高校の時に付き合っていた彼女を、友人に取られました。部活の県大会に
出場した僕の応援に彼女と友達が来てくれるという事で、地元の駅で待ち
合わせたそうですが・・・。
その時に意気投合してしまったそうです。
県大会では、いい所までは行ったのですが結局は敗れてしまい全国には行
けず。傷心中だった僕にとって、大会後に彼女から切り出された「別れ
話」はダブルパンチでした。そしてその数日後、彼女が親友と付き合い始
めた事を聞きました。彼女も彼女ですが、人の女を口説く友人も酷い。何
かリベンジしないと!
友人の家には何度も遊びに行っており、家族とも顔見知りです。友人宅の
近くのコンビニで、友人の妹のヒロミちゃん(当時中学2年生)に偶然を装
って会いました。
話を聴いて貰うために近くの公園のベンチに移動し、事情を話しました。
ヒロミちゃんは怒りました。
「ウチのお兄ちゃんって、人が持っているのを何でも欲しがるんだヨ!ア
タシが持っているものだって、いっぱい取られたんだから!」
「そりゃ酷いね!」
「でしょ?」
「僕も彼が持っているモノを一つ取っちゃおうかな?」
「え?なになに?何かあるの?お兄ちゃんが持っているものでカヲルさん
が欲しいものが?」
「とっても可愛い妹さんだよ。」
「えっ・・・・・。」
オタクがかなり入っているお兄ちゃんの友達の中で数少ないスポーツマン
の僕に事実上の告白をされ、頬を赤らめながら見せた「隙」を見逃しませ
んでした。
ヒロミちゃんを引き寄せ、キスをしました。ヒロミちゃんは抵抗しません
でした。
それからヒロミちゃんが僕の部屋でバージンブレイクしてしまうまでは、
さほど時間はかかりませんでした。
翌年大学に進学した僕は、通えなくはなかったのですが実家を離れて一人
暮らしをしました。そのアパートに、ヒロミちゃんは何度も遊びに来てく
れました。親には友達の家で受験勉強してくると行って。嘘ではありませ
ん、実際に勉強は見てあげていました。ただ、夜は遅くまで保健体育の勉
強をしましたがw。