正確には学校の体験談ではないのですが、小学4年生の時に
上級生のN君と一緒に駄菓子屋に行った話です。
駄菓子屋はおばちゃんがやっていましたがけして愛想が良いとは言えませんでした。
僕がお菓子を見てると隣でN君がガムやチョコレートをポケットに入れいました。
そして、それを見ていた僕に対して「お前もやってみろよ。他に適当な物ちょっと買って帰ればこ
このババアは絶対気づかないから」
と言われました。
気の弱い僕は上級生に逆らう事も出来ず、ビクビクしながらなんでも良いので近くにあったチョコ
をポケットにいれました。
そしてそのまま別の物を買い、2人でお金を払おうとした所です。そこのおばちゃんが「2人とも
ちょっとこっちへきなさい」と店のカウンターの中に呼ばれました。
そう、ばれてしまったのです。
N君と僕は真っ青になりながら素直に言う事を聞くと。店の奥まで連れて行かれポケットの中をし
らべられました。
「これは何?うちのお菓子じゃないの?」と聞かれました。
「ごめんなさい、もうしません」と必死に許しを請っていました。
そしておばちゃんは「他に何か取ってないか調べるから2人とも服を全部脱ぎなさい」
と言いました。
人が入ってこない場所とは言え小さいお店の中。こんなところで素っ裸になったら店に入ってきた
人に見られてしまうかもしれない、一瞬羞恥心が出ましたが、それ以上にゆるして欲しくて全部服
を脱ぎました。
2人とも両手を上げるようにいわれ隠す事も出来ず。おばちゃんが僕らの衣服を調べていました。
そして他に何も取ってない事を確認すると。素っ裸のままのN君に対して。「お前は反省文を今す
ぐここで書きなさい」と更に奥の部屋の机に連れて行き。原稿用紙とペンを渡しました。そして僕
には「こいつが反省文を書き終わるまでこっち」と言い、なんと店の入り口の付近までつれていか
れてしまった。「ここで気をつけの姿勢で立っていなさい」と言うと、店に入ってくる子はは愚
か。店を通る通行人にさえ見られてしまう位置でふるちんで立たされることになりました。
N君は誰も見えない場所で反省文を書いている間、僕はすっぽんぽんの姿を惨めに晒していないと
いけないのです。人通りが少ない所なので僕は出来るだけ誰も通らないで欲しいと必死に心の中で
お願いしながら顔をうつむけていました。
しかし、しばらくして中学生の男女の集団がこちらに歩いてくるのが見えます。
そして何人かが僕に気づくと
「あれ、裸じゃない?」
「どうしたんだろう」
「悪い事でもしたのかしら」
と皆でこっちに向かってきました。
駄菓子屋に入ってくるとおばちゃんにどうしたのかたずね。
「うちのお菓子を盗もうとしたからね、反省させてるのよ」と言うおばちゃんの言葉に納得しなが
ら皆で僕を取り囲んでしまいました。
もちろん僕は気をつけの姿勢のまま隠す事も出来ず必死に恥ずかしさに耐えていると皆僕の周りを
回り、お尻やおちんちんをみてくすくす笑っていました。ただ飽きたのか、それても涙目になる僕
をみて少しだけ哀れになったのかは分からないが、一人が「そろそろいこうぜ」
と言い僕に「もう万引きなんてするんじゃねぇぞ」と笑いながらひとこと投げつけ、店から出て行
きました。
それから何人もの人が通りその度皆僕を見て凝視したりひそひそ話したり見てみぬふりをしたりし
ていました。普段より人通りが激しく感じられ、僕はその度に自分の惨めさを痛感しました。
それから30分ぐらいでしょうか、N君が反省文を書き終わり、僕らはもう絶対万引きをしないと
言っておばちゃんに許しを貰い服を着て店を出ました。僕に取っては地獄の時間でした。
もちろん万引きをした僕が悪いのは分かっています。しかしN君は反省文と言うだけで、誰かに見
られたりせず僕は賛成の態度と言う意味でちんちんもお尻も隠す事が出来ず多くの人に見られてし
まいました。今でも思い出すだけで恥ずかしいです。