小学4年の時の話です。
当時、同じ学区だった女の子、ミホちゃんは地元の有力者の子供で、かなりマセていました。(実際にマセていると知ったのはこの出来事の後からです)
お互い多少の好意があったのか、ないのか分かりませんが、しょっちゅうケンカをしてました。
クラスからは「付き合ってる」とか囃し立てられたりも。
ケンカと言っても口喧嘩で、「バカ、アホ」とか「ジジイ、ババア」とか「ブス」とかそんな類いです。
実際、私の方が頭が良かったので、いつもミホちゃんに「バカバカ」言っていたのですが、
ある時、掃除が終わって下校するときにミホちゃんがリエちゃんと一緒に目の前に現れました。
私はどちらかと言えばリエちゃんに好意を持っていましたが、リエちゃんにも「バカバカ」言ったりしてました。
また、「バカバカ」の口喧嘩が始まりました。実際に私の方がテストの成績もよく、物知りでもあったため、ミホちゃんは次第に劣勢になります。
するとミホちゃんが唐突に「セックスって知ってる?」と聞いてきました。
ミホちゃんはリエちゃんと見合わせ笑ってたので、リエちゃんもセックスについての知識はあったのかもしれません。
私はセックスについては知らず、答えに窮し、苦し紛れに「節句」か何かか、と答えましたが、違っており「バカって言うなバカ」とミホちゃんに言われてしまいました。
私が「答えを教えて」と敗北混じりに聞くと、ミホちゃんは「男と女が裸で抱き合うことだよ」と言って、リエちゃんと笑いながら帰って行きました。