複雑な溝?みたいなビラビラに指を入れると、何やらペーストみたいなものが指にまとわりつく感じがした。
『○○君気持ちいい..』
息を荒くして喘ぐ先生。
それにも構わず、指をお尻の穴に這わせてみる。
紙の様なモロモロが付いていて、汗ばんだかの様にヌルヌルしたお尻の穴に指を入れ、撫で回した所でハッと我に返った。
咄嗟に手を先生の下着から抜いた俺は、今まで触っていた指を見つめた。
指には白や茶色のティッシュの粕と、クリーム色のペーストが爪の間にビッシリと入り込んでいた。
汚れた自分の手を見つめ、何だかとてつもなく悪い事をした様な感覚になり怖くなった俺は、
『○○君大丈夫?』と声を掛ける先生の顔も見ずにダッシュで逃げ出した。
公園を出て一人駅へ戻り、一目散にトイレへ駆け込んだ俺は、個室に籠り改めて指を見た。粕がビッシリとこびりついていた。
そして匂いを嗅いだ。
「ウエッ!!!」
その匂いは、インコの餌にオシッコを混ぜたかの様な、納豆や汗とマヨネーズにも似た様な、強烈な匂いだった。
にも関わらず、俺のアソコは痛いくらいに勃起していた。
まだ精通が無かった俺は、先生の股間を触って汚れた指の粕を自分の硬くなったソレに擦り付けた。
何とも言えない切ない様な快感が身体を襲う。
『Y先生の匂い...Y先生..』
逃げ出したのにも関わらず、たまらなくY先生を愛おしく感じた俺は、指の匂いを嗅ぎまくり、指に着いた粕やペーストをチュパチュパとしゃぶりながら、射精の無い絶頂を迎えた。
えらい事をしてしまった..
罪悪感でいっぱいになった俺は、その手を必死で洗い流して、泣きながら電車に乗った。
夏休みが終わり、実習の終わった先生が学校に来る事は無かった。
今にして思えば、あのまま逃げずにいたら、どうなっていたのだろうか..?
ちょっと勿体無かったなと悔やんでいる。
今でもテレビではなさんが出演しているのを観る度に、Y先生の事を思い出す。
そして始めて知った、あの夏の暑い日のY先生の喘ぎ声と女性器の薫りも..
~完~
長文お付き合いありがとうございました。