレーを注文。「食事の代金は頂けません」と言うレジ係りの女性に料金を支払
い店を出ると、私服に着替えた彼女が待っていました。何度も頭を下げる彼女に
「本当に気にしなくて良いのに」と言って、彼女の自宅が近くと言うので、彼女を
車で送る事に。背広のシミで営業の仕事が出来ず、午後5時を過ぎていたので、会
社に事情を説明し早退。助手席の彼女は「ごめんなさい」を繰り返し涙目に。私は
困り一旦私のアパートへ。
彼女は裕美、5歳下の19歳。今年高校を卒業後レストランでアルバイトをしなが
ら一人暮らしをしている。女ッ気一つ無い家賃3万円の寂しい部屋を見て、彼女が
微笑んだ。「私は彼女いない歴24年です」。すると「私も彼氏いない歴19年で
す」と笑った彼女を見て、私は「あなたは泣き顔より笑顔だね」。
翌朝2人は私の部屋から出勤。布団のシーツには処女の証が、そして5日後彼女は
自分のアパートを引き上げ私の部屋へ。寂しかった部屋もにぎやかに。2ケ月後彼
女の妊娠が判明。両家の反対も無く、出会って3ケ月後に入籍・結婚式はお金がか
かるからしないと真顔で言う19歳の彼女。安月給の私にはもったいない女性で
す。今、隣で生後3ケ月の長女に優しく話しかけながら母乳を与えている彼女はま
だ20歳。出会った頃と同じ笑顔の裕美に、いつの日かウエディングドレスを。
くだらない話ですみません。