大学の保険の先生との話。
最初はバンドエイドか何かをもらい行って、少し話してただけだった。大学にもなると保健室でサボる目的でくる人も少ないらしく、まだ22~3才(自分は19)の彼女は「用事なくても来ていいから。話にきてよ」と。保健室自体も大学の一番奥にあり、ひっそりしていて寂しいんだと。名前はくみちゃん。
ある日、帰りに駅まで歩いているくみちゃんを見かけ。うちの大学は駅から離れておりシャトルバスがあるものの、歩いた方が早い為、バスの利用者も少ない。彼女も夏の暑いなかでもしばしば歩くらしい。自分は車通学だったので「駅までのってく?」と声をかけた。夕方とはいえ暑い日だったので乗り込んでくるくみちゃん。
住んでいる所を聞くと自分の帰道の途中(5駅くらいとなり)だったので、「帰り道だし、乗ってけば?乗り換え二回もするの面倒でしょ」となんの下心もなく(なくはないか)言うと「じゃー甘えちゃおかな?」って。
他愛のない会話だったがいつもより長く話せて、お互い心を開いた会話ができた。家の前まで送るとその日は何もなく別れた。