ある日、俺が授業中に便所に行って出て来たところで同じ組のM美が女子トイレに入って
いくとこをみた。気付かれない様に後を付け、トイレの下から覗いてたら汚物入れに生理
の血べっとりのナプキンを入れてた。ひと足早く教室へ戻り、講義が終わるのを待った。
講義が終わり、教室・廊下に誰もいなくなったのを確かめ、女子トイレの汚物入れを漁り
M美の例のナプキンを入手。翌日の昼休みでバックを置いたまま何処かへ飯を食いにいっ
たM美のバックに3M程の凧糸を結び、先にはビニール袋に入ったそのナプキンと『重要参
考人の証言を裏付ける物的証拠』
と書いた紙を同封して入れた。袋には、ナプキンの構成を『原材料:M美の香り25%・M美の
味55%・M美の愛20%』と書いた。昼が終わり、M美が帰ってきたときに疑われないように、自
分も何処からか戻ってきたフリをしてその時を待った。しかしM美は気付かず、講義が始ま
ってしまった。講義中に教師がヒモに気付き、手繰り寄せた時にM美の方を向き笑っていた
。みんな笑っていた。「今日のナプキンはまだ白いままか?」と周りの野郎から茶化され、
マジ泣きしているM美の姿があった。茶化している奴はT也である。俺は前から奴の事が気に
食わな
かった為、奴を犯人に仕立て上げられる様に奴のサインペンの蓋を一緒に入れて置いたのだ
。やがてM美が袋の中のサインペンの蓋に気付き「これ、アンタの仕業でしょ。サインペン
の蓋が入ってたわよ!」と言った瞬間、みんなの視線がT也に向けられ奴は下劣者扱いされ
た。良い気味だ。いくら知らないと言っても物的証拠には勝てず、周りの友達からも冷たい
目で見られていた。ざまあみろ!そしてそれ以来T也は学校を辞め、二度とこのクラスには
戻って来なかった。(ノンフィクションとフィクションの割合はだいたい5:1くらいです。
)