計画は完璧なはずです。
手順も、何度も頭の中でのシミュレーションを繰り返してありました。
いよいよです。
どこまで上手くできるかわかりませんでしたが、とにかく胸がわくわくして
いました。
静かにドアを開け、玄関から外に出ます。
靴音を鳴らさないように、そっと集合ポストまで戻りました。
ポストの鍵を開けて、夕刊を取ります。
本当にいよいよです。
不思議なことに、緊張はありませんでした。
演技を始めました。
今度は靴音を響かせて、自分の部屋に向かいます。
「コツン、コツン・・・」
予感がありました。
今日も、モヤシ君が部屋から出てくるんじゃないかと。
二晩連続でたまたまこのタイミングで顔を合わすのは、不自然です。
それでも彼は顔を出す気がします。
昨夜のあの子の嬉しそうな顔が印象に残っています。
女性である私と、たかが雑談をしただけのことです。
でも極度に内向的そうな彼にとっては、大きなことだったんじゃないかと思
えたのです。
あの子は、私に対して思いがある・・・
女としての直感でした。
あの子のドアの前を通り過ぎます。
「コツン、コツン、コツッ。」
私の部屋の前です。
「ガチャ」
103号の玄関ドアが開きました。
(やっぱり。。。)
驚きはありませんでした。
モヤシ君がけんけんで靴をはきながらドアの向こうから姿を現します。
私は、本当はもう開いている鍵をガチャガチャさせていました。
その手を止めて、
「あー、こんばんはー」
挨拶を投げかけます。
「こ、こんばんは・・・」
微笑みながら、
「今日もコンビニですか?」
会話を切り出しました。
「は、ちょっと、・・・はい」
すかさず続けます。
「今日はけっこう暖かかったですね」
昨日よりはちょっと距離があったせいで、彼も私の顔を見やすいのかもしれ
ません。
ぽーっと(?)、私の顔を見続けることができています。
「は、そうですね、はい」
・・・感じとることができました。
この子は、やっぱり私の外見に魅かれています。
中身はともかく、私の『見た目の外見』に魅力を感じているのは間違いがあ
りませんでした。
とっさに思い出しました。
つい2~3日前、コンビニで買い物したときに、お弁当の割引クーポン
(?)みたいなのをもらったことを・・・
それが、いま手に持っているこの通勤バッグのサイドポケットに突っ込んで
あったことを・・・
「あ、そうだー、コンビニ行くんですよね?」
サイドポケットに手を突っ込みながら、モヤシ君に近づきました。
「これ、よかったらどうぞ」
レシートみたいな感熱紙(?)のクーポン券を差し出します。
もともと捨てるつもりだったので、ちょっとクシャクシャになっています。
「あっ」
腕に挟んでいた新聞をさりげなく落としてみます。
反射的にモヤシ君がしゃがんでいました。
まるで機械じかけのような動きです。
新聞を拾い上げて渡してくれました。
私と彼との距離が一気に縮まります。
「ありがとう」
嬉しそうな笑顔をつくって微笑んであげました。
「はい、これ。」
私があらためてクーポン券を差し出すと、モヤシ君は言われるままに手を出
しました。
その手に載せるように、クーポン券を渡します。
私の指先が、彼の手のひらにちょっと触れました。
「よく見てないから、ちゃんと使えるかわかんないですけど」
彼が恥ずかしがっているのがわかります。
「あ、あの、・・・ど、どうも」
恐縮したように、目を伏せてしまっています。
会話を途切れないように、
「大学生さんなんですか?」
彼の瞳をみつめます。
「あ、・・・はい」
多少おどおどした様子ながらも、私に目を合わせて返事してきました。
「勉強たいへんですねー?」
正面から彼の目をみつめ続けます。
「あ、いえ・・・」
恥ずかしそうに、どもっています。
私の目をみつめ返せないようで、彼の視線は一定しないようです。
「あ、あの・・・」
何か言おうとしています。
「はい?」
「あの、モデルとかしてる人ですか?」
またも唐突すぎて、一瞬あっけにとられそうでした。
もしかすると、あの『ひとりファッションショー』が間違って効いてしまっ
たのかもしれません。
(このスーツ姿を見れば、どうみてもOLでしょう?)
内心では驚きながらも、思いました。
(モデルみたいな顔って、思ってくれてるってこと?)
彼のこのひとことは、私の自尊心をものすごくくすぐってくれました。
「え・・・?あ、ちょっとね」
モヤシ君の目がひとまわり大きくなったような気がします。
「会社が休みの日とかに、バイトでね」
つい、嘘をついていました。
そんなふうに言ってもらえたのは、女として素直に嬉しかったのです。
「雑誌とかで・・・見ました?」
彼は呆然とした表情でした。
私は『ニコッ』と微笑みかけました。
「お勉強、がんばってね。」
「あ・・・、はい・・・」
この子にとって、目の前に立っている私は『かなり美人なOL』です。
そう思われているだけの自負がありました。
立ちつくすモヤシ君を後に残して、自分の部屋に入りました。
ドアスコープに目を寄せます。
間髪をあけずに、モヤシ君が横切っていきました。
10秒前まで自分に微笑みかけていた、その私を覗くチャンスを窺いに行っ
たのです。
嘘をついてしまいましたが、あの子の『私に対する憧れ(?)』は、さらに
増したことでしょう。
会話を交わしたことによって、親近感も持たれたかもしれません。
(ああ。。。)
あの子は、『何とかまた私のことを覗きたい』と衝動にかられていることで
しょう。
『あの美人のお姉さんを覗きたい』と・・・
私のプライドが・・・、プライドが、ますます高ぶります。
(こんな私が覗き見られちゃうだなんて。。。)
靴を脱いだ私は、台所スペースを抜けて部屋に入りました。
いきなり照明をつけます。
通勤バッグから携帯電話を出します。
ガラステーブルの上に置きました。
バルコニー窓の厚いカーテンを閉めました。
そして横窓に歩み寄ります。
厚いカーテンを雑に閉めました。
はしっこまで行きとどかないように・・・
そしてこのとき、レースのカーテンも上手くずらします。
厚いカーテンだけでなく、レースカーテンも1.5cmぐらい隙間を生んで
しまっています。
狙いどおりでした。
彼にとっては、たったこれだけの隙間でもじゅうぶんなのです。
窓ガラスに顔を押しつけるように目を寄せれば、室内を見渡すことができま
す。
そして・・・、きっともう覗いているはずです。
私はコートを脱ぎました。
きちんとハンガーにかけます。
いちど台所スペースに出ました。
「カチ」
浴室の照明をつけます。
「ガチャッ」
浴室の扉を開けます。
中央の部分が折れるようにして開閉する浴室のこの扉は、構造上、けっこう
大きな音をたてます。
浴槽にお湯を出しました。
浴室を出て、部屋に戻ります。
『いつもどおり』を心がけますが、胸のどきどきは、どんどん強くなってき
ています。
スーツを脱ぎます。
1枚1枚ハンガーにかけて片付けていきます。
ブラウスもストッキングも脱ぎ去り、ブラとパンティだけになりました。
(恥ずかしい。。。)
パンティがお尻に食い込んでいます。
ラグマットの上にぺったり座って、床に新聞を広げました。
彼は、私を斜め後ろから見るような角度です。
新聞を読んでいるふりをしながら、床に置かれたバッグを見ます。
このバッグには、ブランド名が刻印された小さなメタルプレートが付いてい
ます。
この銀色のプレートを鏡の代わりにして、カーテンの隙間の様子を見まし
た。
・・・覗いています。
もちろん表情まではわかりませんが、隙間に寄せられている顔の存在が、は
っきりわかります。
このバッグを使う方法を、試しておいてよかったと思います。
『覗かれているに違いない』と思いこんで演技するのと、『確実に覗かれて
いる』その前で演技するのとでは、恥ずかしがる私の意識に大きな差がある
のです。
今、私は確実に下着姿を見られています・・・
ほどよく緊張しながらも、私は冷静でした。
今のところ、予定どおりです。
バッグのメタルプレートを確認しては興奮していました。
彼の顔らしきものが窓の向こうにぴったりくっついているのが、はっきりわ
かるからです。
新聞を読むふりをしながら顔色ひとつ変えない私ですが、心の中では、お尻
に食い込んだパンティに恥じらいを抑えきれません。
モヤシ君には、もう見なれた場面(?)なのかもしれませんが・・・。
そろそろ浴室のお湯を止める頃合いです。
立ちあがった私は、台所に行きます。
もう彼からは死角です。
彼に見えないところで全裸になり、浴室に入りました。
入浴中も、頭の中でこのあとの演技のシミュレーションを繰り返しました。
(きっとできる)
あの子が、私のお風呂上がりを待っているのは100%確実です。
私がお風呂上がりも下着姿で部屋に戻ってくることを知っているからです。
あわよくばと、下着がずれたり乱れたりしたような私の姿を期待して待って
いるはずです。
浴槽のお湯につかりながら、気持ちを落ち着かせていました。
これからの行動に対する、物怖じの気持ちはありませんでした。
『わざと覗かれる』という、非常識な『いけないこと』をしようとする罪の
意識が強くありました。
ひととおり入浴を終えました。
あとはお風呂から上がるだけです。
ここからが本番です。
完璧な『ひとり演技』を貫かなければなりません。
深呼吸しました。
演技の途中で途絶えたりすることのないように、頭に叩き込んだたくさんの
セリフをゆっくりと反芻します。
ひとりでずっとしゃべり続けることになりますが、大丈夫です。
自信はあります。
自然に口から出続けるはずです。
最高のシチュエーションです。
準備も完璧にできています。
あとは、実行するだけです・・・。
最後の最後になって、なかなか勇気がでませんでした。
ものすごく自虐的な気分です。
私は自分でわかっていて、これから覗かれようとしているのですから・・・
ここにきて、モヤシ君に対する恨み(?)のようなものは消えていました。
むしろ、喜ばせてあげたいと思いました。
あの子に、女の子の友達なんかいません。
いるはずがありません。
そんな彼に覗かせて『あげる』のです。
内気なあの子が密かに興奮してくれる姿を想像します。
内向的なあの子が、ひとり感激してくれる姿が目に浮かびます。
つまりそれは、その分だけ私が恥ずかしさを耐え忍ばなければならないとい
うことです。
あの子の憧れのお姉さんでありながら、覗かれてしまう・・・
あの子の覗きたいという欲求の犠牲者になる・・・
この被虐的な気持ちは不快ではありませんでした。
「ガチャ」
浴室の扉を開けて台所スペースに出ました。
この扉の音は、間違いなくモヤシ君の耳にも届いています。
続いて、浴室の照明を消しました。
建物の横のスペースに潜んでいる彼に、浴室の窓が暗くなったのが一目瞭然
です。
すぐにカーテンの隙間に顔を寄せて、覗きのスタンバイに入ったことでしょ
う。
モヤシ君にしてみれば、私の行動パターンはもう把握している気になってい
るはずです。
いつもどおり、あと1~2分もすれば、下着だけを身にまとった私が部屋に
入ってくると、身構えているに違いありません。
大急ぎでバスタオルを手に取り、ざっと全身を拭きました。
濡れている髪や体から、滴が垂れない程度にしか拭きません。
浴室を出てから、まだ30秒ぐらいしか経っていないはずです。
いかにも『髪を拭いている途中』っぽく、バスタオルをすっぽり頭にかぶせ
ました。
あらかじめ洗濯機の上に置いておいた『家電話の子機』に手を伸ばします。
モヤシ君の気持ちを想像します。
ガラスに顔をくっつけて『早く来い、早く来い』・・・
下着しか身につけていない私が現れるのを『今か、今か』と待ち受けている
ことでしょう。
緊張で、指がうまく動きません。
(イヤっ、裸を見られるなんてイヤっ。。。)
プレッシャーで息苦しくなります。
電話をかけました。
部屋で、着信音が鳴り響きました。
私は子機から、自分の携帯に電話にかけたのです。
2回・・・、3回・・・
戸の向こうで、着信音が鳴り続けています。
もちろん、窓ガラス1枚だけしか隔てていないモヤシ君の耳にも届いてない
はずがありません。
ついにこのときが来ました。
私は頭からかぶったバスタオル以外、身につけていません。
(こんな姿を覗かれちゃうなんて。。。)
(そんなの絶対に無理。。。)
4回・・・、5回・・・
(行くよ、モヤシ君、・・・行くよ!)
戸を開けて、部屋に入ります。
慌てる素振りもみせず、歩いていきました。
(あぁ、ああ、イヤっ)
脈拍が急上昇して、顔が『カーッ』と熱くなります。
(イヤっ、イヤっ、見られちゃう。。。)
狭い部屋ですから、歩くと言ってもテーブルの上の携帯電話まで、ほんの7
~8歩です。
(あ、あ、あああ・・・きっと見られてる。。。)
内股気味に近づいて、ガラステーブルの上に手を伸ばしました。
(あぁん、わたし真っ裸だよぅ。。。)
拾い上げるように携帯を手に取った瞬間に、指で通話を切ります。
頭からかぶっているバスタオルの下に差し込むように、耳に当てました。
「はい、もしもし。」
電話に出たふりをしました。
(いやぁん、見てるの?モヤシ君・・・)
横窓のほうに体の正面を向けて、仁王立ち(?)です。
下着すら身につけていません。
本来ならパンティに隠れている部分の肌まで晒され、アンダーヘアまで素の
状態です。
もともとあまり濃くないヘアです。
チラッと見ました。
さっき中途半端に拭いただけだったせいで、そのヘアが『モシャッ』と膨ら
むように立ってしまっています。
(いやぁあ、見ないで、モヤシ君・・・)
「あっ、あー、S美!?」
架空の電話の相手を確認して、ぱっと顔を上げます。
「いやぁだぁ、もうかかってこないと思ったよぅ」
口だけぱくぱく話しているふりをするというわけにはいきませんでした。
ガラス1枚だけしか隔てていないのですから、彼に声が聞こえるぐらいでな
ければ不自然です。
バスタオルの隙間から、さりげなく横窓の様子を窺いました。
目と目が合わないように焦点をぼかすようにしながら、視界の隅にカーテン
の隙間を合わせます。
「うん、うん、・・・元気」
います・・・、確かに窓の外から覗いています。
(イヤぁっ、へんたい・・・)
私は今まさに、モヤシ君の前に素っ裸で立っています。
(あっ、あっ、あああ。。。見られてる)
オールヌードで立っているのです。
「あー、うん、お風呂あがったとこ・・・」
もうカーテンの隙間のほうを見ることはできませんでした。
(見てる?見てるよね?)
お風呂上りのピュアな状態の私が、2本足でまっすぐ立っています。
(モヤシ君、嬉しい?・・・モヤシ君、喜んでる?)
ひざから力が抜けてしまいそうです。
気丈にしていないと、がくがく震えだしそうな感じです。
「やだぁ、そんなことないよ・・・」
その場に立ち続けているのも『間』が持たず、意味なく部屋をぐるぐる歩き
始めます。
(ああん、おっぱい・・・、ああん、おしり・・・)
「うん、行ったけど、あれコショウが効きすぎだったよ・・・」
ここにはあまり書ききれませんが、実際には相手なしで、ずっと会話しっぱ
なしです。
左手に携帯を持ち、左耳に押し当てています。
空いている右手で、頭にかぶせていたバスタオルを取りました。
部屋の照明の明るさが目に染みます。
ざっとしか拭いてありませんでしたから、体はまだ濡れています。
部屋の中央で、ぐるぐる歩きの足を止めました。
左手で持った携帯で会話を続けたまま、右手だけを使って髪を拭きます。
片手ですので、あまり上手に拭けません。
それでもモシャモシャと髪をふく動作にあわせるように、おっぱいが『ぷる
ぷる』震えます。
右腕だけを上にあげるようになりますので、右側のおっぱいのほうが激しく
動きます。
斜め上に引っ張られるように形を変えたままで、そのままぷるぷるするので
す。
恥ずかしさで顔が上気します。
こんなとき男の子は胸のどこを見るのでしょう。
乳首をじっと見つめているのか、それともふるえる乳房全体を眺めるの
か・・・
モヤシ君は興奮してくれているでしょうか・・・
私は、顔が真っ赤になっていないことを祈るばかりです。
(ああ、もうだめ。。。)
本当にもう耐えられないと思いましたが、私は頑張っていました。
(いまどこを見てるの?)
(私もうだめ、もうやめていいでしょ?)
私の欲求は、すでに満たされていました。
自分の部屋で、顔見知りに全裸を覗かれてしまう・・・
このプレッシャーの重さは、私の想像をはるかに超えるものでした。
もう耐えられません。
本当はもっと先までイメージはあったのですが、もう限界でした。
(・・・でも、モヤシ君。。。)
正直な心情として、このときの私は、モヤシ君に『見せてあげる』ために頑
張り続けていました。
(私の裸を覗けて、感激してくれてるよね?)
(幸せを噛みしめてくれてるよね?)
首、胸、おなか・・・
片手だけ使って、不器用に体を拭いていきました。
「えー?・・・J子が?」
途中から、モヤシ君に背を向けました。
タンスの上の卓上鏡に目をやります。
(ああ・・・)
しっかり覗いているのがわかります。
後ろ姿ですから、彼にお尻を向けています。
白くて小さいこのお尻・・・
自分の恥ずかしさよりも、なぜか『あの子のために』という意識が先に立っ
ていました。
右腕を折り曲げるようにして背中を拭きます。
私は、やせていて、お尻の贅肉もあまりありません。
背中を拭きながら、左右の足の間を、交互に重心が移動します。
(やん、見えちゃうよ。。。)
お尻の割れ目が開きそうで興奮します。
これまでは、いつもパンティに包まれていたお尻です。
そのお尻が、今は完全に無防備なのです。
「このまえ会ったけど、そんなこと言ってなかったよー」
私が足の置き位置を変えるたびに、お尻の割れ目が微妙に開きそうになりま
す。
(あん、あぶない。。。)
キュッと締めるように、お尻のお肉に力をこめて、耐えるしかありません。
きっと彼も凝視しているはずです。
私のあそこを目にしようと・・・
「・・・うん、土日は休めてるけどねー」
左右のお尻のお肉が開きそうになるたびに、どきどきしました。
用意しておいたセリフを思い出します。
彼の視線は、私の1点に集中しているはずです。
お尻の割れ目の下から、性器が見えるんじゃないかと興奮しているはずで
す。
「スキー?」
ぱっと顔を輝かせて、壁のカレンダーのほうを向きました。
「まだ1度も行ってないよー・・・」
「行く、行くー」
「えー、どこにする?」
「○○は?・・・じゃあ△△?」
スキー場の名前を出しながら、『ひとり会話』を続けます。
「えー、それ去年も行ったじゃん」
バスタオルを首にかけます。
フリーになった右手で、スキーのストックを持つようなマネをします。
タンスの上の鏡を見ます。
(見てるよぅ。。。)
あるはずもないストックを握った右手のこぶしを握りしめます。
「モーグルとか挑戦しちゃう?」
お尻を振りました。
(きゃあああ・・・)
「こぶ、やってみたいしー」
実際のスキーのようにひざを使うのではなく、腰を左右に振ります。
(見られてるのに、見られてるのに。。。)
小さなお尻をわざとぷりぷり(?)させました。
(ああん、赤っ恥。。。)
恥ずかしさ全開です。
頭の中で何度も繰り返しシミュレーションしたイメージだけは、最後までや
り通さなければいけないような、奇妙な義務感に急きたてられていました。
私の容姿に魅かれてくれたあの子に対する、根拠のない使命感のようなもの
でした。
私のあそこ・・・
それが彼のいちばんの望みであるはずだと、私は理解しています。
モヤシ君に見せてあげなければならないという気持ちになっていました。
「えー、S美はボーゲンでしょ?」
言って、ぴょんと、両脚を『ハ』の字に広げました。
ひざとひざをくっつけるような感じで、大袈裟なほどの内股です。
両方のお尻のお肉が、抵抗するまでもなく左右に広がっています。
(あっ、あ・・・イヤぁ。。。)
「ボーゲンしかできなかったじゃーん・・・」
(いやぁん。。。)
「ボーゲンだってばー」
本当にボーゲンで滑っているみたいに、前傾姿勢になります。
わざとへっぴり腰にお尻を突き出しました。
(はああ、あぁ。。。)
2秒?・・・3秒?
(見た?もう見たよね?)
腰の状態をもとに戻しました。
「うん、J子も行きたがると思うけど・・・」
「ボードやりたいって」
ほんの3~4秒だったとは思いますが、彼は確かに目にしたはずです。
極端な内股状態のまま、突き出されたお尻・・・
その広がったお尻の割れ目の下から繰り出されるように姿を現したはずの、
細い唇のような割れ目を・・・。
これであの子も感激してくれたでしょう。
彼にしてみれば、毎夜の努力が、結果として実を結んだわけですから。
いまごろ興奮しているに違いありません。
『ついにあの美人OLのあそこを見た!』
そんなふうに喜んでくれているはずです・・・
「Y美が連絡しておいてよー」
「いっつも私ばっかりだもーん」
恥ずかしさをこらえて、あの子のために頑張れた気がします。
『やりきっちゃった』という思いに、安堵感さえありました。
もう、終わりでした。
「うん、電話して。」
「待ってる」
文章にすると、とてつもなく長くなってしまいましたが、実際には部屋に入
ったあの瞬間から3分ぐらいなものです。
さすがにそろそろ下着ぐらいは身につけなければならないタイミングです。
電話中だったとはいえ、いつまでも全裸でいるのは不自然になってきます。
演技を終わらせて、カーテンの乱れを直さなければなりません。
「じゃーね・・・はーい」
携帯のボタンを押して、通話を切ったふりをしました。
終わりにしなければなりません。
カーテンの乱れに気づいたふりをしなければなりませんでした。
でも、・・・後ろ髪を引かれるような思いでした。
どうしてもカーテンの乱れに手を伸ばせませんでした。
とっさに、首からぶら下げていたバスタオルを取りました。
脚はまだ拭いていなかったのを思い出したのです。
いつのまにか乾いてしまっていて、もうほとんど拭くまでもありませんでし
たが・・・
バスタオルで、脚を拭いていました。
モヤシ君は、私の性器を見ることができて興奮を得たかもしれません。
私も、そんな彼の期待に応えようとしたことに後悔はありませんでした。
やろうと思っていたことをやれたという気持ちはあったのですが、何と言え
ばいいのか・・・
屈辱感の余韻がまったくありませんでした。
心残りでした。
もちろん部屋に入ってきたときから電話を切るときまで、恥ずかしさでいっ
ぱいでした。
必死になってプレッシャーをこらえたぐらいです。
今だってそうです。
脚を拭きながらも、お尻も、胸も、ヘアだって丸出しの姿です。
そして、一方的に覗かれているのです。
こうやっている間も、私のこの体を観察されているに違いありません。
自室で裸でいるところを、覗き趣味の変質者にこっそり覗かれてしま
う・・・
本来ならば恐怖に身をすくませるほどの最悪の状況です。
相手があんな子だったからこそ、わざと覗かせるなんてことをできたので
す。
私なりに計算して緻密に誘導していったとはいえ、常識的には、こんなシチ
ュエーションはまずありえません。
彼がやっている『覗き行為』は、犯罪そのものです。
ですから、彼は『人知れずこっそりと』覗いている気になっています。
こんなシチュエーションは、おそらく2度とないでしょう。
私にしても『人知れずこっそりと』羞恥心に心を焦がすことができるので
す・・・
覗かれていると気がついていないふりを通すのが絶対条件です。
そのためには、このまま中途半端にだらだら続けるわけにはいきません。
いつまでも全裸でいることに説得力がありません。
バスタオルをハンガーにかけました。
台所には行かず、とりあえずタンスのつまみのところにかけます。
もう作戦など何もなかった私は、思いつきのまま姿見の鏡の前に立っていま
した。
体を拭き終えて、そのままボディラインのチェックのために、・・・という
ことぐらいしか、パンティを履かないでいる理由が思いつかなかったので
す。
鏡を正面にして立っています。
モヤシ君は私の体の右面を横から見ることになります。
鏡の中に、裸の女が立っています。
このあいだと違うのは、パンティをはいていないということです。
股間のヘアが、まる見えです。
半乾きのヘアは全体ごとモシャッと起き上がっていました。
(あっ)
ドキッとしました。
もともと密度の薄いアンダーヘアです。
それがまるで寝ぐせのように逆立っていて、その下に隠れていたはずの
『溝』が、はっきり見えていたのです。
まるっきりノーガードの状態です。
何かで頭を叩かれたぐらいの衝撃を受けました。
自分ではそのつもりではなかったのですが・・・、
もしかしたら普通に正面を向いて立っていただけでも、モヤシ君には私の性
器が見えていたのかもしれません。
鏡に映った顔を見ました。
あの子が、モデルかと見間違ってくれた顔です。
その男の子の前で、私は今、真っ裸でいるのです・・・。
モヤシ君のほうに体の正面を向けました。
首を左にひねって、顔だけ鏡を見ます。
アンダーヘアの下から、『溝』をのぞかせたまま・・・
私からは確認することができません。
でも、彼の視線がそこに集中しているのは間違いありません。
まさに『晒し物』でした。
心の中で、恥ずかしさに火がつきます。
私は、素知らぬ顔でボデイラインのチェックを続けています・・・
180度、体を反転させました。
モヤシ君に背を向けて立ちます。
今度は首を右にひねって鏡を見ます。
彼に、私のお尻を見せます。
ボーゲンのときより、はるかに近い距離です。
恥ずかしさが加速します。
さっきも書きましたが、私のお尻は小さいんです。
左右のお尻のお肉が小さいので、意識的に『きゅっ』としていなければなり
ません。
そうでないと、普通に立っているだけでも、お尻の割れ目が開き加減になり
やすいのです。
読んでくださっている方には理解していただけるかわかりませんが、私はお
尻の穴に強い羞恥を感じます。
性器を見られるよりも、何倍もの恥ずかしさです。
だってここは、私がう●ちを出している場所です。
人に見せられるような場所じゃないんです・・・。
油断してお尻の割れ目が開いたら・・・、その奥に潜んでいる汚い穴が見え
てしまいます。
彼は、きっとそんなお尻の穴なんかより、性器ばかりに注目していることで
しょう。
こうやっている今も、お尻の割れ目の下から『股間の唇』がちらつくことを
期待しているはずです。
私は、顔だけ鏡に向けたまま、そこに映った自分のボディラインを見ていま
す。
鏡への体の角度を微妙に調節するような雰囲気で、脚への重心のかけ方を変
えます。
そして少し足幅を開きました。
きゅっとしていたのを緩めます。
左右のお尻のお肉が、互いにくっついている感覚がなくなりました。
お尻の割れ目に空間ができているのです。
真後ろから見ているモヤシ君は、目にしているはずです。
開きかけたお尻のお肉の下のほうで、隠れるように『奥ぶたえの割れ目』が
縦にのびているさまを・・・。
お尻の割れ目の中心では、そこに奥まってお尻の穴が姿を見せているはずで
す。
私の性器・・・
前からのときよりも、よっぽど見えているはずです。
それこそ唇のような形そのままで・・・。
ボーゲンのときより、はるかに至近距離です。
モヤシ君は、ここぞとばかりに観察しているでしょう。
女の子のあそこの形を・・・
私のあそこの肉感を・・・
でも、でも・・・
そのちょっと上には、見えそうになっているお尻の穴があるのです。
この私の、いちばん恥ずかしい場所です。
心の中で叫びたい気持ちでした。
横向きだった顔を戻して、視線を足元に落とします。
足幅はそのままで、ひざを曲げてすっと腰を落としました。
(お尻の穴を見て!)
両ひざをそろえるようにあわせ、腰を横にひねるみたいにして右手を下に伸
ばします。(ちょうど、落としたものを拾うような感じと言えば、イメージ
してもらえますか?)
その体勢のまま、右足の指の爪を、手の指先でなぞりました。
体を斜めにひねった、かなり強引な姿勢です。
お尻のお肉が左右に分かれ、隠れていた部分がまる見えになっているのが自
分でわかります。
(イヤぁん、見ちゃだめぇ。。。)
足の指には薄い色のペティキュアを塗ってあります。
そのペティキュアについた汚れをこするかのように、親指の腹でなぞりま
す。
けっこうつらい姿勢です。
斜めにひねった体を真っ直ぐに戻し、バランスを取るためにそのぶん後ろに
お尻を突き出します。
ひざと太ももを前でぴったり合わせてあります。
ちょっと苦しいのですが、お尻を上げずに腰を落とした姿勢のまま頑張りま
した。
私は性器よりも、あの子にお尻の穴を見られたかったのです。
角度が悪いながらも、きっと性器も見えてはいるでしょう。
でも、それ以上にお尻の穴は完全にまる見えになっています。
お尻のお肉が左右に割れてしまって、『見てください状態』です。
両手を使って、ほこりでも取るかのように爪のペティキュアをなぞり続けま
した。
突き出したお尻の真ん中で、お尻の穴が無残にも剥き出しになっています。
(見て。。。)
女として、他人に見せるべき場所ではありません。
(ああ、見て。。。)
あの男の子だって、こんな汚い部分、見たくはないかもしれません。
もしも私が彼の立場だったら、憧れのお姉さんの『う●ちの穴』なんか目に
したくないと思います。
きっと幻滅すると思うからです。
それとも・・・
あの子にとっては、私はあくまでも『美人OL』なのです。
そんな女の『お尻の穴』まで覗き見ることができた幸運に、興奮しているで
しょうか。
あの子の認識では、すでに私は『モデルとして雑誌に載るほどの女』なので
す。
そんな女の『う●ちの穴』を凝視しているのでしょうか。
(イヤぁ、見ないで。。。)
最高に興奮しました。
隣の爪に親指を移します。
正面の洋タンスが、はるか遠くにあるように思えます。
その上に乗っている卓上鏡・・・
ここからでは小さすぎて映しているものまで見ることができません。
でも、モヤシ君が見ていないはずがありません。
ただのヌードではありません。
彼のすぐ目の前で、あのお姉さんがとんでもない部分を披露してしまってい
るのですから。
本来なら決して目にすることなどなかったはずの、私の肛門です。
(イヤぁ、やめて。。。)
彼は、偶然通りかかった他人ではありません。
私の顔に魅かれた、私を知っている男の子なのです。
その男の子に、私は肛門を見られています。
実際、しわを数えられるぐらいの距離です。
この広がったしわの1本1本、その中心からう●ちが出てくるのです。
そんな恥ずかしいところがまる見えなのです。
そう思うと急に泣きそうになってきました。
(だめぇ。。。)
彼は・・・、覗き趣味のあの子は、どんな思いで覗いているのでしょう。
私という清楚な外見の女の子を前に、『ケツの穴まで見てやった』と優越感
にひたっているかもしれません。
(いやぁん)
(恥ずかしいよ。。。)
屈辱でした。
(お願い、見ないで。。。)
ますます泣きそうです。
かすかに残っている私のプライドが、この状況を受け入れようとしません。
(いやぁ、ほんとにいやぁ。。。)
無意識に自尊心が働いて、伸びきった肛門のしわをキュッと締めようとしま
す。
お尻の割れ目自体が開いてしまっているのですから、お尻の穴がひくひくす
るだけです。
(はああぁ。。。)
かえって羞恥に苛まされます。
(さっき、にっこり微笑んであげたよ)
(あなたにやさしくしてあげたよ)
(だから、私のそんなとこ見ないで。。。)
(もう許して。。。)
爪を触り始めてから20秒・・・、いえ30秒ぐらいでしょうか。
お尻の穴を晒し続けた私は、姿勢を戻しました。
直立の姿勢に戻ったとき、内ももの奥が濡れました。
性器から溢れたおつゆが、伝ったのです。
慌てま
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