私に対して両親は、良き言えば放任主義、悪く言えば放ったらかしでした。
そんな両親は夫婦仲が悪く、家庭内別居状態でした。
私は中学生になり、携帯電話を持たせてもらいました。
クラスの女子の友達に、「一緒に携帯のゲームをしょうよ」とあるサイトに登録しました。
最初は友達としかしてなかったけど、知らない人から対戦を挑まれました。
それはそれで楽しかったのですが、同じサイト内のチャットの出来る所で対戦した人と会話するの事も有りました。
その頃は年齢制限が無く、大人と未成年のチャットも可能でした。
対戦ゲームで仲良くやり、チャットでもよく話す人と隠語を使って直メを教えて、直ぐにコメントを削除してもらい、それからは直メで話す様になり、最初はハンネで呼び合い私は年齢を騙して高校生と相手の人には話していました。
サイトの入会時に、住んでる地域を正直に書いて登録しました。
よく話す人を仮にAさん、年齢は30代後半と住んでる地域は私と同じ地域の登録をしてて、たまに話してると確かに同じ地域に住んでそうで、私の住んでる所から少し離れてるけど、お店の名前を知ってたり、ある施設の名前やそこで行われたイベントなどの話をすると「意外に住みが近いかもね」と言われて「そうかもね」と軽く流しました。
そんな中で、両親の口喧嘩は激しさを増して兄や私が止めないと、お母さんがヒスを起こす勢いでした。
何となくそんな両親に嫌気がさしてきましたが、両親の前では良い子でいました。
携帯のゲームも友達あまりしなくなり、チャットばかりしては誘われて直メを交換してました。
20代の会社員と言う人から「今度会って遊ぼうよ」と誘われて、その事をAさんに話すと「ヤリ目だから気をつけなよ」と教えられて、何となくAさんを少しだけ信用の出来る大人と思い込む様になっていきました。
そして私はサイトに登録するアイコンをプリクラで修正した顔写真に変えると、チャットの書き込みや友達希望の申請が沢山来る様になりました。
何となく怪しい感じの人も居たしアンチ的な人も居たけど、その事をAさんに話すと優しく相談にも乗ってくれました。
そんな優しいAさんから始めて「日向ちゃんのアイコン可愛いね」と褒められた。
「あれはプリクラで詐欺ってるから」と話すと「詐欺ってなくても絶対可愛いと思う」そんなやりとりを何回かして、私の顔と全身の写メをAさんに送り、Aさんも写メを送ってくれた。
私の写メを見たAさんは滅茶苦茶褒めてくれて、正直嬉しかった。
Aさんも30代後半と言ってたけど全然若く見えた。
メールは面倒くさいと電話で話す様になり、両親の事も話す様になってた。
Aさんに言われると何でも信用したし、素直に言われた通りにしてた。
両親よりAさんの方を信じて頼る様になってた。
気がつくと私は両親の口喧嘩を止めるのもやめてた。
そしてAさんに私の全部を見せてた。
無論、高校生と言うのも私の身体を見て察しがついたみたいでした。
直ぐに隠してた事を謝って許してもらった。
Aさんからメールや電話が来ないと寂しくて心細くて、私からは電話はできなかったしメールも夜にならないと送れなかった。
仕事中だと迷惑だと思ったから。
一日、メールも来なくて電話で声を聞けないと不安でした。
二日ぐらい音沙汰が無くて泣きそうになってる時に夫婦喧嘩が始まりました。
布団を頭から被り耳を塞ぎました。
兄が止めに入ったのか静かになってた。
携帯がバイブで着信を知らせました。
慌てて出るとAさんからでした。
「仕事が忙しすぎて」といつもの優しい声を聞いて一気に涙が溢れました。
そして泣いてる理由を聞かれ両親の喧嘩と、久し振りにAさんの声が聞けた事と話した。
そして「今度の土日のどちらかに会って話そうか?」と言われました。
「うん」と話すといつもの様に話が弾み涙も乾いてた。
電話を切るのが寂しかったけど、今度会って話せる、と思うと嬉しかったけど、もしかしたら…と言う考えもありました。
もしAさんに迫られたら断る自信がなかった。
でも、頭の片隅にAさんとの事を考えてる自分が居て、つい手が勝手に下着の上から股間を弄る様にして、次第にエスカレートし行き、直に自分で中指を立てて触っていました。
触るだけで、中には怖くて入れられなかったけどそれだけで十分でした。