豪華な晩餐を終え、あえて別々に大浴場で入浴してから抱き合った。
枕元にある和風のライトだけでも先生は恥ずかしいと言った。
大人の女性の恥じらいは何とも色気があり、若い女性が狙ってやっても出せないものだと思った。
色が白いせいもあり、夜中窓を開けたら雪景色になっている映像が思い浮かぶ。
まだ誰の足跡もついていないまっさらな道。
先生と横向きに向き合って肩を撫でながらそう感想をもらすと、「そうね、あんまり男性には執着してこなかったから…凄くご無沙汰過ぎて初めての時よりドキドキしてるの」
「ああっ、だから体がキレイなんだ。足跡じゃなないけど、年相応に男にいじられまくったような感じが全然ない。そっちの方が全然嬉しい。なんか凄くおいしそう」
「もう、私の方が年下みたいじゃない…」
先生は少し肩の力が抜けたように笑った。
「何日か前まで他人だったなんて思えないですね」
「本当にそうね、こうして向き合ってても信じられない気がする。私、もう自分の人生ではないかと思ってた」
「いやあ先生ならいくらでもあるでしょ。」
「ほら、女は殿方と違って性欲を満たすためだけにセックスするってハードル高いのよ。色々な面倒が付随してくるから。もう生涯再婚はしないって決めてたし。」
「でもそこまで達観してても、女としては全然枯れてないじゃないですか。そこまで放棄してたらたぶん惹かれないとも思うし」
「そうね…それは性欲だって人並みにはあるけどね」
「でもやっぱり先生は凄くいいなあ…全部引っくるめてめちゃくちゃタイプです。ちょっと言い方悪いですけど、体目当てとかそれこそ性欲を満たす為じゃなくて本気で好きになれるくらい好み…」
先生は言葉をゆっくり吟味してから言った。
「C君って見た目よりずっと大人だね…けっこうその年で経験豊富なんじゃないの?先生ちょっと今嫉妬したかも。そういうセリフを言えるようにした女性達に」
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