文章が長くなりそうで、いっぺん切ったが、どこまでいくかわからない。
翌日、彼女は片道1時間半かかる私の家に、朝8時にもうやってきた。家に着いた彼女に
「まだ眠い」(本当)と言い「いっしょに寝よか」と言った。
由希はニコニコして「こうですか」と言いながら薄いかけぶとんの中に入ってきた。最初は
腕枕だったがやがて、由希を抱きしめた。均整の取れた由希の身体を感じた。由希もうっ
とりしたような緊張したような顔になって、おそるおそるという感じで僕の首に腕を
回した。
由希のGパンのお尻を、後ろから両手で撫でさすった。由希の尻は肉感的で、手になじむ
感じがした。
じっと見つめあってからキスをすると、どうしたらいいのと小さな声で由希は言い、
口はつぐんだままで僕の唇を受けた。 キスを繰り返すうちに、彼女も積極的に返して
くれるようになり、帰るまでずっとキスをしていた。由希はだんだん唇を開くように
なり、口を吸い合うまでになった。
その頃の彼女の口は、まるで子どものような、決して不快じゃない口の匂いがあり、
それがよけいに僕を高ぶらせた。
「まだ帰りたくない」を彼女は繰り返したが、明日から学校。ここは教師の顔になって
「もう帰り、送るから」と言って、彼女を家の近所まで送った。その帰路の幸福感はこの上
なかった。
それから由希は練習のない日曜に家に来るようになった。会えない日が続くと、学校
で練習の相談をしている最中に、由希は顔つきを変えずに、僕にノートを切り取った手紙
をすっと渡した。
それには、「日曜まであと3日もあるよ。そんなに待てないから昼休みに○○室に来て。
10分だけだから。」などと書いてあった。昼休みに、人気がない○○室に行ってみると、
由希が来て、いろいろ話をした。確実に大丈夫であればキスをした。
10分経つと、僕が警戒心で「もう10分経った、行き」と促す、でも彼女は○○室を出ない。
もうちょっとだけ、という。「見られたら終わりやぞ」と強く言うと、名残惜しげな顔
で出て行く。そういうことが続いた。
僕は自分の本心が少しわからないでいた。由希に対する感情はちゃんとした恋愛なのか。
それとも彼女いない歴2年の男のよこしまな心なのか。それより生徒に恋してしまって
いいのか。当時は教師と元生徒が結婚するケースは珍しくなかった。その一方で教師と
生徒の恋愛が問題となって、教師が転任させられたという話もあった。悩ましかった。
しかし、7月になると、由希のことを本当に好きだと確信した。隠しながらいっしょに
居ようと心に決めた。
彼女と会う日曜日のために生きている感じがするようになった。当時の高校の、活動
日の多いクラブを率い、授業も工夫を凝らす教師仕事(しかも生徒会まで任されていた)
の忙しさは今の比ではなく、本当に睡眠時間5時間ぐらいだった。しかし由希の顔を思い
出せば何にでも耐えられる気がした。
家に来た由希とはキスして抱き合っておしゃべりしての繰り返しだった。Tシャツ
Gパンに手を入れて由希の背中や尻を大切にさわった。くすぐったいといいながら
由希はうれしそうだった。
痛いぐらいの勃起が続く僕は、とうとう手でしてほしいと頼んでしまった。しかし
見られるのはすごく恥ずかしいので、彼女にパンツに手を入れて触ってもらった。
「どうしたらいいの」と彼女が聞くので「こんな感じで」と教えると、ぎこちなく、
でもがんばって上下にこすってくれた。最後に射精してしまったが、恥ずかしく、
彼女に申し訳なくて、「ごめんごめん」と言って彼女の手をたくさんのティッシュで
拭いた。由希は「いいです」と言い、「気持ちよかったの?」ときいた。「うん気持ち
よかった」と言うと「よかった」と言った。
彼女を抱いていいのか、迷った。素直で美しい高校生である彼女を汚してしまう
ような気がした。でも彼女もそうなりたそうに見えた。
8月第2週、ハンドの練習が休みに入ると、彼女は毎日家にやってきた。高校生に見え
ないように服装もちょっとがんばっていた。5月にはまだ中学生のようなブラウスを
着て我が家に来ていたのに、8月にはちょっと大人びた服を着るようになった。
これだけ連日僕のアパートに来るのを、近所の人が見とがめる可能性を考えたのだ
(アパートの1階に住む大家さんは、僕が教師であることを知っている、と彼女には
伝えてあった)。そしてより早い時間に家に着くようになった。こうすれば近所の人が
玄関先に出る時間帯より前に、我が家に入ってしまえる「作戦」だった。そのために彼女
は「遠くで練習試合」「合同練習」と言って親が起きる前、6時に家を出ていた。帰りは暗
くなってから僕が送っていった。
そんな日々の中、彼女と抱き合っているうちにとうとう言った。「由希を全部見たい」と。
由希はうんうん、と自分に言い聞かせるように頷いた。
ベッドに寝た由希のTシャツを脱がせた。大きくはないが形の整った乳房がブラに
包まれていた(あとで由希は「おかあさんにも胸の形は褒められる」と言っていた)。
Gパンを脱がせる。うっすら産毛がある、日に焼けたすんなり長い脚、僕はこの脚に
吸い寄せられた。ソックスを脱がせ、ブラをゆっくり取った。きれいな色の乳首。
右側が陥没していた。そして右の乳房はわずかに左より小さかった。日々の右腕
でのスローイングでそうなったのだろう。 そして何の飾りもない白いパンツに
手を掛けた。由希は恥ずかしがった。
すっかり下ろしてしまうと、少し濃い陰毛。彼女のどこかあどけない雰囲気と、大人
びた濃い陰毛が対照的だった。ウエストが細く、腰は張っていたので、くびれが
はっきりするラインだった。お尻は大きくないがぷっくりつきだした感じで、
それがアピールしていた。「きれいだ」と心から言うと、由希はありがとう、でも
恥ずかしい、とつぶやいた。
自分もパンツひとつになって彼女に上から重なった。肌同士がくっつく。
ひたすらキスをする。当時エアコンがなかった僕の部屋は、裸になってやっと
汗がひくぐらい暑かった。少し湿った肌同士が重なると、ぺたっと音がして密着
した。その状態で話をすると、お互いの声が身体を通しても聞こえる不思議な音声
になった。
由希の乳首を味わった。舌で転がして次第に吸い上げた。鼻先で乳首を弾き、
顔全体で由希の乳首をこすった。彼女は大きな息をするだけ。「声を出しても
いいよ」と言っても、ため息のような呼気を繰り返すばかりだった。しかし右の
陥没乳首は、吸っていると、つんと立ち上がり陥没しなくなった。
先生も全部脱いで、と言われたが自分のパンツを脱ぐのは躊躇した。彼女に、
グロテスクなものを見せたくないと思ったから。でも意を決してパンツを脱ぐ
と彼女は目をそらし気味にしていた。へんなものを見てしまったと思ったそう
だ。その日は手でしてもらって終わった。