隆は僕とは、幼馴染で親友だった。
家も近かったので、毎日のように遊んだり、宿題をしたり、
いろいろしていた。家族ぐるみでの付き合いもあったので、
お互いの家族が一緒に旅行に行ったりと言うことも多かった。
これは、僕が5年生になった頃のことだ。
隆の妹、さゆかちゃんが1年生に入学してきた。
それまでは、あまり話したことはなかったが、
学校に一緒に行くようになり、手をつないで上げたり、
学校でも遊んであげたりするうちに、
すっかり仲良くなった。
さゆかちゃんは、童顔で髪の毛が長い、すごくかわいい女の子だ。
僕が勉強をしていると、さゆかちゃんが、
「お兄ちゃん…」と言って横に来ては、腕を組む。
「さゆ、(さゆかちゃんのこと)裕ちゃん(僕)のこと、好きなんだよな」
と隆が言うと、さゆかちゃんが、
「うん、大好き…大きくなったら、裕お兄ちゃんのお嫁さんになる」
と言うので、僕は思わず、恥ずかしくなって赤面してしまった。
勉強が一段落して休憩していると、さゆかちゃんが僕を呼んだ。
「一緒に来て…」そういうと、階段を上がるさゆかちゃん。
「さゆかのお部屋、裕お兄ちゃんに見せたいの…」
僕は、さゆかちゃんの部屋に入るのは初めてだった。
部屋に入ると、そこには女の子らしい、こぎれいな空間が広がっていた。
「さゆかちゃん、お部屋きれいだね…すごく女の子らしいお部屋だね」
「ありがとう、裕お兄ちゃん…」
僕は、さゆかちゃんを抱き上げた。そして、そのままベッドに
静かに寝せると、さゆかちゃんの上に覆いかぶさり、
唇にキスをした。1度、2度、そして3度…。
3度目は、舌を中まで入れるディープキスを…。
「今の、なんていうか知ってる?」僕が聞くとさゆかちゃんが、
「うん、チューだよね、大好きな人とする…」
「そうだよ、もう1度する?」
「うん…」
さゆかちゃんの家族が何も知らないのをいいことに、
僕はさゆかちゃんと2人、暑いキスを交わすのだった。