小5の時に近所に越してきた祐二。
お互い外見がタイプじゃないから、友達でいれました。
ストレスが溜まってくると祐二に電話。
「飲み行こ~」
「あ~」
焼鳥屋で並んで愚痴の言い合い。
「ほんっとに色気ねーな」
「なにー」
「面白い話しねーのかよ」
「あ、そうだ!私の友達で最近彼氏が出来た子がいるんだけど」
「それで?」
「彼氏のアレが大き過ぎて入らないんだって」
「まじかよ(笑)俺もデカイ方だけど入らないってないわー」
「祐二デカイの?(笑)」
「さぁね」
「自分で言ったじゃん」
祐二にはぐらかされたけど内心気になっていた。
たぶんお酒が入ってたせいもある。
「私…大きい人経験ない」
「…またまたぁ」
「本当に」
ちょっと甘えてみながら祐二の太股を触った。
変な空気…
「お前、飲み過ぎ」
「かな?祐二は?」
「俺も飲み過ぎ」
祐二は伝票を掴むと立ち上がった。
慌てて追いかける私。
「半分出すよ」
「いいよ」
いつもは割り勘なのに…
外に出ると寒くて酔いが冷めた。
「寒いね~」
「急にな」
そう言うと祐二は私の手を握った。
手を繋ぐのは初めてじゃないけど、少し緊張した。