中学の時にいじめられていたから修学旅行に行くのが嫌だった。
グループ行動の日は仲間はずれにされ、ひとりぼっちで旅館近くの公園で時間
潰しをしていた。
最終日の夜はプロレスごっこの名目で、同室の4人が僕の事を投げ飛ばしたり
蹴ったりした。
すると女子のいじめグループ3人が、Y川さんを連れて僕たちの部屋へやって
来た。
Y川さんは頭が良く、可愛いいので2年までは男子達に人気があったが、その
事で妬まれて女子達からのけ者にされる様になってしまった。
僕は以前からY川さんが好きだったが、もちろん告白出来るはずもない。
ましてや彼女をいじめから庇う事さえも、勇気がなくて出来ずにいた。
いじめグループは僕がY川さんを好きだと知って、女子達に連れてこさせたら
しい。
僕は男子四人に押さえつけられ、「Y川さんが好きだ!! セックスさせて下さ
い!!」と無理矢理言わされた。
Y川さんは顔を引きつらせて黙っていると、女子のリーダー格が「さっき教え
たセリフを言いなよ!!」と脇腹をきつくつねった。
Y川さんは半べそになりながら「私もM田くんが好きです。 ぉま・・・を・
て下さい。」と途切れ途切れに言った。
それを聞いて周りのやつらは大笑いしながら、「なんだ、両思いなんじゃ
ん!!」「だったらラブラブにしてやろうぜ!!」と大はしゃぎして、僕とY川さ
んを抱き合う形にくっつけた。
周りではキスコールが起こり出したが、Y川さんが泣いて嫌がっている。
すると男子が僕の頭を押さえ、Y川さんの顔に押しつけた。
憧れの人とのファーストキスがこんな惨めなものになるとは思いもしなかっ
た。
僕たちは抱き合ったまま倒され、上から布団を何枚かかぶせられた。
その上から誰かが僕の尻を足で押している。僕の下には泣き続けるY川さん。
尻を押される度に二人の密着度は増していき、Y川さんの甘い香りや柔らかい
肌を間近で感じているうちに不覚にも勃起してしまった。
そしてついに、僕は尻を押されるタイミングに合わせ、硬くなったチンチンを
Y川さんの股間にすりつけ出した。
その気持ちよさに我を忘れ、激しくすりつけ出すとY川さんは大声で「いや
ぁ!! いゃぁ!!」と騒ぎ出した。
その時、布団を剥がされたのにも気づかず、僕はY川さんを抱きしめながら腰
を激しく振っていた。
我に返りY川さんから離れたが勃起はしたまま。
しかもジャージの股間部分がうっすらと濡れている所を見られ、「こいつホン
トにセックスしようとしてるぞ!!」「バカじゃね!?」 「うわぁ~キモイM
田!! 変態!!」と周りから嘲られ、僕は恥ずかしくなってその場で泣き出して
しまった。
その日からクラス全員から[変態M田]と呼ばれるようになり、Y川さんは二度
と口をきいてくれなかった。
僕にとっては最低の修学旅行でした。