スレの趣旨とは異なるかもしれませんし、文才ないのでつまらないかもしれませんが、宜しくお願いいたします。
私はあの時、35才にもなって独身でした。
弟の結婚式のとき、親戚で生け花の先生をしてるおばさんが席にきました。
『私の教室に最近くるようになった女性と徹也君を会わせたい』
隣で聞いていた母にも聞こえ、絶対会いなさいとがぶり寄られました。
どんな女性か聞くと、私より七つ年上で、以前は高校の先生をしてて、結婚退職離婚、今は会社勤めをしてる人だとのことでした。
母のがぶり寄りに負けて、話しを受けました。
正直、七つも年上なんて眼中になかったし、とりあえず会えば母もおばさんも納得するだろうの程度でした。
おばさんがセッティングした料理店の部屋で待っていたら、おばさんが連れてきた女性を見て、あれっ?となりました。
その女性も同様のリアクションをしました。
席についた女性は、開口一番、こう言いました。
『徹也さんって★★高校卒じゃないですか?』
『あ、やっぱり。遠藤先生ですか?』
高校二年のとき、英語の授業を一年、教わっていた先生でした。
特に美人だったわけじゃなかった遠藤先生、でも学校で一番若い先生だったから覚えていて、新米教師だった遠藤先生も、私を覚えていてくれました。
おばさんは驚き
『な~んだ~。そうゆうことなら私、即退散するね?』
そそくさと逃げるように席を外しました。
学校時代の話しに花が咲き、やがてその後、どう歩んできたかの話しにまでなりました。
お酒も飲み、先生はより饒舌になりました。
先生は先生と結婚し退職、しかし旦那さんは忙しく、さらに転勤もありすれ違いの生活になり、わずか四年の結婚生活で離婚となり以降、独身だったそうです。
子供もいなかったから、気ままに過ごしていたら、40過ぎちゃったと笑っていました。
私も適当に過ごしていたら、妹や弟に先に結婚されましたと笑いました。
そこから時々会うようになりました。
七つ年上ってのがかなり気になっていたらしい先生、私がホテルに誘うとこう言いました。
『七つも年上だよ?いいの?離婚して11年、気ままに過ごしてきたから、結構遊んじゃってきてるし』
そこそこ男、つまんできてたとのことでしたが、もう関係ありません。
初っぱなから生中で決めました。
『出来ちゃったら○高だよね』
先生も腹をくくったようでした。
その後、結婚しました。