妹からさしたらどんくさくて友達に自慢できないちょっと残念な姉でした。
私が小学六年で姉が中一の時に地域の自然体験を名目にした合宿?キャンプ?林間学校?
そんな、催しに参加させられました。
参加人数が少なくて本来なら小学生までなのに姉まで参加することになってしまった。
私は交換条件を母親に出してしぶしぶ行ったイベントだったんですが…
自分は今まで姉の何を見てきたんだろう…?
そんな思いにさいなまれて帰りのバスで悩んだ。
それくらい姉が大人に見えた。
緑だけは豊富で山に囲まれた田舎。
キャンプというからテントを想像してたけど、実際はロッジが余裕たっぷりに点在していた。
こういう施設も敷地が広大だから立派なものだった。
午後に到着して夕方のカレー作りまでは自由。
学校行事と違いずいぶんリラックスモード。
付き添いの大人達は夜から宴会らしく、大量のアルコールを持ち込み、皆がご機嫌な様子だった。
部屋に荷物を置いたりして外をぶらつこうかと思ったら、日頃どんくさい姉が居なかった。
別にいなくてもいいと一人で出掛けた。
虫の声をバックにあてもなく歩いていたら、体育館があった。
あれ…?
さっきも通らなかった?
もしかしたら二つあるのかもと何気に近寄ったら、片面が大きな窓ガラスになっていて造りが違った。
窓ガラスにはブラインドが降りていたが、広い隙間を苦労して探してやっとわかった。
電気が消えていて暗かったが室内プールだったのだ。
今日はシャワーん浴びれないと聞いていた。
夜に忍び込んで泳ぐのも手だと、戸締まりの類いを調べるために入口を探した。
すると鍵がかかっていない。
重たい二つ扉の片側を開いて、背後を確認してから中に入った。
学校の怪談とかに出てきそうな雰囲気でちょっと怖かったが引き返す気分にはならず先に進んだ。
一通り扉があれば中を確かめた。
プールの入口に近づいてきた時、かすかに水しぶきの音がしてビクッと体が止まった!
耳をすますと、また聞こえてきた!
あれえ…誰か使ってるのか?
疑問が湧いて真意を確かめるべくスライドする扉を静かに滑らせた。
水中に二つの頭が確認できた。
反対側の一番遠い位置だが見えた。
凸凹した感じから男女?と想像したが、すぐに低い位置にある頭が姉だとわかった。
なんで??
頭がはてなマークでいっぱいになりながらも、しゃがみこんでじっくり隙間から覗き見を続けた。
もう、読んでる方には察しがついてると思いますが、姉は見知らぬ男とセックスを始めました。
しかもプールの中やプールサイドで…
なに?このだいたんな行いは…
日頃の姉からは想像もつかない振るまいに私は混乱を極めましたが。
プールサイドに上がって水着をずらし、その前に跪いて頭を揺らす姉。
私にだって何をしてるかわかりました。
ヤバ…
ヤバ…
バカの一つ覚えで呟いてました。
いったのかはわからないけど、二人は場所を変えるようでこちらに来ようとしていて、私は慌てて退去しました。
あの男だれ?
一息ついて頭の整理をしながらもう一度戻るか何度も逡巡していた。
たぶんそれなりに時間が経ってたんだと思う。
二人が連なってこちらにやって来た。
姉は私に気づいてやって来たのがスムーズな紹介でわかった。
小学生の時に教育実習で習った先生…
それが姉の説明だった。
姉はコンビニなんかの小さな白いビニール袋を持っていた。
濡れた水着が入っているんだと思った。
紹介された男の人は草食系っぽく話し方も優しげだった。
私は部屋に戻っても姉がプールに入っていたのは問い詰めなかった。
ただ、先生と偶然再会したのかだけ問い質した。
姉は知ってはいたらしい。
しかも、母親から聞かされていたというのだ。
どういう経緯かは知らないが、本当は直接聞かされていたんじゃないかと思った。
だって、二人が初めてああいうことをしたとは思えなかったからだ。
すでに何度もしてるはず。
じゃなかったら展開が早すぎる。
私はそういう経験は姉より絶対先だろうと思っていただけにショックだったが、親にチクろうとか、姉を脅そうとかは微塵もなかった。
姉も女だったんだと思った。
姉は発育がよく、この頃では母親と張り合うくらいに胸なんかも大きくなっていた。
第三者、ましてや男から見たらそれなりに魅力はあったのかもしれない。
でも知り合った時期からすると、もしかしたら小学生の頃、今の私くらいの時にはしてた?…
エロすぎでしょ…