90年代の半ば頃、とある田舎町にアホな中坊男子がおりました。
彼女はおらず、でもスケベ心は旺盛で、夜な夜なエロい妄想で同級生女子をオカズに覚えたてのオナニーに耽っていた。
ネットはまだ広くは普及して無い時代。
田舎の中坊のオナニーのオカズは、妄想が中心。
小学生時代に勇気を出して買った「ちょっとエッチな漫画」(もちろん?少年漫画…「いけないルナ先生」とか)
か、
かなり勇気を振り絞って買ったソフトなエロ本(せいぜいパンチラに毛が生えた程度…「投稿写真」とか)
捨てられてるのを勇気を出して拾ったエロ本やエロ漫画(「劇画エロトピア」とか)
当然、性癖に片寄りは無い時代。女の裸が見られれば十分抜けるという時代。そんなある日の午後のこと。
新しく出来た家電量販店に冷やかしで入ったら、大画面のテレビが並んだ一角に置かれた一台のテレビが目についた。なんとそこには自分が映っているではないか?田舎もんには衝撃的に目新しい光景。だって、テレビに自分が映っているんだもの。
なぜ?と5秒程考えてようやく気づく。
ハンディカメラが接続されてて、そのカメラに捉えられた映像がテレビに映っている。
珍しくて、面白くて、ひとしきり遊んだ(笑)。表情を変えたり、ポーズをとったり。
翌日、友人二人を連れて店へ行き、同じように遊んだ。
その数日後…今度は一人で店へ行った。